信じられないほどハマっていた「漫画・アニメ」実写化映画のキャスティング

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「漫画・アニメ」を実写映画化する際に難しいのは、原作のテイストをいかに再現するかではないでしょうか?

特に、作中人物の再現は至難の業です。しかし、そのハードルを越え、見事にやってのける作品もあります!

今回は、そんな「キャスティングが信じられないほどハマった実写映画」をご紹介します。

信じられないほどハマっていた「漫画・アニメ」実写化映画のキャスティング

加藤諒がパタリロに激似!?『パタリロ!』(2019年)



1978年に少女漫画雑誌『花とゆめ』で連載を開始し、現在も『マンガPark』で連載中という驚異の長寿ギャグ漫画『パタリロ!』。架空の島国マリネラ王国を舞台に、国王パタリロが巻き起こす騒動を描いた作品です。

天才的頭脳を持ちながら守銭奴でひねくれ者、ずんぐりむっくりの2.5等身だが、身体能力は高く、ゴキブリ並みにしぶといというパタリロですから、どうすれば実写化できるのかとファンならずとも心配になるほど。

しかし、加藤諒さんが、顔だけでなく背格好もそっくりなパタリロを演じていると話題になっています! パタリロを見事に再現したキレキレの動きにも注目してください!

ファンも大満足! 「信」「王騎」が特に絶品!『キングダム』(2019年)



漫画『キングダム』は、中国500年の大戦争時代に、秦の軍団に入り天下に名を成すことを目指す若者の姿を描いています。同作はアニメ化もされましたが、実写版では話のスケール、キャラクターの再現度は大丈夫なのかと、心配なファンも多かったようです。

しかし、ふたを開けてみれば、俳優陣の熱演もあり、各キャラクターのたたずまいはファンを納得させるものでした。

みなさん素晴らしいのですが、特に主人公「信」を演じた山崎賢人さん、「王騎」を演じた大沢たかおさんが絶品です。風格といいと立ち居振る舞いといい、まさに原作漫画そのものといってもいい素晴らしい演技。未見の人は、是非自分の目で確かめてみてください。

外国人のキャラクターも見事に演じきった!『鋼の錬金術師』(2017年)



荒川弘先生による漫画『鋼の錬金術師』は、兄エドワード・エルリックと、錬金術の失敗により身体を失ってしまった弟アルフォンス・エルリック、2人の若者の冒険を描いた作品です。原作漫画は、発行部数7,000万部を超える大ヒット作で、アニメ化もされました。

実写映画化に当たっては、外国人のキャラクターを日本人が演じるのには無理があるのでは……とファンから不安の声も寄せられました。

しかし、グラトニー役の内山信二さん、エンヴィー役の本郷奏多さん、マース・ヒューズ中佐を演じた佐藤隆太さんといった俳優陣のハマり具合には賛辞が送られています。

「猛男」は、鈴木亮平以外あり得ない!『俺物語!!』(2015年)



本作は、河原和音先生の同名漫画を原作としています。主人公「剛田猛男」は、体も大きく腕っぷしも強い高校生。周囲からは、男の中の男と一目置かれていますが、猛男には悩みがありました。猛男が好きになる女の子はみんな親友の砂川誠(イケメンでクールな外見・頭もいい)を好きになってしまうのです。

そんな猛男は、ひょんなことから大和凜子という女子高生を助けます。凜子は猛男に恋心を抱くのですが、猛男はいつものことと、凜子と誠の仲を取り持とうとして……というお話です。

眉毛も太く、いかつい顔、大きな体の猛男を演じたのは鈴木亮平さん。鈴木さんは、作品に合わせて肉体改造を行う、カメレオン役者として知られていますが、本作の猛男はまるで原作漫画から抜け出てきたよう! ファンも納得の姿でした!

大泉洋の再現度がすごい!『アイアムアヒーロー』(2016年)



原作は、花沢健吾先生の同名漫画です。主人公の「鈴木英雄」は将来漫画家として一本立ちする夢を持ちながら、有名漫画家のアシスタントをして暮らしています。

ある日、人が人にかみつくという事件が多発。かみつかれた人は、超人的な身体能力と生命力を得る代わりに知能が失われる「ZQN」という感染者になるのです。英雄は「ZQN」であふれる街から脱出を試みるのですが……というストーリー。

原作漫画の英雄は、もっさりした外見のイケてない35歳の中年男。本作では大泉洋さんが演じましたが、その再現度は百点満点の出来栄えです。漫画そのままといってもいいほどで、原作ファンをうならせました。

ドロンジョさまが本当にいたらこんな感じ!『ヤッターマン』(2009年)

タツノコプロダクション制作のアニメ『ヤッターマン』(1977~1979年フジテレビ系列、リメイク版は2008~2009年日本テレビ系列で放送)は、『タイムボカン』シリーズの人気ギャグアニメです。

同シリーズでは、「ドロンボー一味」として、リーダー兼お色気担当の「ドロンジョ」、作戦担当の「ボヤッキー」、怪力担当の「トンズラー」という3人組が登場します。

実写映画版の本作では、それぞれ深田恭子さん、生瀬勝久さん、ケンドーコバヤシさんが演じていますが、これがもう本当にぴったり!! 子どものころアニメ版を楽しみに見ていた人も納得の出来ですよ!

「立つんだジョー!」 セリフも完璧に再現!『あしたのジョー』(2011年)

ボクシング漫画の金字塔といわれる『あしたのジョー』。かなり古い作品(漫画連載1968~1973年/アニメ版1970~1971年・1980~1981年)なので、大学生の皆さんは読んだことがないかもしれません。

不良少年「矢吹ジョー」が、その才能をトレーナーである丹下段平に見いだされ、ボクサーとして活躍する様子を描いた作品です。

率直にいえば、同作は映画としては評価が分かれる出来ですが、俳優陣の役作りは間違いなく称賛に値するでしょう。実際に減量を行って極限まで体を絞った伊勢谷友介さんの肉体は鬼気迫る迫力を放っていますし、香川照之さん演じる丹下段平も見逃せません。

丹下段平はスキンヘッドに黒の眼帯という、いかにも漫画的なキャラですが、香川さんは原作漫画のまま演じ切っています! 香川さん自身がボクシング・ファンということもあり、その熱演は見事です。

「立つんだジョー!」の言い方が、アニメを踏襲しているのも、原作に対するリスペクトが感じられます。

桐山零の空気感まで再現! 神木隆之介恐るべし
『3月のライオン』前編・後編(2017年)

羽海野チカ先生の漫画『3月のライオン』は、孤独な高校生棋士「桐山零」が温かく接してくれる人たちに触れ、人間的に成長していく姿を描いた作品です。

羽海野先生の作品は、懸命に生きる人への優しい視点を持っているのが特徴。同作でも、主人公の零をはじめ、登場人物はそれぞれに心の傷を抱えていますが、それでも明日を信じて前に進んでいくのです。

この実写映画化作品でも、原作にあるその視点が大事にされていますが、これは間違いなく大友啓史監督の手腕です。演出が行き届いているので、原作のキャラクターを損なうことなく現実の人物へと置き換えることに成功しています。

特に神木隆之介さん演じる主人公「桐山零」の見た目・空気感は、パーフェクトに原作漫画を再現しています。神木さんはもともと非常に演技のうまい人ですが、所在なげな感じや、勝負の際に見せる目力など、出色の演技です。

実際に零がいたらこんな感じだろうと誰もが納得するハマりぶりです。

まとめ

他にも、信じられないぐらいキャスティングがハマった実写映画はあります。浦沢直樹先生の同名漫画を実写映画化した『20世紀少年』なども、その一本として挙げることができるでしょう。

漫画・アニメの実写映画化作品は、とかく原作ファンから厳しい目で見られるもの。製作サイドとしても、いかにファンに納得してもらえるかがキーポイントになります。今後もどんな作品が実写映画化されるのか、楽しみに待ちましょう!

(高橋モータース@dcp)

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