【東京都の離島って⁈】「はじめての離島(八丈島編)」おどおどを解決 #あつまれ!_おどおど学生。
日本は「離島」が多い国です。例えば、東京都には「東京都島嶼部(とうきょうととうしょぶ)」と呼ばれるエリアに11の島があり、中には観光地として人気の島もあります。例えば、東京都心から約290キロ南に浮かぶ「八丈島」は、東京都内とは思えない豊かな自然に囲まれた人気リゾート。長期休みの旅行先としてもお勧めのスポットです。今回は、初めて八丈島に行く場合でもおどおどしないよう、八丈島の魅力やお勧めスポットをご紹介します。
八丈島ってどんなところ?
▼おどおど解決ポイント
1.八丈島について知ろう
2.グルメ・観光スポットをチェックしよう
3.レンタカーやレンタサイクルで散策してみよう
八丈島は、東京都島嶼部を構成する伊豆諸島のうちの一島です。東京都の中心部から287キロ南方、御蔵島と青ヶ島の間にあり、穏やかな気候と島全体を覆う雄大な自然が特徴の火山島です。1964年(昭和39年)には「富士箱根伊豆国立公園」に指定され、東京都心から行きやすいリゾートして古くから親しまれています。
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八丈島の魅力は?
八丈島は亜熱帯気候によって育まれた豊かな自然が一番の魅力です。例えば、富士山のように美しい円錐形の「八丈富士」や、島南部に広がる広大な「三原山」で登山、トレッキングに挑戦する。島を囲む美しい海で泳ぐ、マリンスポーツを楽しむといったこともできます。特に、八丈島の海は「八丈ブルー」と呼ばれ、深く澄んだ青色と高い透明度が特徴。日本屈指のダイビングスポットして、毎年多くの人が訪れます。
また、東京都内とは思えない「南国の空気」も八丈島の魅力。夏になると島内にはハイビスカスが咲き、一気に南国の雰囲気が高まります。初めて行った際は「同じ東京都?」と不思議な感覚に陥ること請け合いです。しかも、東京都から1時間もかからずに行ける(アクセスについては後述)距離。「都心からすぐにいけるリゾート」というのも、八丈島の特徴であり、魅力だといえるでしょう。
八丈島にはどうやって行けばいい?
八丈島へは「飛行機」と「船」の2種類のアクセス方法があります。飛行機の場合は、羽田空港から約55分。毎日3便が出ています。船の場合は、竹芝桟橋から大型客船が出ていて、三宅島と御蔵島を経由して八丈島に向かいます。所要時間は約10時間20分。こちらは1日1往復となっています。スピーディーに八丈島へと行きたい人は飛行機。のんびりと船旅を楽しみながら行ってみたい人は船がお勧めです。
八丈島からは、伊豆諸島の有人島で最南端に位置する「青ヶ島」へ行くこともできます。ヘリコプターと船の2種類があり、ヘリなら約20分、船は約2時間半です。島の外周部を山が囲んでいる不思議な形をしています。機会があれば青ヶ島に行ってみるのもいいかもしれません。
八丈島に行ったら堪能したい観光スポットは?
豊かな自然と南国の空気に包まれた八丈島には数多くの見どころがありますが、その中から「お勧めのスポット」を挙げてみましょう。
八丈富士・三原山
八丈富士では、直径400メートルの火山口を一周する「お鉢巡り」が楽しめます。山の頂上からは360度の大迫力のパノラマが満喫できます。また、三原山ではハイキングに挑戦することが可能。常に水が流れている滝としては島内最大の「唐滝」や、水に含まれた硫黄成分によって、日ごとに色を変える硫黄沼に行くことができます。
裏見ヶ滝
島南東部の中之郷エリアにあるスポットで、流れ落ちる滝の裏側を歩くことができます。もともと水資源が豊かなエリアですが、雨が降った後は水量が増し、裏見ヶ滝の迫力がさらに増します。同じ中之郷エリアには、天然記念物のヘゴシダが群生するエリアもあり、まるで『ジュラシック・パーク』のワンシーンのような景色が楽しめます。
八丈植物公園
八丈島の豊かな自然を堪能したい人には、八丈植物公園がお勧め。広大な敷地に8つのエリアを設けた植物公園で、ハイビスカス、ブーゲンビリアといった南国の花と、さまざまな野鳥を見ることができます。また、園内には八丈富士ができる際に噴出した赤い火山砂利が敷かれており、この砂利の赤色も南国気分を盛り上げます。
大坂トンネル
雄大な景色と美しい夕日が楽しみたい人は、大賀郷エリアの大坂トンネルに行ってみましょう。八丈富士や青く広がる南原千畳岩海岸など、八畳島の有名スポットを見渡すことができる島内随一のフォトスポットです。ぜひ夕日が海へと沈む雄大な風景を堪能しましょう。
横間海岸
夕日を見たいなら横間海岸も人気のスポットです。八丈島のすぐそばに浮かぶ八丈小島が見える海岸で、角が削られた玉石が広がっています。波が穏やかなときは磯遊びもできるので、家族やグループで訪れるのにもってこいのスポット。貸し切りのバーベキュー場もあり、磯遊びやバーベキューで盛り上がった後に、ゆっくりと夕日を楽しめます。
大里の玉石垣
他では見られない八丈島の珍しいスポットが「大里の玉石垣」です。「六方積み」という手法で積み上げられた美しい玉石の壁が左右にそびえ立つエリアで、石垣と坂の先にある海を眺めながらゆっくりと散策するのがお勧めです。
登龍峠展望台
島の東側の三根エリアにある展望スポット。下から見るとまるで龍が天に昇っているように見えることから「登龍」と名付けられたそうです。島の西側から美しい円錐状の八丈富士を眺めることができるポイントで、新東京百景にも選出されています。ここも八丈島を代表するスポットなのでぜひ行ってみてください。
みはらしの湯
八丈島は火山島のため、豊かな湯量の温泉も名物。島内には7つの温泉がありますが、中でも露天風呂からの景色が絶景と名高いのが「みはらしの湯」です。美しい海を見渡しながらの入浴は病みつきになるかもしれません。島内には無料で利用できる温泉もあります。八丈島に行ったら湯巡りをするのもいいですね。
「お勧めのスポット」をピックアップしてみましたが、八丈島にはまだまだここでは紹介しきれないほどの観光スポットがあります。八丈島観光協会のホームページでは上記以外にも魅力的な観光スポットを紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
八丈島を思う存分楽しむポイント
島のさまざまなスポットを巡るのなら、レンタカーは必須。島に着いてからの予約だと空きがない可能性もあるので、旅行の前に予約をしておきましょう。また、そこまで広く行動しないのなら、レンタサイクル『島チャリ』(電動アシスト自転車)もお勧めです。のんびりと自転車で散策しながら、気になる観光スポットを巡ることができます。
また、穏やかな気候なので、宿泊施設ではなくテントを張ってキャンプを楽しむのもアリです。島内には「八丈プラザ公園キャンプ場」と「底土野営場」の2カ所、宿泊可能なキャンプ場があります。利用する上でのガイドラインが定められているので、キャンプをする場合は注意事項を確認した上で利用するようにしましょう。
⇒『八丈島観光協会』「底土野営場・プラザ公園キャンプ場 利用条件変更について
魅力あふれる八丈島に行ってみよう!
今回ご協力いただいた八丈島観光協会からは、「離島と聞くと距離の遠さや旅費の高さをイメージして、なかなか旅行先に選ぶことはなかったかもしれません。しかし、八丈島へは飛行機であっという間ですし、宿泊施設もさまざまなタイプがあるなど、希望に合ったプランで来ることができます。ぜひお気軽に八丈島へお越しください!」
とのこと。また、現在八丈島では、新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けて取り組んでいるそうですので、来島前・来島中は感染症対策に協力しつつ、旅を楽しみましょう。
解決!!「離島おどおど」を解決(八丈島編)
東京都内にある近くの南国「八丈島」。「羽田空港から1時間以内で行ける」ので、仲のいい友人グループの旅行や、サークルの合宿などにもお勧めです。もし八丈島を旅する際は、ぜひ本記事を参考にしてみてください!
文:大西トタン@dcp
編集:マイナビ学生の窓口編集部
取材・協力:『一般社団法人 八丈島観光協会』