宇都宮市のローカルSDGs活動を可視化・応援!〜宇都宮大学 UU3S Project の取り組み〜
わたしたちのSDGsに対する考え方
宇都宮大学国際学部高橋研究室では、脱炭素社会・循環型社会形成に向け、いかに持続可能な方法で移行できるかを研究テーマにした活動を行っています。私たちは「経済の発展は、生活や環境などの社会条件によって成り立ち、社会は人々が生活する自然の環境によって支えられている」というSDGsウェディングケーキモデルの考え方に着目しました。
そこで複数の目標を包括的に達成するために宇都宮大学生によるSDGsの達成と環境問題の解決を目指す市民と共同で行うUU3S projectを開始しました。現在は「再生可能エネルギー教育チーム」「取材・実践チーム(里山保全・市民農園)」「オンラインSDGs映画上映会チーム」の3つの活動を行っています。
トピックス(1) 再生可能エネルギー教育活動
再生可能エネルギー教育チームでは、宇都宮市内で環境出前講座を行っている NPO宇都宮環境行動フォーラムの活動に参加し、小中学生に対して気候変動や再生可能エネルギーについて学ぶ機会作りを行っています。
環境問題や再生可能エネルギーについて、子供たちが楽しみながら学べる講座を作るために、クイズや質問などを取り入れる参加型の講座を実施したり、学生が工作のサポートに加わったりしています。
また子供たちの疑問点の解消や講義の活性化という効果も見られました。今後はNPOと共同で宇都宮市の再生可能エネルギー報告書も作成する予定です。
トピックス(2) 取材・実践活動
取材・実践チームでは、里山や市民農園での取材や参与型観察を通して、活動の可能性や意義を学んでいます。具体的には、里山では宇都宮野鳥の会と共同で草刈りや清掃を行い、生物多様性維持や気候変動対策、子供達の学び場としての機能を維持しています。
また市民農園では有機栽培を行い、生物多様性の維持や水質汚染の防止、作業を行う高齢者や女性の活躍の促進に取り組んでいます。市民とパートナーシップを組むことで活動の課題解決や効率化に繋がるなどの変化が生まれました。さらに、地域の中にはSDGs達成に繋がる多くの手がかりがあると再発見できました。
トピックス(3) SDGsオンライン映画上映会
SDGs映画上映会のチームでは、学生や一般の方向けに環境問題に関するテーマを扱ったドキュメンタリー映画を上映しています。上映会では映画を参加者と一緒に鑑賞した後、上映会メンバーが映画の内容に関するプレゼンテーションや、グループと全体でのディスカッションを行います。
持続可能な社会の実現には一人ひとりの小さな努力が必要です。私たちから特定の正解を提示するのではなく、誰かが環境の為に行動を起こすことや、問題について考えるきっかけを作りたいと考えています。また事前・事後アンケートを通じて参加者の意識の変化を確認し、映画会の効果を確かめながら活動しています。現在はオンラインでの開催ですが、今後は道の駅などの公共の場でも映画会を行いたいと考えています。
サークル紹介
UU3S Project(3S: Students, SDGs, Solution)とは、宇都宮大学生によるSDGsの達成と環境問題の解決を目指す市民共同プロジェクトです。私たちはローカルSDGsを軸とした持続可能な社会の形成に向け、地域の方々と協力しながら、身近なところから始める行動選択を実践、推進しています。学部2年生から院生までが参加し、コロナ禍でも積極的に活動しています。
メンバー紹介
宇都宮大学 国際学部 田所莉沙(たどころ りさ)
宇都宮大学 国際学部 高田伊知郎(たかた いちろう)
宇都宮大学 国際学部 廣村美優(ひろむら みゅう)
SNS
告知
1月23日㈰ 「グリーン・ライ エコの嘘」
■SDGsオンライン映画上映会「グリーン・ライ エコの嘘」申込+事前アンケートURL
https://jp.surveymonkey.com/r/CQ2HKWZ
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