【高額賞金大会も!】目指せ、プロゲーマー! はじめての「eスポーツ」おどおど #あつまれ!_おどおど学生。

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「eスポーツ」という言葉を聞いたことがあるでしょう。「コンピューターゲームのことでしょう?」という認識だけでは寂しいです。超絶テクニックを有するプレーヤー同士の駆け引きを味わえる、見ているだけでも楽しいものなのです。今回はeスポーツの魅力についてご紹介します。

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そもそも「eスポーツ」とは?

『一般社団法人 日本eスポーツ連合』によれば、

「『eスポーツ(esports)』とは、『エレクトロニック・スポーツ』の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称」

となっています。

そもそもeスポーツという単語が使われ始めたのは2000年頃とされていますが、その前史として以下のような経緯があります。

まず、1980年代にコンピューターゲームが登場し、一般的になりました。1990年代には、SNK『餓狼伝説』、セガ『バーチャファイター』、カプコン『ストリートファイター』などの格闘ゲームが流行。ゲームセンターでは熱戦が繰り広げられ、雑誌メディアが取り上げることで全国的に名の知れたプレーヤーが登場します。

格闘ゲームのようなストリートでの戦いはeスポーツの下地になりました。

同じ90年代にはインターネットが急速に普及し、1993年には『DOOM』(2,000万本超えの大ヒット)、1996年には『Quake』が登場し、ネット経由の対戦が熱く盛り上がるようになります。アーケードからコンピューターゲームへと対戦のフィールドが拡大。

ゲームセンターに行かなくても自宅のコンピューターがネットに接続されていれば、世界中のプレーヤーと対決できるようになったのです。

ただし、当時のインターネット環境は速度も遅く、『Quake』などスピード感のあるゲームはプレーヤーの操作に描画が追いつかなくなりました。そこで、アメリカでは、自分のバソコンをクルマに積んで友達の家に行き、パソコン同士を直接つないで楽しむ「LANパーティー」が流行しました。

韓国では1997年の大不況と、政府のインターネット強化政策により、オフィスの空室でネットカフェ「PC房」が次々に開業し大流行します。ネットカフェ同士の競争の結果、各地で優秀なeスポーツプレーヤーが誕生し、プロ化していきました。

日本ではゲームセンターの格闘ゲームで有名になる選手が増えました。格闘ゲームはプレイステーションやXboxに移植されてからアメリカでも流行しました。ショッピングモールやバーの片隅で賭け試合が行なわれるなど、まさにストリートファイトが行なわれ、eスポーツ競技大会へ発展していきます。

また、90年代には『PGL』(Professional Gamers Leagueの略)、『CPL』(Cyberathlete Professional Leagueの略)などが設立され、熟練プレーヤーがプロ化するという動きが始まりました。

プロ化が可能だったのは大会の賞金金額が大きく増えたためです。100万円クラスから1,000万円、さらに数億円へと拡大しました。ゲームメーカーやデバイスメーカーから始まって、世界的な自動メーカーや飲料メーカーまでが選手のスポンサードを行うようになり、「それで食べていける」状況を作りだしたからです。

実際、海外では高額な賞金が得られるeスポーツの大会が数多く開催されており、世界的に盛り上がりを見せています。

例えば『Dota 2(ドータ ツー)』(後述)の公式世界大会「The International 2022」の賞金総額はなんと「1,893万775ドル」(約25億円)でした。

⇒参照:『liqipedia Dota 2』「The International 2022」
https://liquipedia.net/dota2/The_International/2022

プロプレーヤーの戦いを見るだけでも十分に楽しいのは、一般的なスポーツと同じです。観戦チケットを販売しているのも一般スポーツと同じで、eスポーツも一つの興行となっているのです。

eスポーツの黎明期から注目し、リポート記事を書いてこられた杉山淳一さんに伺ったところ

「eスポーツの楽しさは『フィジカルスポーツ(身体を使った従来のスポーツ競技)の楽しさ』と同じです。勝負事ですし、観戦すればチームワークとワザが格好いい。サッカーや野球と同じように、誰でも道具をそろえれば始められる、プロを目指せる。でも、今までは「ゲームでしょ」という偏見があって、理解してくれる人が少なかった。それが今、やっと認められてきた、という感じです」

とのことでした。

日本でも高額賞金大会が開催されている!

海外の動きに後れをとっている日本ですが、徐々に賞金の大きな大会が開催されるようになっています。日本の場合には、消費者庁管轄の「景品表示法」によって制限がかけられていました。つまり「ゲームを売るために高額な賞金で釣るのは駄目」という見解です。

ただし、最近では「賞金ではなく仕事の報酬として支払われるのであれば問題ない」という見解となり、また景品表示法による規制は「ゲームの製作者や販売会社が大会を主催した場合」には「ゲームを売るためだな」と見なされ、適用されますが、ゲームの売上に関係しない団体などが開催すれば適用されません。

これを受けて、「プロ選手が出る大会なので高額賞金を出す」という大会が開催されています。例えば、日本のプロリーグ「PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE」2022年シーズンの賞金総額は3億円。さらに優勝すれば、優勝賞金400万ドルの世界大会「PUBG MOBILE GLOBAL CHAMPIONSHIP」への参加資格が与えられました。

⇒参照:『一般社団法人 日本eスポーツ連合』公式サイト
https://jesu.or.jp/

eスポーツの試合を観戦する人も増えている

2022年6月25日と26日にさいたまスーパーアリーナで開催された『2022 VALORANT Champions Tour Challengers Japan Stage2 Playoff』Day4は、有料チケットによる観戦者数が1万3,000人以上となりました。

フィジカルスポーツの室内競技と同じくらいの規模です。日本ではあまりテレビ放送は行なわれませんが、インターネットで観戦する人も多く、2022年11月から12月にかけて開催されたイベント『Riot Games ONE』は、最大同時視聴者数約9.3万人を記録しました。

草野球のようにeスポーツ大会を開催し、テレビ中継のようにオンラインで観戦するという文化も育ちました。国内eスポーツ配信情報サイト「TAIYORO」によると、2022年に配信されたeスポーツ大会は300件以上、年間の累計視聴時間は50億分以上で、最も多く視聴されたゲームは『VALORANT』でした。『VALORANT』チーム戦のバトルロワイヤルゲームです。選手個人の射撃スキルとチームの戦略性、連携が見どころです。

⇒参照:Negitaku.org esports
https://www.negitaku.org/

⇒参照:12月23日-24日に開催されたRiot Games主催の「Riot Games ONE」プロプレイヤー&人気ストリーマーの試合で横浜アリーナが熱狂|RAGEのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000059480.html

「eスポーツ」の種目は?

eスポーツの場合には、競技となる種目がゲームであり、それも「ゲームの種類もいろいろある」というのが面白い点です。

eスポーツで世界的に人気があるのは「RTS」「MOBA」というジャンルのゲームです。

●RTSとは? 代表的なゲームは?
「RTS」は「Real-time Strategy(リアルタイムストラテジー)」の略で、時間進行はリアルタイム。個人プレーヤーが複数のキャラクターを操作して、戦略を立てながら戦うゲームです。

RTSの代表的なゲームは『Warcraft(ウォークラフト)』シリーズ、『Age of Empires(エイジ・オブ・エンパイア)』シリーズ、『StarCraft(スタークラフト)』シリーズ、『ワールド・イン・コンフリクト(World in Conflict)』、『Clash Royale(クラッシュ・ロワイヤル)』などになります。

●MOBAとは? 代表的なゲームは?
「MOBA」は「Multiplayer Online Battle Arena(マルチプレイヤー オンライン バトルアリーナ)」の略で、5人対5人など複数人で構成されるチームに分かれて競い合うゲーム。チームプレーが勝敗を分けます。

MOBAの代表的なゲームとしては『Dota 2(ドータ ツー)』、『Counter-Strike(カウンターストライク)』シリーズ、『Fortnite(フォートナイト)』、『League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)』『Arena of Valor(アリーナ・オブ・ヴァラー)』などがあります。

解決!!「eスポーツ」おどおど

eスポーツはやっと日本でも本格的に盛り上がり始めました。日本の場合には「賞金」の扱いが法的に難しかったのですが、賞金の金額の大きくなって注目されています。プロゲーマーで食べていけるようになるのかは「これから」ですが、見ているだけでもけっこう面白いですので、読者の皆さんもぜひ注目してみてください。


文:高橋モータース@dcp
編集:学生の窓口編集部

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