「2代目バチェラー」がやってる最近流行りの「オンラインサロン」に潜入してみた!
「2代目バチェラーがやってる“オンラインサロン”の取材いってみないー?」
という上司の言葉から「オンラインサロン」という言葉を初めて知りました。
オンラインサロンとは、月額会費制のWeb上で展開されるコミュニティと言われていて、定期的にイベントを開き、リアルで交流をすることが活動の一つになっていることも多いようです。
「なんか怪しそう……」「意識高い感じがして自分とは別世界そう」と心の壁を作りつつ、
「バチェラーの人1回見てみたいな~」という下心と「オンラインサロン流行ってるけどどんな感じなんだろ~」という興味から、『ハイブリッドサラリーマンズクラブ』のイベントを取材してきました!
INDEX
9.イベント終了
1.【心の壁200%】会場は、代官山のおしゃれなコンクリ打ちっぱなし
(写真はイメージです)
会場は、代官山のおしゃれなコンクリ打ちっぱなしの貸し切りルーム。
個性豊かなおしゃれそうな男女が揃っていて、女性はノースリーブにきれい目のパンツやスカート、男性はTシャツにラフなスキニーや、浴衣を着ている人なんかも。大阪から来た人、京都大学の博士課程の人、茨城で郵便配達をしている人、JRの若手社員など本当に様々な人が揃っていました。
みんな到着すると、名前と「#」を書いて胸に貼っています。個性豊かなおしゃれそうな男女「#(ハッシュタグ)」は何個付けてもよく、自分を表すいわゆる肩書のようなものです。これを通して、ハイブリッドサラリーマンになろうという狙いのようでした。
「あれ、わたしのハッシュタグってなんだろう……????」とまったく浮かばなかったので、とりあえず名前だけ書いてみることに。
「ああ、こんな世界もあるんだな」と思っていたら、「2代目バチェラー」こと“小柳津林太郎さん”も、さらっと会場に現れました。挨拶をするとフランクに話してくださり、テレビで見てた人がすっと近くなった瞬間でした。人間力感じます……!
でも、まだまだ心の壁は200%です。200%の人見知りを発揮しています。
2.【心の壁150%】まるで合コン!? まずは自分に「#」をつけて自己紹介!
とりあえず近くの席の人と話してみましょう~という時間だったので、さりげなく潜り込んで一緒にお話してみました。「どんな#にしました~?」というところから自然と会話が始まり、合コンの自己紹介のようでした。
緊張しながら、わたしも自己紹介してみたら「ん?普通に会話できるし楽しい……! 案外別世界の人でもないのかもしれない」と一気に親近感が湧いてきます。
心の壁が、ほんのちょっと解けて150%になりました。
3.【心の壁110%】参加者の多くは「オンラインサロン初心者」
ちょこちょこ話しをしてわかったのは、参加者の多くが「オンラインサロン初心者」であること。学生時代に怪しいものに参加してしまって以来、オンラインサロンは躊躇していた……という人から、「オンラインサロン」の存在自体知らなかったという人までいました。
そんななか、今回参加した理由は……
●小柳津さんのInstagramのストーリーで「オンラインサロン」の存在を知った
●バチェラーを見ていて小柳津さんのことを信頼していたから、怪しくないと思った
●スタートアップ業界の中で有名な方が中心メンバーにいて興味があった
オンラインサロンを渡り歩いている常連の人が多そう、と勝手に思っていたので「オンラインサロン初体験は自分だけじゃなかった!」と気持ちがなんだかほっとしました。
それでもまだ、心の壁は100%以上をキープする生粋の人見知りです。
次に、中心メンバー9人の自己紹介プレゼンがおこなわれた後、みんなで好きなようにお話していく時間に。そこで話して印象に残った5人の参加者をご紹介します!
4.【心の壁90%】参加者File1 純粋さあふれる唯一の大学生
「ぶっちゃけ、いい就職先を探しに来ました(笑)!」ときらきらした目で元気に答えてくれたのは、参加者唯一の大学3年の就活生。一瞬派手そうな見えますが、話してみると真面目で誠実かつユーモアもある素敵な好青年でした。
今回は、大手企業以外に、どんな働き方があるのかのかを知りたくて来たとのこと。しかも、オンラインサロンは初参加!元々ホリエモンさんのオンラインサロンは聞いたことがあったけれど、「10,000円もするんだ~」と遠いものに感じていたようです。「小柳津さんのは、1,000円で入りやすかったので、ポチっちゃいました(笑)。」と無邪気に語ってくれました。
かわいかったので心の壁が90%に下降。
5.【心の壁70%】参加者File2 大手外資系IT企業の最終面接担当者
見た目からオーラ溢れるこの方は、澤円さん。オンラインサロンのリーダーの1人です。話せばわかる圧倒的な包容力の持ち主で、気づいたら取材というよりも人生相談をしていました。こんなお父さんが欲しかった……。
「自分につける#がなにもないんです、どうしたら……?」と聞いてみると3つポイントがあるとのことでした。
❶「身についてから付けなきゃいけない」「1位の人にしか#を付けちゃいけない」と勝手なルールを作らないこと。
❷「これをやってる自分(あの人)が好き」を思い出すこと。
❸「私が」を主語にすること。 「世の中で流行っているから」とか「これが私にむいてるか」とかではなく、「私がしたい、なりたい」と自分を主役に。
言われてみたら、「もっと気楽に考えていいことなのかもな~!」と心が軽くなりました。
そんな澤さんも、若いときには当時はめったにいなかった「文系からのSE職への就職」をしたそうです。「『007』のジェームズボンドが好きで、そのジェームズボンドが信頼してる天才エンジニアのキューってすごいかっこよくない?
と思ったことがプログラマーになったきっかけだったんだ!」と無邪気に語ってくれました。こんな大人になれたらいいなと思います。
「“自分が好き”を大事にやりたいことを決めてほしいと思うかな!」と最後に一言いただいて、そろそろ私の心の壁も70%にまで下がってきました。
6.【心の壁50%】参加者File3 巻き込まれ上手な元テレビ局社員
浴衣で目を引くこちらの方もリーダーの1人、イセオサムさん。『bokete』のプロデューサーをやりながら、4社で働くハイブリッドな方です。
「オンラインサロンって結局なんなんでしょうね(笑)」とあっけらかんとした第一声が印象的でした。「なんでお金払って行くんだろう?」と疑問に思っていたらしく、いろんなサロンに入っては辞めてを繰り返していたそう。結果、「オンラインサロン=簡単に所属や場所が手に入る手段なんじゃないか」と思ったようです。オフ会などは自分がパフォーマンスを残さないと居場所をなかなか見いだせないこともあるなか、オンラインサロンはお金を払って会員になることで、居場所ができるイメージかも、と。
「けっこう巻き込まれ型なんですよね~~自分が『これやりたい!』と思って始めたことはあんまりないです。」とバッサリ言ってくれたのもおもしろかったです。このサロンの活動も小柳津さんが「やろうかな」と言っていたものに、「やろうぜ」と言ったことから始まったのだとか。フッ軽の鏡のような方です。
しかも、自分から声をかけないのは「断られるのが怖くて」と等身大すぎる答えが返ってきて親近感が湧きました。巻き込まれるポイントは「あいつを入れたら楽しそうだなと思わせること」
らしいので、なんでも楽しもうとする姿勢を大切にしていこうと思いました。
人見知りなわたしにぴったりなお話で、勇気をもらったので心の壁はついに50%です!
7.【心の壁30%】参加者File4 大手企業から転身した紳士なラッパー
今にもダンスを始めそうな見た目のこの方もリーダーの1人、横山昴さんです。会社員からラッパーに転身した異例の経歴を持ちながら、とっても紳士でユーモアのあふれる素敵な方でした。
「俺ラッパーなんっす!それでラップ好きなんですけど、なにも知らないんです。教えてくれませんか?」と、まだ2回しかラップをやったことがないときに話し始めたことからラッパ-人生が始まったそうです。興味があるっていうだけで、みんないろいろと教えてくれたとのこと!「人から教えてもらったことを『知ってました?ラッパーはこうなんですよ』って他の人に話すのを繰り返していくと、たくさん情報が集まって、不思議と自分のものになっていくんですよ(笑)!」とこっそり秘訣も教えていただきました。
そんな横山さんの好きな言葉は、「踏み出すのに理由があるのでなく、踏み出せばそれが理由になる」。なにかを始めたい想いから、「やりだすためのきっかけ」として#をつけて自分をマネージメントするっていうのも一つの手かもしれない!と。#がないと言っているわたしの悩みにも、しっかり答えてくれました。
おもしろい人生を聞いて、心の壁もそろそろ30%にまでなってきました。
8.【心の壁10%】参加者File5 2代目バチェラー・小柳津林太郎
最後を飾るのはこの方!2代目バチェラーとしても広く知られている、クラブリーダーの小柳津林太郎さんです。小柳津さんには「このオンラインサロンって何をする場所なの?」や「イベントをやってみた感想は?」と気になることを聞いてみました!
――このサロンでは具体的に今後どんなことをしていく予定ですか?
リーダー陣が情報を発信していくことはもちろん、交流イベントや、サロン内部活などいろいろ考えてますよ。あとは、メンバー個人が日々自分の情報を発信していってほしいです。
日々の発信と今日みたいな交流から、新しいプロジェクトやビジネスが生まれたらいいよねって思ってます。1人じゃ成し遂げられないことも組織であればできることがあると思ってるんですよね。このオンラインサロンも「ハイブリッドサラリーマン」って考えをみんながそれぞれ発信することで広げていきたいなと考えてます。
このサロンは非営利的なもので、運営費さえまかなえればいいと思ってるんで、収益はイベントやグッズの作成などにまわしていきます!
――それでは最後に今日の感想を教えてください!
どういう人たちがくるのか正直わからなかったんですけど、ふたを開けてみたら、さまざまな業界業種の人が来ていました。いろんな生き方・働き方を求めている人がいるんだなってことが改めてわかったので、「ハイブリッドサラリーマン」の輪が今後もっとでっかくなっていくイメージが湧きましたね。
大学生の参加者もいましたし、大学生が来るきっかけもこれから作っていきたいです。サロン費の1000円って、学生にとってのネットフリックスの1200円とかと一緒だしね。このサロンを学生のメリットになる場として活用していってほしいと思ってます!
――「オンラインサロンとは?」が最後にすっきりわかった気がします!
9.イベント終了
そんなこんなで最後に全員で集合写真を撮って、イベントが終了です。
2次会をしようと盛り上がる人もいれば、LINE交換や「仕事の紹介今度させてください!」という声も聞こえてきました。みなさんいろいろな出会いがあったようです。
最初は別世界と思いながら興味本位で参加した「オンラインサロン」の交流会でしたが、いろんな出会いがあり、人見知りなわたしの心の壁もほぼなくなりました。
参加するか迷っている人、ちょっとでも興味を持った人は、まずは行ってみたらおもしろいことが待っているかもしれません……!