『アリータ:バトルエンジェル』ついに公開! キャメロン監督がほれ込んだ『銃夢』ってどんな漫画?

編集部:いとり

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2月22日、SF大作映画『アリータ:バトル・エンジェル』が日本公開となります。本作は、『ターミネーター』『タイタニック』で知られるジェームズ・キャメロンが25年もの間「撮るぞ」「作るぞ」と言いながらも、全く姿を現さなかった作品です。原作は、木城ゆきと先生が『ビジネスジャンプ』誌で1990年に連載を開始した『銃夢(ガンム)』という漫画です。この『銃夢』がどんな作品なのか、みなさんはご存じですか?

『アリータ:バトルエンジェル』ついに公開! キャメロン監督がほれ込んだ『銃夢』ってどんな漫画?

『アリータ バトル・エンジェル』の原作『銃夢』はどんな話?

『銃夢』はこんなふうに始まります。

はるかな未来、天上につながる空中都市「ザレム」周辺で物語は始まります。最先端技術で維持されるザレムの真下には「クズ鉄町」がありました。クズ鉄町に住む人々は、ザレムから投棄される廃棄物をあさり、再利用することで生計を立てています。上空に浮かぶザレムには行くことができないので、仰ぎ見て暮らす毎日です。

そんなある日、サイバネティクス医師のイドは廃棄物の山の中からサイボーグ少女の残骸を拾います。胸部・頭部のみという無残な状態でしたが、奇跡的に脳はきれいに残っていました。イドはそれを持ち帰り、体のパーツを代用品で補完して修復を試みます。彼女は目は覚ましましたが、自分の過去が思い出せません。

イドと一緒にクズ鉄町で暮らすうちに、サイボーグ少女は自らの類いまれな戦闘能力に気付きます。彼女の過去はその力とつながっていました……。

      

『銃夢』はサイバネティクス技術が極限まで進化した世界の物語

『銃夢』が舞台とするのは、科学技術が極限まで進化した世界。生体は機械に置き換えることが可能で、生体と機械を制御する技術があり、また人工知能は当たり前のように存在して人間と共存しています。

主人公の少女「ガリィ」は全身機械のサイボーグで、ボディパーツは換装可能です。ガリィを拾って修復し、一緒に暮らすようになるイドは、生体・機械両方の制御技術に通じており、サイボーグの治療を生業としています。クズ鉄町には機械パーツを組み込んだヒトが多く暮らしているため、イドのような「サイバネティクス医師」は重宝されているのです。

さらに、この世界にはナノマシンや軌道エレベータといった高度なテクノロジーが存在しますが、それを操作できるのは一握りの者だけ。そのような最先端の技術は、クズ鉄町に住む者たちからすれば魔法のようなもの。『銃夢』ワールドは、明らかな「テクノロジー格差」が存在する世界なのです。

『銃夢』は少女がアイデンティティーを確立する物語

ガリィは、徐々に自分には高い戦闘能力が備わっており、「機甲術(パンツァークンスト)」と呼ばれる格闘技術の使い手であることを思い出していきます。また、彼女が戦いに身を投じることで、なぜ自分はそのような存在なのかを自らに問うことになります。

やがて、空中都市・ザレムや世界の成り立ちが明らかになるのですが、この「真実の世界」が姿を現す過程が『銃夢』の物語の大きな魅力となっています。この物語は、一人のサイボーグ少女が「世界のことわり」を明らかにし、それに挑戦する話なのですが、同時に自分のアイデンティティーを確立しようと苦闘する話でもあります。

「自分は何者なのか?」「何ができるのか?」という問いは、人間誰もが持つ普遍的なものです。ガリィの戦いが読者の胸を打つのは、漫画『銃夢』が普遍的なテーマを扱った物語だからなのです。

『銃夢』はなぜ『アリータ:バトル・エンジェル』になったのか?

『アリータ:バトルエンジェル』場面写真

原作漫画のタイトルは『銃夢』で、主人公の名前は「ガリィ」です。しかし、今回の実写映画のタイトルは『アリータ:バトル・エンジェル』(原題『Alita: Battle Angel』)で、主人公の名前は「アリータ」となっています。

なぜこのような改変が行われているかといいますと、実は原作漫画『銃夢』の英語版が海外で出版される際に、ガリィは「Alita」に、タイトルも『Battle Angel Alita』に変更されたためです。英語圏のファンの間では『銃夢』は『Battle Angel Alita』で通っており、それがオリジナルの表記と認識されています。今回の映画が、『銃夢』「ガリィ」ではなく、『アリータ:バトル・エンジェル』「アリータ」となっているのはそのせいなのです。日本人にとっては少し残念なことですが……。

ただし、本作の製作陣が原作漫画『銃夢』に敬意を払っているのは確かです。例えば、アリータが「大きな目」をしているのは、木城先生の絵を尊重し、できるだけ原作のガリィに近づけようと努力したためですね。

ファンが待ちに待った実写映画版『銃夢』、『アリータ:バトル・エンジェル』がいよいよ2月22日公開となります。もし映画を見て興味が湧いたら原作漫画『銃夢』も読んでみてください。なぜジェームズ・キャメロンがそんなにハマったのかがわかりますよ。

(柏ケミカル@dcp)

アリータポスター

『アリータ:バトル・エンジェル』公開情報
2月22日全国ロードショー
20世紀フォックス映画
(C) 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation


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好きなものはチョコとビールと音楽と映画。ネトフリ廃人。ときどき絵を描きます。
Twitterで人の「いいね!」欄を見て時間をつぶすのが日課。

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