「何度だって新しい自分になれる」女優・森川葵と考える一歩進む力とは
具体的な目標は無くとも「今の自分を変えたい」と思ったことのある人は多いはず。そうは思うものの周りの意見や、人の目が気になって身動きが取れずにいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、女優・森川葵さんをインタビュー。森川さんは、「おジャ魔女どれみ」20周年記念作品、映画『魔女見習いをさがして』で長編アニメの声優に挑戦。本作への出演を通して森川さん本人が一歩踏み出したことや、今、悩んでいる大学生に伝えたい「一歩前に進む力」についてお話ししてもらいました。
文:於ありさ
写真:島田香
編集:学生の窓口編集部
「私でいいのか」悩んだ末に出演を決めた本作への想い
――本作への出演が決まった時の気持ちを教えてください。
森川葵さん:SNSでもたびたび発信するくらい、子供の頃から大好きだった「おジャ魔女どれみ」シリーズに出れるなんて、嬉しかったですね!ただ、大好きな作品だからこそ、出演していいものかと悩みました。
――それはどうしてですか?
「おジャ魔女どれみ」シリーズや、アニメが好きだからこそ「声優さんのお芝居の方がいいんじゃないかな。私でいいのかな」って。「踏み込んじゃいけない世界」じゃないですけど、やっぱり思い出は美しいままでいたいタイプなので(笑)。でも、悩んだ末に「もし自分が断って、他の女優さんが演じたとしたら、それはそれで絶対に悔しいし、それなら自分がやりたい」と思って、出演させていただくことにしました。
――かなり葛藤されたんだなというのが伝わります。無事、長瀬ソラを演じ切った今、出演したことについてどう振り返りますか?
やってよかったです。「きっとこんなに時間をたっぷり使って、指導してくれる現場もなかなかないだろうな」と思うくらい、(佐藤順一)監督が細かく指導してくださいました。
――具体的に声の演技をするうえで学んだことがあれば教えてください。
普段の演技では、体や顔で表現してるので、声に感情を乗せることはあまりないんですけど、声だけで相手に感情を伝えていくというのは、今後お芝居をする上で参考にできそうだなと思いました。
「人の目を気にしすぎなくてよい」と気づいた高校時代
――本作で森川さんが声優を務めた「長瀬ソラ」は、周りの意見に流されがちで、自分を表現することが得意ではない性格のキャラクターですが、読者の大学生の中にも共感する人が多そうだなと思いました。ソラのような性格の人が、きちんと自分の意見を持って表現できるようになるためにはどうしたらよいと思いますか?
うーん…難しいですね。あえて言うとすれば、自分をしっかり持ち続けるためには、人の目を気にしすぎない事が一番大切かなと思います。
――どうしてそう思うんですか?
人に気を遣っちゃったり、空気を読んでしまうのって、誰もが自然としていることだとは思うんですけど、しすぎてしまうと「自分が言ったら、どんな反応をされるんだろう」ってどんどん自分を抑えるようになって、言いたいことが言えなくなっちゃうと思うんです。
――なるほど。森川さん自身、「人の目を気にしすぎ」ていた経験はありますか?
中学生の頃は、周りの目ばかり気になっていましたね。でも、高校生になってからは「卒業したら、どうせバラバラになるんだし、ここだけじゃない。嫌になったら場所を変えたらいいんだ」って気づけました。それからは、必要以上に人に気を使いすぎず、自分の好きなように生きられるようになりました。
――なるほど。「人の目を気にしすぎる必要がない」と気づけたきっかけって何だったんですか?
高校に入学するために、地元から離れたときですね。それまでは、なんとなく決まった道があって、同じメンバーがいて「うまくやらなくちゃいけない」という気持ちが強くて、自分の立ち位置を守っていたなと振り返ります。でも、そんな私が高校に入学して、もともとの自分を知っている人が1人もいない環境に行ったときに「こういう風でありたい自分」として振舞うことができたんです。そのときに「自分の生きたいように生きられないなら、環境を変えればいいんだな」って思えました。
――サークルやアルバイトなどで、付き合うメンバーが固定されていると、自分の立ち位置が決まっちゃってる気がするというのは共感する大学生も多い気がします。
そうですよね。そんな人こそ、思い切って環境を変えてみるのもいいと思います。1回の人生の中で、何回でも、どのようにでも新しい自分に生まれ変わることはできますから。
「壁にぶつかった時は足掻こうとしない」
――(森川さんが演じた)ソラは教員志望でありながらも、自信をなくして進路に戸惑ってしまっているのも印象的でした。森川さんは、これまで進路に迷ったとき、どうやって解決してきましたか?
私はダメな時はダメ、よい時はよいと思うタイプなので、壁にぶつかった時はアクションを起こしすぎず、目の前のことをまじめに頑張ることに重点を置くようにします。壁にぶつかって、もがいてた時もあるんですけど、そういう時って全部がマイナスに働いてしまう気がして。なにもうまくいかないんですよ。
――なるほど。時がくるのを待つタイプなんですね。
そうですね。必死に足掻くというよりは、じっと耐えるタイプかもしれません。お祓いをしてもらうとか大きなことはしたことないですけど、神社に行って「神様お願いします!どうにかなりませんか」って神頼みしたことはありますね(笑)。
――最後にこの記事を読んでいる「人生迷い中」の大学生にメッセージをお願いします。
大学生というと就職活動などもありますし、人生に迷う方も多いでしょうね。その上で、今の状況となると、就職活動が思うようにできなかったり、大学の授業を思うように受けられなかったり、いろんなことに悩んでいる人はいると思います。でも、それって自分だけじゃなくて、皆同じところでストップしていて、皆同じことで悩んでいるのでは。だから焦る必要はないと思うんです。実際に、私もこの自粛期間中にお仕事がなくなったりしたんですけど「みんな休んでいるんだから、自分だけ焦る必要はない」って考えるようにしましたもん。
――すごくポジティブ。
「自分だけが」とは思わずに、「皆も同じく悩んでて、止まっているから、これが普通!スタンダード!」って思えば楽になりませんか?未来のことは、どうなるか予想できないのは事実なので「こうしなきゃ」と焦るのではなくて、目の前にある今やるべきことを一つ一つやっていけたら、満点です。一緒に頑張りましょう!
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