AIで画像が作れる? 話題のAIイラスト作成を試す方法

学生の窓口編集部

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AI画像生成

AI画像生成は、「欲しい画像をAIが描いてくれる」という革新的な技術です。近年は、優れた画像生成AIが次々と発表され、クリエイターの間で話題沸騰中!

プロのクリエイターでなくとも、SNSなどで気軽に活用できるAI画像生成のサービスやアプリが増えています。無料で試せるものも多くありますので、興味があればぜひ試してみてください。
そこで今回のトピックスはこちら。

・AI画像生成とはどんなもの?
・AI画像生成ができるおすすめサービス・アプリ
・注意したい著作権問題

実際にサービスを使ってみた様子もご紹介していますので、参考にしてみて下さい。

「AI画像生成」とは?欲しい画像が作れる!

「AI画像生成」「画像生成AI」とは?

自分が欲しい写真・イラスト・絵をあらわす言葉を入力するだけで、希望に沿った画像をAI(人工知能)が生成してくれるサービスのことです。

例えば「マフラーを巻いた犬」が欲しい場合、「犬」「マフラー」などのキーワードを入力欄に入れて実行するだけで、AIが画像を生成してくれます。これは便利ですね!

希望通りの画像を入手するコツ

希望するイメージにピッタリの画像を入手するためのコツは次の3点。

●自分に合ったソフトを使うこと。
⇒ソフトによって画像のテイストが異なるため(アート風、アニメ風など)

●キーワードを工夫すること。
⇒「マフラー」「犬」ではなく「マフラーを巻いた犬」に変えてみるなど

●何回か「実行」してみること。
⇒同じキーワードでも何回か実行することで、違う画像を提案してくれます。

「マフラー」「犬」といったキーワードのことを専門用語で「プロンプト」と呼ばれます。プロンプトを適切に入力することが、望み通りの画像を見つけるための重要なカギとなります。また、AI画像生成サービスは英語版もありますので、その場合はプロンプトを英語で入力する必要があります。

AI画像生成ができるおすすめwebサービス・アプリ

「AI画像生成、早速お試ししてみたい!」

そんなあなたのために、おすすめのAI画像生成サービスをご紹介します。日本語で入力できるものや見た目の分かりやすさ、英語版でもよく知られたものなどを中心にピックアップしました。無料で使えるものが多いですが、一部有料サービスもありますのでご注意ください。

とりんさまAI【アニメ風・日本語OK】

X(旧Twitter)アカウントをお持ちのあなたにおすすめなのが「とりんさまAI」。ゲーム開発などを行うBit192がX(旧Twitter)上で稼働させている日本発のサービスです。

●とりんさまAIのポイント
・使い慣れたX(旧Twitter)でやりとりできお手軽
・二次元アニメキャラ風イラストが得意
・日本語入力OK
・無料で使えます

そしてX(旧Twitter)アカウントはこちら。

とりんさまAI/Trin-sama AI
@trinsama

使い方はアカウントTOPに記載されています。

わたしはトリン。お題でお絵かきができる「トーンスフィアの神さま」。
@で「お絵かき (お題)」と投げるとお絵かきができます。
(引用:@trinsama)

つまり、X(旧Twitter)で「@trinsama お絵描き マフラーを巻いた犬」といった具合にリプライすればOKです。とってもお手軽なので早速試してみてはいかがでしょうか。

お絵描きばりぐっどくん【実写風・日本語OK】

X(旧Twitter)よりもLINEの方がいい!というあなたにおすすめなのが「お絵描きばりぐっどくん」。こちらは長崎の西海クリエイティブカンパニーが運用しているLINE上のアプリです。後ほどご紹介する”Stable Diffusion”がベースとなるサービスです。

●お絵描きばりぐっどくんのポイント
・LINEで友だち追加をすると使える
・実写風CG画像が得意
・日本語入力OK
・無料で使えるが、1日の利用回数に上限あり

使い方は簡単。欲しい絵を説明する言葉をトークで送るだけです。

例えば、
“ゴッホが描いた長崎県西海市の港”
“ピカソが描いた福岡県飯塚市の大学のキャンパス”
"馬に乗った宇宙飛行士の写真"
などなど、描きたい絵を説明した言葉を送ってね。
(引用:お絵描きばりぐっどくん公式)

送ってしばらく待つと絵を返信してもらえます!

お絵描きばりぐっどくんはこちら

ちなみに、ばりぐっどくんファミリーにはイラスト専門の「イラストお絵描きばりぐっどくん」も。イラストが欲しい方はこちらもおすすめです。

Canva【日本語または英語で】

次にご紹介するのは、オーストラリア生まれのオンラインデザインツールCanva(キャンバ)です。Canvaは豊富なテンプレートから誰でも簡単に、しかも無料でデザインができると大人気なのですが、実は新たにAI自動生成アプリも登場しています。

アプリの名前は「Text to Image」。Canvaのトップページから「横3本線」のメニュー→「アプリを検索」でアクセスすることができます。

●Canvaのポイント
・AppleやGoogleのIDを使ってログインが必要
・写真・イラスト・3Dなど種類を選べる
・日本語でも入力できるが英語の方が確実
・無料で使えます

基本的な使い方は上記の2つと同様、言葉で指示してあげればOKですが、日本語はまだ少し苦手かもしれません。実際に「マフラーを巻いた犬」で試したところ、「犬」は認識したようですが「マフラー」が認識されない様子でした。そこで、英語で「a dog wearing a scarf」としたところ首に巻いた犬が登場しました!

canva AI画像生成

(引用:Canva)

ちなみに上記の画像は「イラスト」を選択しました。
比較的リアルなデザインの画像となるようですね。

Canvaはこちら

NovelAI【ハイクオリティな二次元キャラ】

NovelAI(ノベルエーアイ)は2022年10月に本格サービスがスタートしたAI画像生成サービスです。正確には、ストーリー生成AI「Novel AI」内のサービスの1つとして提供されています。

このサービスを運営しているのは、アメリカのAnlatan社です。NovelAIは有料となりますが、画像のクオリティの高さで大注目となっています。

●NovelAIのポイント
・二次元美少女キャラが得意
・英語入力が必要&サイトも英文表記
・有料サブスクリプション加入やクレジット購入が必要

英語が得意でない方は、Googleの無料サービスである「Google翻訳」を利用して英語に翻訳したものを入力するのがお手軽です。また、英文サイトはGoogle Chromeのブラウザを使用すればページの翻訳機能が使えて便利です。

Google Chromeのページ翻訳機能を使うには、

1.「Chrome」→「環境設定」

2.「言語」→「Google翻訳を使用する」をONにする
Google翻訳を利用する

これでOKです!英文サイトを閲覧する時にも便利ですよ。

NovelAIはこちら

StableDiffusion【画風バリエーション豊富】

Stable Diffusion(ステーブル・ディフュージョン)は英語版の画像生成AIです。先にご紹介した「お絵描きばりぐっどくん」はこのStable Diffusionを使用しています。

●Stable Diffusionのポイント
・実写風・絵画風・アニメ風などが作れる
・英語入力が必要
・無料で使えます

Stable Diffusionは、サービスではなくAIそのものであるため、本格的に使おうとすると環境を整える必要があり、初心者には少しハードルが高めです。しかし、、初心者でも簡単にお試しができるWebサイトが公開されていましたので、そのお試しの様子をレポートします!

画像生成AI「Stable Diffusion」を使ってみた

今回は、上記のStable Diffusionをお試しできるWebサイトとして、

Stable Diffusion 2 Powered by Baseten

こちらを使って画像生成を実際に試してみます。英語版なので、Google翻訳も合わせて使っていきます。お題は「マフラーを巻いた犬」にしましょう。

1.ブラウザでGoogle翻訳を立ち上げ、日本語のところに「マフラーを巻いた犬」と入力。

Google翻訳

すると自動的に「dog with scarf」と出ましたのでこれをコピー。

2.上記サイトを立ち上げ「Prompt」のところに「dog with scarf」をペーストして「Generate」をクリック。

Stable Diffusion 2 Powered by Baseten

待つこと1分半くらい…出てきました!

Stable Diffusion 2 Powered by Baseten

こんな感じで写真のような仕上がりに。プロンプトの入力次第では絵画のゴッホ風や、アニメのナウシカ風やワンピース風など、さまざまアレンジができるようです。これは楽しいですね!

AI画像生成で注意したい著作権問題

「AIが絵を描く」という今までに無かった新しいサービスが生まれたわけですが、著作権の方はどのような扱いになるのでしょうか。

結論からいうと、現在はAIに作ってもらった画像に著作権は発生せず、自由に使うことができます。ですがAIの使い方によっては著作権が問題になることがあります。

実は、AI画像生成には先ほど解説した「キーワード→画像生成」のほかに「画像→画像生成」というサービスもあります。これは元となる画像を投入してAIに学習させることで、新たな画像を生み出すというもの。

このパターンの画像生成は、オリジナル画像の著作権に注意する必要があります。一例として、mimicという画像生成サービスで考えてみましょう。

mimic(ミミック)

自分で描いたイラストを30枚ほどアップロードすることで、AIがその特徴を学習し、イラストメーカーとなって似たイラストを自動生成するサービスです。

mimicのサービスは本来、イラストレーターなどが自分で描いた絵をアップロードすることを想定しています。つまり、「自分が権利を持つ著作物」を使用して、AIがイラストメーカーのように働いてくれるわけです。

ところが、イラストレーターの絵を無関係の第三者がアップロードしてしまったとしたら…?大好きなイラストレーターとよく似た絵を簡単に入手できてしまうかもしれません。特に元のイラストレーターの絵と明らかに似ている場合、著作権の侵害にあたる可能性が出てくるのです。

現在mimicでは事前審査を強化し、他人のイラストを勝手にアップロードするといった不正利用はできないようですが、新しいサービスが登場するたびに、この問題が再び浮上する可能性があります。どんなサービスを利用する場合でも「他人の写真や絵には著作権がある」ことは忘れないようにしましょう。

まとめ

「絵心がないから…」
「CGソフトを持ってないから…」

今まで諦めていた望みどおりのイラストや CG画像を、AIが生成してくれる時代がやってきたということですね。これは確かに革新的な進化と言うべきでしょう。慣れてくればキーワード次第で表現の幅が広がり、技術も猛スピードで進化していくはずです。また、日本語サービスもありますので、試しに使ってみてはいかがでしょうか。

文:学生の窓口編集部

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