インターンの前日までにしておきたい事前準備まとめ
大学生の多くが就職活動の一環として「インターンシップ(以下「インターン」)に参加しています。初めてインターンに参加するときは緊張するものですが、だからこそ事前の準備はしっかりしておきたいものですね。今回は「インターンの事前準備」についてご紹介します。
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インターンに参加する前に必要な準備は?
インターンは「学生が在学中に将来のための就業体験を行うこと」で、今や7割もの大学生がインターンに参加するともいわれており、多くの企業がインターンを受け入れています。参加するからには就職活動に生かせるようにしたいものですが、事前の準備が不十分だとプログラムの進行に悪影響を及ぼしたり、焦って本来の実力が出せなかったりします。そのようなことがないように、以下に事前に必要な準備についてまとめてみました。
インターンに必要な持ち物
企業からの指示がない限り、手ぶらでインターンに参加することはありません。プログラムを実施する日時、集合場所、必要な持ち物などは事前に連絡がありますが、以下のものはどんな業種のインターンでも準備しておきましょう。
・文房具
ボールペン、メモ帳、ノート等です。初めて聞くことはメモを取り、後で余裕があるときにノートにわかりやすくまとめておくと役に立ちます。色の違うボールペンや蛍光ペンもあると便利です。その他、配布される資料を入れるためのクリアファイルも用意しておくといいでしょう。
・印鑑
インターンの手続き上必要な書類に押印する場合があります。また、交通費の清算時に必要になることも多いので、印鑑を用意しておきましょう。三文判で構いませんが、シャチハタは使えない場合があるので避けます。
・名刺入れ
参加中に社員や他の参加者から名刺をもらうことがあるので、名刺入れを用意しましょう。自分の名刺を作っている人は持参してもいいでしょう(わざわざ新しく作る必要はありません)。
・腕時計
最近はスマートフォンやスマートフォンで時間を確認する人も増えていますが、仕事中に私物のスマートフォンを出すのはマナー違反という会社もあるでしょうし、腕時計のほうが利便性も高いため、時間を確認するための腕時計を用意しておきましょう。
・スマートフォン・携帯電話
許可された休憩時間以外で見ることができない会社であっても、持参するのは問題ありません。ただし、音が鳴らないようにマナーモードにしておきましょう。
・予備のストッキング(女性)
スカート着用の女性の場合、万一の場合に備えて予備のストッキングを持って行きましょう。
・かばん
必要な持ち物を入れるためのかばんです。一般に「ビジネスバッグ」と呼ばれるタイプで黒色か茶色のものを選ぶといいでしょう。服装が私服の場合でもリュックサックは避け、トートバッグやショルダーバッグを使いましょう。資料や書類を持ち運べるよう、容量が大きめのかばんを選ぶのがおすすめです。
・学生証
・健康保険証
その他、持ち物に関する注意点
インターンはあくまでも就業体験の場です。文房具、スマートフォンのケース、腕時計等のデザインはなるべくシンプルなものを選び、カジュアルなものは避けましょう。また、ゲーム機や大きなヘッドフォンなど、業務と関係ないものも持って行くのは控えましょう。
服装
特に指定がない限り、黒や紺のスーツが無難です。就職活動で着るような「リクルートスーツ」と呼ばれるもので問題ありません。汚れやしわなどがないか、タグや値札、シールの取り忘れがないかなどを確認しておきましょう。
また「私服」と指定されている場合もあります。その際は一般に「オフィスカジュアル」と呼ばれるコーディネートが無難です。オフィスカジュアルの服装は以下のように選びます。
男性のオフィスカジュアル
・目立たない暗色系のジャケット
・襟、ボタンの付いたシャツを着用(Tシャツは避ける)
・黒または紺のチノパン(ブラックジーンズも可、ただしダメージ加工のものは避ける)
・黒いシンプルな皮ベルト
・黒または紺の革靴
・黒1色にならないように注意
女性のオフィスカジュアル
女性の場合も男性と同様にパンツ(スカート)にシャツ、ジャケットを合わせるスタイルになります。ただし、男性よりは選択の幅が広くなるため以下のようなNG項目に注意しましょう。
・ミニスカートや短パンなど、過剰に脚が露出するボトムス
・ローライズのパンツ
・デニム生地
・胸元などの露出が多い服
・原色系等、派手な色のもの
・高級ブランドの鞄や時計
・スニーカー、サンダル
・香りの強い香水
その他「スーツでも私服でも可」という指定の場合、初日はスーツに近い服装で様子を見るのがいいでしょう。スーツを着て行って印象が悪くなることはありません。
持ち物・服装以外に必要な準備
事前の準備といっても、必要なのは持ち物や服装だけではありません。以下のような「心の準備」も忘れないようにしましょう。
その業種・企業についての予習をする
インターン先の業種がどのようなビジネスモデルなのか、インターン先の社長の名前、主要なビジネス、商品・サービス等、基本的な情報はしっかり予習していきましょう。
インターン先への質問を考える
業種・企業について予習をすると、よくわからないことが出てくるでしょう。わからないままにしておくのではなく、質問できるようにまとめておきましょう。
プログラムの内容を確認しておく
インターンへの参加が決まると、その企業からプログラムの細かい内容(日時・場所・持ち物・当日のスケジュール等)が伝えられます。細かく暗記する必要はありませんが、目を通して把握しておきましょう。
目的意識をしっかり持つ
インターンの最大の目的は「就業体験」です。そして、就業体験を通じて「業界・企業研究」を行い、採用選考に生かすのが目的です。そのことを強く意識し、しっかり学びましょう。
自己紹介の内容を考える
インターンの初日には自己紹介をするのが普通です。名前、在籍する大学の他、自分が普段取り組んでいる活動やその企業のインターンに参加した理由など、簡潔にまとめておきましょう。
インターンの会場と経路を確認しておく
インターンプログラムが実施される場所(本社とは限りません)と、そこに行くための交通機関、道のりを確認しておきましょう。特にJRと私鉄の駅が離れている、離れた所に似た地名の場所がある等の場合は要注意です。
インターンに参加する際に気を付けたいのは「初日の遅刻」「忘れ物をしないこと」です。初日にこのようなミスがあると慌ててしまい、その後の行動にも悪影響を及ぼしてしまいがちです。落ち着いて実力を発揮できるように、準備を怠らないようにしましょう。
(藤野晶@dcp)