医学部の面接でよく聞かれる質問と対策
大学進学時に医学部を目指す場合、避けては通れないのが「面接」です。面接は二次試験で行われるものですが、まだ高校生の身で面接を受けるのは非常に緊張することでしょう。そこで今回は、医学部の面接でよく聞かれる質問と、その対策をまとめてみました。
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■面接で医師になりたいという熱意を測る
医学部の二次試験では、個人面接、またはグループ面接が行われます。時間は個人面接、グループ面接共に一人当たり10~15分程度。学力や医学の知識に関しては筆記試験で判定し、受験生がどんな人間なのか、またコミュニケーション能力などを面接で見ます。
医学部試験の面接でよく出される質問としては、以下のようなものが挙げられます。
●医学部の面接で頻出の質問1 なぜ医師になりたいのか
定番の質問の一つですが、どれだけ医師になりたいかの熱意を伝えるものですので、説得力のある回答でないといけません。「家族に医療関係者がいるから」「いい医師に治療してもらったから」など、医師を目指したきっかけはさまざまでしょう。しかしきっかけだけでなく、医療に携わっている家族や、治療してくれた医師のどういったところに憧れたのかという具体的な理由が必要です。熱意だけでなく、はっきりと動機が裏付けされている内容にしないといけません。
●医学部の面接で頻出の質問2 どんな医師を目指すか
将来のビジョンを相手に伝えるものですから、「自分がどんな医者になりたいのか」をはっきりと答えられるようにしましょう。その上で、語った将来像について「なぜそのようなビジョンを抱いているのかの理由」も、答える必要があります。例えば、「患者さんに寄り添った治療が行える医師になりたい」と答えた場合は、なぜ寄り添った治療が行える医師を目指すかの理由が必要です。そのために、医療現場とはどんなものなのかを事前に学び、イメージしておくことが大切です。
●医学部の面接で頻出の質問3 この大学を希望した理由
この質問は、端的に言えば「受験生がちゃんと大学のことを理解しているのか」を見極める質問でもあります。ですので、「数多くある医学部の中で、なぜその大学の医学部に入りたいのか」の理由を明確に語ることが重要。例えば、医師になりたい理由や目指している将来像と、その大学の特徴をひも付けると説得力も増します。
上記の中では、最初の「医師になりたい理由」が最も重要です。その部分があやふやだと、将来像もその大学を希望した理由もぶれてしまいます。全ての根幹ですから、面接に臨む前に自己分析をしっかりとしておくようにしましょう。
面接では、医療とは関係のない一般的な質問も出されます。「自分がどういった人間なのか」を相手にわかってもらうために重要ですので、これらに対する回答もおろそかにはできません。例えば以下のような質問が多く出されます。