スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで”

学生の窓口編集部TO
2018/04/04
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スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで”

マイナビストア“あなたに届くまで” 第4弾の今回は、今でも品薄状態が続くほどの大ヒット商品として話題の「プリントス」についてご紹介します。

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マイナビストアの“中の人”びやが、タカラトミー本社に訪問! 売り切れ必至、スマホの写真を簡単にプリントできる「プリントス」の開発者に商品の誕生秘話やこだわりポイントを直接教えていただきました。

スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで” マイナビストア学生の窓口
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スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで” “中の人”びやのプロフィール
マイナビストアのバイヤー。日々、学生がどんな商品を求めているのか、学生にはどんな商品が刺さりそうかを考えている。趣味はサッカー観戦。元カメラマンという異色の経歴の持ち主。


タカラトミーには「プリントス」以前もイメージング商品がいろいろ!


スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで”

びや
こんにちは! マイナビストア“中の人”のびやと申します。本日は宜しくお願いします!

土肥さん
こんにちは。私はタカラトミーの新規事業部というところで、おもちゃの企画開発を担当している土肥と申します。宜しくお願いします!

びや
土肥さんはタカラトミーに入社して何年目になりますか?

土肥さん
「タカラトミー」がまだ合併前で、「タカラ」と「トミー」という別会社だったとき、「トミー」に新卒で入社しました。なので、今では約26年目になりますね。

びや
おお! 今までたくさんのおもちゃの開発に携わってこられたんですね。

土肥さん
そうですね。入社してからは、「イメージング商品」と言って、おもちゃのカメラや写真をプリントする商品に携わることが多かったです。イメージング商品は、旧タカラも、旧トミーも、定期的に発売していました。その都度、なぜか「カメラ」に関する商品では、私が企画に携わることが多かったと思います。

びや
では、土肥さんは入社してから、今回お伺いするこの「プリントス」を手がけるまでにすでに何商品かイメージング商品を手がけてきたんですね!

土肥さん
そうですね。デジタルカメラ、アナログカメラ、インスタントカメラ関連の商品もあり……という感じですね。2000年の頃は特にそういう商品が多かったような気がします。

びや
2000年というとそういう時代ですよね。実は、私自身元々カメラマンだったこともあって、写真にはちょっと詳しいので……!

土肥さん
そうなんですね!

びや
思い出してみると、カメラをはじめたきっかけは高校生の頃、ちょうどデジカメが出てきた頃ですね。友達が、当時としてはとてもいいカメラを持っていて、それが羨ましくて。父親にせがんで、誕生日に買ってもらったんですよ。2000年と聞いて、その頃のことが思い起こされました。

土肥さん
そうですよね。デジカメも創世期の中、ポラロイドフィルムや、チェキがちょうど出た頃。インスタントもすごく好調で、デジカメもこれからいくぞ! というところで、イメージング業界がけっこう賑わっていた時代だと思いますね。

びや
もしかしてスーツのピンズもカメラになっているのは、イメージング商品の開発者だからですか(笑)?


スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで”

土肥さん
よくお気づきで! その日の商談や企画のテーマに合わせたピンズを付けるのが、密かなこだわりなんですよ(笑)。今日はプリントスについてのお話ですから、カメラのピンズにしました。

びや
すごいな~! 真似したい!

土肥さん
私も公の場でこのピンズのこだわりを話したのは初めてなので、さりげなくやるのがいいと思いますよ!

びや
たしかに、さっとやるのがかっこいいですね! これからやってみたいと思います(笑)。


大人気となったプリントス開発の裏話とは?


スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで”

びや
商品開発のことについて伺いたいのですが、そもそもおもちゃの商品企画って何から何までを決めているんですか?

土肥さん
いろいろなシチュエーションはありますが、プリントスに関しては先ほどお伝えした通り、定期的に出しているイメージング商品の中で、最初から「スマホの写真を簡単に出力できるような商品あったらいいよね」という案があってスタートしました。

土肥さん
そこからスケッチを書くデザイナーさん、試作品を作るエンジニアさんと一緒に「こういう商品にしようよ」とスクラップ&ビルドを繰り返して、量産まで進めていきました。最近私が携わった商品の中では、最初から最後まで一番開発に深く関わることができたのが、プリントスですね。

びや
では、プリントスを企画したきっかけは何だったのでしょうか?

土肥さん
そうですね……まず今って、多くの人がスマホを持っていて、スマホで写真を撮りますよね。そして、いい写真が撮れたらLINEやSNSに流すという方法で他の人とシェアをすると思います。でも、ちょっと昔を振り返るとそれって違っていましたよね。みなさんカメラで写真を撮って、わざわざ紙焼きをして、友達に渡してたじゃないですか。

びや
写真屋さんに行って、焼き増ししましたね。

土肥さん
そうです。でも、その作業って今はほとんどしなくなってしまいました。焼き増しして渡したときの感動のレベルや受け取ったときのうれしさのレベルと、現代のようにSNSでさっと送って「あーおもしろいね」で終わってしまうのって、同じシェアできる喜びや楽しさでも、全然違うと思うんです。そこで、じゃあ焼き増しの作業、つまりプリントを手軽にできないか、というのがアイディアの原点だったと思います。

びや
なるほど! 感動のレベルが違うというのは、本当にその通りだと思います! 僕自身もカメラマンをやっていたり、学生時代は写真屋でアルバイトしていたこともあって 「写真を渡した瞬間の感動」を実際に経験する瞬間がたくさんあったんですよね。

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びや
それこそ写真屋でバイトしていたときには、出来上がった写真をお客さまに見せると、ぱっとお客さまの顔がほころぶんです。その瞬間がすごい楽しくて! その喜びから、大学3年間ずっとその写真屋さんでバイトしていました。こうした「写真で人を喜ばせる」ことに携わりたいなと思ったのが、僕がカメラマンになりたいと思った原点です。その「感動」というのは、紙焼きした写真を渡したことのある人にしかない経験だと思います。

土肥さん
そうですよね。チェキのフィルムやインスタントフィルムというのは、物として残って、かつ気軽にプリントできますから、そういう意味でプリントスはすごくいい商品だと思っています。本来のチェキの使い方だと、一回写したら終わりになってしまうんですが、プリントスならスマホで撮った写真であれば、何度でも出力できる。

土肥さん
もちろんプリントス以外にもスマホの写真をチェキに出力できる製品はありますが、やっぱりステップ必要な場合も多いですし、家のプリンターならフォトプリントができるといっても、いろいろな作業が必要になりますから。

びや
家のプリンターを使う場合は、まず一回家に帰らないといけないですからね(笑)。プリントスの「写真で感動を伝える」というのは僕の心のドストライクな部分でした。しかも簡単にできるとなれば、プリントスは、ますますいい商品だなぁというのを感じています!

土肥さん
ありがとうございます! 加えて、プリントスを商品化するにあたっては、今チェキがすごく売れているというのも理由としてありました。よく玩具では「掛け合わせ」と言っているのですが、「これとこれを掛け合わせたらいいものできるんじゃないの?」という考え方があるんです。プリントスは、「チェキ×スマホの掛け合わせ」でできた、最たる商品じゃないでしょうか。

びや
たしかにその通りですね! プリントスの商品化が決定したのは、いつごろだったのですか?

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土肥さん
実際に商品化しようと決まったのは、2016年の10月頃です。2017年1月には試作一号機がなんとかできた頃でした。

びや
商品化決定から1年ほどで開発を進めていったんですね! 土肥さんが「こういうのあったらいいよなぁ」と思ったときは、絵に描いたりするのですか?

土肥さん
私は絵を描くのは得意ではないので(笑)。「この市販品のこの部分と、この市販品のこの部分を組み合わせて描いてみてほしい」というのをデザイナーさんにお願いしたりします。また「こういうふうにシンプルな仕組みにしてみよう」などといったところは、エンジニアにお願いしてみたりもします。

びや
その中でヒアリングなどもしていって、具体的に商品にしていくって感じなんですね。発売に至るまでの苦労は何かありますか?

土肥さん
うーん、たぶん書ききれないほどあると思います(笑)。

びや
そんなに苦労されたんですね(笑)。

土肥さん
正直な話、苦労はたくさんしました。というのも、みなさんも一度はチェキを触ったことあると思うのですが、チェキってフィルムが自動で出くるのが特徴的じゃないですか。

土肥さん
でも、今回は自動で繰り出すのではなく、手動でフィルムを出そうと思っていました。「じゃあ、手で回したときに電動と同じようなクオリティで写真が出てくるのか?」というのが問題だったんです。これを探るために、チェキを何個も買っては分解していましたね(笑)。

びや
実際にいろいろ試してみたんですね。手で繰り出すことの大変さというのは、具体的にどういうところですか?

スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで”

土肥さん
一番は、回数と重さの兼ね合いです。最初の段階では、回すときにけっこう重かったんですよね。この回す部分というのは、重いと回数が少なくて済む、軽いと回数が多くなきゃいけないんです。その重さと回数の塩梅がけっこう難しくて。じゃあ、みんなどのくらいの回数なら我慢できるかなぁっていうところで試行錯誤しました。

びや
回数と重さとどっちを取るのか、その中間地点を探るイメージですね。

土肥さん
試作の段階では社内の女性社員にも試してもらいましたが、重すぎると女性や力の弱い方だと回しづらいということがありました。ただ、このツマミのデザインは維持したかったですし、回数が多すぎては面倒に感じてしまいます。そのバランスを保つために、ギアの比率を変えたりして、重さと回数を調節するのが非常に大変でした。

びや
かなりの微調整が必要そうですね……。

土肥さん
そうですね。実際の製品では最終的に、360度8回転させる仕様になっています。これくらいなら、回すのも面倒に感じないだろうと思っています。

びや
かなり計算されつくされているんですね!

土肥さん
この部分は、重さによってフィルムがうまく出なかったりして、発売の直前の直前まで調整していました。フィルムを出すところって、にゅーっと強いローラーで回してあげているんですが、手動だとその均等度がうまく安定しなかったりもしたんです。

びや
手動に変えるだけでもそんなにも大変なのですね……!

土肥さん
そうですね。この塩梅を見つけるために、もうフィルム一生分くらい使ったと思います(笑)。普通に生活していて一生で使うチェキの枚数って、多くても100枚とか200枚だと思うんですが、もう信じられないくらい使っていますね(笑)。

スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで”

びや
一生分って(笑)。

土肥さん
いや、むしろ一生が3回分あるくらいは使いましたよ(笑)!

びや
それだけ研究しつくした部分なんですね! 感動しました!

土肥さん
その他に苦労したこととしては、スマホと組み合わせて映像を映し出すにはどうすればいいのか、というところでしょうか。ここにノウハウが詰まっているのです。

土肥さん
また、うまく映し出すためにはスマホのスペックとの兼ね合いもありました。基本的にはスマホの明るさは最大にして使用していただく必要はあるのですが、機種によって明るいのもあれば暗いものもあり、スマホのスペックはそれぞれ違います。そのため、どこを平均値として設定するのかを決めるために、いろんなシリーズのスマホで接写を試してみました。

びや
なるほど~! 手動を実現するため、そしてスマホからチェキにうまく映し出すため、いろいろと奮闘されたんですね。プリントスはみなさんの苦労が詰まった商品だということがすごく伝わりました!


コスパ最強! プリントスのこだわりポイントとは?


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びや
では、プリントスの一番のこだわりポイントはどこですか?

土肥さん
ギリギリ持ち歩ける大きさですかね。女性用の小さいカバンですと難しいかもしれないですが、通常サイズのカバンなら、閉じた状態で普通に持ち歩くことができます。商品に開いた状態と閉じた状態の2パターンがあって、閉じた状態ではなるべくコンパクトにするという点はこだわりがありますね。

びや
バッグの中に入れて持ち運んだら、振動で壊れてしまう気がするんですが、耐久性は大丈夫なんですか?

土肥さん
弊社が商品を作るときには、玩具基準の耐久性になるので、例えば子どもが机から落としてしまっても大丈夫な設計になっています。

びや
さすがタカラトミーさん!

土肥さん
ありがとうございます! その他のこだわりとしては、やはり電動ではないというところでしょうか。

びや
たしかに! 本当に電池すらいらないんですもんね!

土肥さん
電池も電源も一切いらず、Bluetoothの設定もWiFiの設定もいりません! やっぱり電池って脇役ですし、いつの間にかなくなっていて「なんだよ~、電池ないじゃん!」とイライラしたことがある人は少なくないと思うんです。やっぱり電池や充電に左右されず、本体がいつでも動かせるのは大事だなと思い、こうした仕様になりました。

スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで”

びや
デザインについては、完全に女子をターゲットにしたのですか?

土肥さん
そうですね。やはり写真を撮ってコミュニケーションを取るというのは、女性が圧倒的多数です。我々が出すおもちゃのカメラ「トイカメラ」というのが、ひとつのサブカル的な存在になってきましたが、それを牽引しているのは、やはり20代・30代の女性です。

びや
たしかに「トイカメラ」=おしゃれ女子のイメージがあります。

土肥さん
なので、トイカメラを出すときには女性を意識はしていますね。いわゆる「カメラ女子」と言われている方々にもウケることで、彼女たちが商品を「流行らせてくれる」と考えています。実際プリントスをご購入した方々で「私はこういうふうに使っている」「こんな作品になったけどどう?」とTwitterで拡散していただいているのは、20代・30代の女性のほうが多いので。

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びや
色については、さくら・そら・すみとなっていますが、この3色にした意図はありますか?

土肥さん
「3色出す」というのは、わりと自分の中では商品を出すときの法則になっています。意図しては、女子向けのさくら、中立のそら、男子向けのすみ、という感じですね。

土肥さん
ただ「カメラ女子」のみなさんにはさくらだけでなく、すみやそらもご購入いただいています。さくらは「ピンク系でかわいい!」と目を引くという意味で、宣伝部長的な存在です。

びや
実際にマイナビストアで販売していても、さくら、そら、すみの順で売れていますよ! この3色にも意味があったんですねぇ。


シンプルだからアイディアが広がる! プリントスの新しい使い方!?


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びや
実は先日プリントスのサンプルを実際に使わせていただいたのですが、なかなか使い方がわからなくて……。

スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで”
▲正しい使い方がわからないびや……。

土肥さん
あ、びやさんのやり方は使い方として間違いではないのですが……正しくは、まずこのデバイスフレームをスマホにくっつけて……


スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで”

土肥さん
そして、本体にセットするのが正しいです。そのためこのデバイスフレームは、スマホにくっつきやすい作りになっています。

びや
なるほど! この部品がこんなにスマホにくっつくとは思わなかった! あと、実は僕が持っているのがiPhoneSEでして……。黒い線がやっぱり入ってしまったんですよね。

土肥さん
そうですよね。iPhoneSEは画面のサイズ上、どうしても横に1ミリずつ黒い影が入ってしまうんです。ですが、最近はチェキのフィルムで黒フチのものがあるので、それを使っていただければiPhoneSEの方もきれいに写すことができますよ!

びや
なるほど、今度からはそれを使ってみます! おお~めちゃかわいい写真がいっぱいある!


スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで”

土肥さん
プリントスの仕上がりの特徴としては、スマホで撮ったものもチェキを通すことで、アンニュイな風合いが再現されるということです。スマホで撮った画像の仕上がりを、そのまま100%の形で移すのではなく、こういったほわんとした仕上がりになるから、みなさんにご好評いただいているのではないかなと思います。

びや
そうですね。あと、プリントスって見たところアナログな部分が大きいので、間にフィルター入れたり、わざと感光させてみたり……使い方にもいろんな可能性が見出だせそうですよね! これってもしかして、多重露光(※)もできたりしますか?

※多重露光:一枚の写真に複数の画像を重ねること。プリントスの場合、一回シャッターを押して、そのままフィルムを繰り出さず、別の画にしてシャッターを押す。その後フィルムを繰り出すと、複数の画像が重なったチェキが出てくることになる。

土肥さん
できますね! 例えば、自分の顔を撮った後、他の友達5人とかの顔を多重露光で、そのままシャッター押していく。そしてフィルムを取り出すと、6人分の顔が重なって6人の「平均顔」が! なんて使い方もできます。

びや
誰が平均顔から飛び出してる? なんて、遊んでみるのもおもしろいですね(笑)。

土肥さん
一口に多重露光と言っても、どんな塩梅でやればいいのかというところまで、自分で創意工夫しながらできるのですごくおもしろいと思います。

土肥さん
構造もシンプルなので、おっしゃる通りいろいろ自分で試してみて「こんなんできる!」とか発見できることもあると思いますよ。カメラの構造を知るという意味では、実験したい男子心をくすぐられる商品とも言えるかもしれません(笑)。

びや
そうですね! すごいきれいな写真にもできるし、逆におもしろさを追求することもできる。ただチェキにするという以上に、もっとのめり込める可能性があると思います。新しい使い方を発見してみたいですね!


次回作も気になるタカラトミーさんのイメージング商品!


スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで”

びや
実際に学生の声を聞いてみると、インスタにアップした加工済みの写真でも、そのままプリントできる、シェアできる、っていうのがいいとのことでした。あと、プリントスを使ってチェキにしたものをお守り代わりにしているっていう声もあって、おもしろいと思いましたね。

土肥さん
学生さんはそんな使い方もされているのですね!

びや
昔、僕の友達でお守り代わりに写真を切って持っているという人がいたんですが、なんか時代を越えて、そういうのってまだあるんだなぁって。自分が形にしたものを「そばに置いておきたい」という気持ちが、いつの時代でもあるのかなと思いましたね。それだけ多くの人にとって写真は身近にあるものなんでしょうね。

土肥さん
本当にそうですね。

びや
実際開発に携わった土肥さんとしては、大学生のみなさんにはどんなシーンでプリントスを使ってほしいですか?

土肥さん
そうですね……おそらく今の大学生はデジタルネイティブで、スマホが当たり前にある方々ですよね。携帯電話やスマホで写真を撮るというのは、もう普通のことになっていると思うんです。そして、それをメールやSNSで送るというのも当然のこと。

土肥さん
でも、一番のお気に入りの写真だったり、どうしてもこれは取っておきたいという写真はプリントスで出力して、それこそお守りじゃないですけど、肌身離さず持つとか、勉強机に貼っておいてもいいのではないでしょうか。

びや
そのように「形にする」よさは、LINEやメールにはないですもんね。

土肥さん
あとは、友達に「あのときの写真だよ」って渡してあげて、びやさんのように「もらった人の顔がほころぶ瞬間」という体験をしてほしいです。それがプリントスの醍醐味ですし、新しいコミュニケーションの手段として活用していただければいいなと思いますね。

びや
僕が写真屋で体験したことが、まさにプリントスで実現できますね!

土肥さん
そうですね。紙焼きやプリントをするって最近あんまりしないので、多くの人が「珍しい!」「やってみたい!」となると思うんです。弊社としては、その体験をお安く提供できればと思っています。

びや
正直今でも大人気すぎて生産が追いついていない状況ですか?

土肥さん
おかげさまで……。Twitterなどデジタルな場でも拡散していただいているというのがすごくイマドキで、その反響からもみなさんに気に入っていただいているというのは感じています。もう、非常にありがたいなと思いますね。


スマホ時代に「写真を手渡す感動」を。あえてデジタル化に逆らった「プリントス」開発の裏側|マイナビストア“あなたに届くまで”
▲実際にプリントスを使用して撮ったびやと土肥さんの写真!

びや
では、土肥さんが次にこれを作りたい! というアイディアは何かありますか?

土肥さん
やっぱり「イメージングでみなさんをハッピーにできる商品」を作ることができればいいなと思っています。プリントスは、今その最たる商品だと思いますね。みなさんに継続して気に入っていただけることが大切だと思うので、それが次の「商品」になるのか、次の「現象」になるのか、まだ具体的にはわからないですが、乞うご期待です!

びや
これからもタカラトミーさんの商品を楽しみにしています! 本日はありがとうございました!


「プリントス」の大ヒットの裏側には、土肥さんを含め、開発者さんやデザイナーさん、エンジニアさんなど、たくさんの社員の方々の努力が隠されていました。未だに品薄の状態が続いているとのことですが、手に入れた際にはぜひみなさんも、プリントスで「写真を渡す感動」を味わってみてはいかがでしょうか。

文:学生の窓口編集部
写真:ブリッジ

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