150年前のカレーをSDGsに復刻再現!!『日本人がはじめて出会ったカレー“コルリ”』が、11/7(月)販売開始 #Z世代Pick
こんにちは!リリースピッカーのさーこです。最近はカレーのバラエティーも豊かで迷ってしまいます。150年前のカレー×SDGsとはどのような味わいなのかご紹介します。
“持続可能な食文化“をテーマに復刻再現料理の提供を運営している株式会社食の会は、SDGsな1皿として、環境にも優しく美味しい、約150前に日本人がはじめて食べたカレーライスを当時の料理本から相対的再現し、食の會日本橋にて、数量限定で提供を開始する。
1、商品概要
・営業時間:平日13:00〜 1日3組限定。2日前要予約。
・ご予約方法:HP、お電話でお問い合わせ。03-6665-0192
・料金:3000円(税込)/お一人様
・セット内容:コルリ(カレーおよびライスおかわり自由)、サラダ・スープ・ドリンク付き
・主な原材料:白米、生姜、葱、鶏肉、海老、牡蠣、小麦粉、バター、香辛料
2、提供商品「日本人がはじめてであったカレー“コルリ”」とは
日本の食文化史の中で、最も大きな変化があった江戸時代から明治時代への変換期に、日本でカレーが食べられ始め、”はじめてカレーを食べた”記述を明治人たちがたくさん残している。西洋野菜などがない時代、日本古来の農産物で、葱と生姜などを”ボートル”(江戸時代にはバターのこと)で炒めてメリケン粉(小麦粉)をいれたカレーライスをモチーフだけでなく、当時の西洋料理店向け料理書、家庭向け料理本などから、複合的にあわせ、相対的再現を試み、実現した。
150年前に食べられていたカレーの味わいをお楽しみいただくことはもちろん、サスティナブルな1皿を食べることによって、未来の持続可能な食へも想いを馳せていただけるよう、ご説明資料もご用意。
※赤蛙のみ、鶏肉で代用している。
3、復刻再現レシピについて
日本で初めてカレーの概念が紹介されたのは福沢諭吉が1860年(万延元年)「増訂華英通語」で「Curry」を「コルリ」と翻訳したこととされている。
当時のカレーライスがどのような1皿であったかを検討すると、1774年イギリスで書かれた『明解簡易料理法』で欧風カレーが誕生したものが、日本に伝わり、レシピの記述としては、1873年に出版された「西洋料理通」(仮名垣魯文著)と「西洋料理指南」(敬学堂主人著)を筆頭に、遣米・遣欧使節団員の日記にみられる。
これらの記述から、可能な限り忠実に当時食べられたカレーの相対的再現を行なっている。盛り付けている皿は、当時欧風のカレーの実物と出会った際を検討した際を検討し、初の日本初の洋食器ディナーセットの1皿であるノリタケの八寸皿(24cm)と同じ大きさの食器でご用意。
4、復刻再現料理のコンセプト/提供場所「食の会日本橋」について
未来の豊かな食のためには、人類が選択すべき“食べるべきもの“と”食べたいもの“が共存した、「持続可能な食文化をつくる」必要があるというコンセプトのもと、過去の料理本や古書からレシピを紐解き、持続可能な食へのヒントを得る観点から再現料理を作っている。
“食のストーリーを味わっていただく”ことでさらにより美味しくなる、食文化史の研究に励んでいる。
お客様からのお問い合わせ先
・食の會日本橋(しょくのかい にほんばし)
・営業時間 平日11:30-22:30
・コルリのご提供は、平日13:00-。2日前までのご予約をお願いしている。
編集/武田さくら(学窓ラボメンバー)