クロアチアのおすすめ観光スポット20選! ジブリ作品の舞台をはじめ、絶景すぎる町並みが魅力 5ページ目
海沿いにクラブが多数あり、近年パーティーアイランドとしても世界的に有名な場所となったパグ島。数多くのイベントも開かれ、さながら野外フェスのようです。島では昼夜問わず音楽が流れているので、太陽の下で踊り、疲れたらビーチで休む、夜は星空の下で踊り続けることもできます。ビーチから市街地への深夜バスも出ているので、アクセスは良好です。また、パグ島のパシュキシールという羊乳のチーズは絶品! お土産にも喜ばれる一品です。他の都市と同様、古い建築物も残る街並みで、遺跡で開かれる音楽イベントもあるほど。自然と歴史と音楽を一度に楽しめる観光地がパグ島です。
クロアチアのおすすめ観光地17.プーラのコロッセウム
イストリア半島の南にある都市プーラ。ここには世界で6番目に大きなコロッセウムがあります。イストリア半島で採れた石灰岩で造られた円形の壁が、1900年以上経った今も、当時のままの形を留めていて、現在は野外劇場として1年を通して様々なイベントに利用されています。その中でも、夏の映画祭は有名です。コロッセウムの壁を通した向こう側は、アドリア海を広く望むことができる眺めのいい場所で、朝や夕方の涼しい時間に他の観光客を避けて散策をするのもいいでしょう。その他にもセルギウスの凱旋門やアウグストゥス神殿など歴史的な建物が多くあります。
クロアチアのおすすめ観光地18.ストンの城壁
クロアチアの南端近くにある都市・ストン。人口2500人程度の小さな町で、クロアチアでも観光地化されていない地域ですが、歴史的な建造物が多く、ヨーロッパでも5本指に入るほどの長さの城壁が残っています。城壁は山に向かってのび、山の向こうにある、マリ・ストンの町まで続いています。なんとその全長は5キロ! 城壁に沿って歩道が整備されているので、自分の足で歩くことも可能です。また、ストンは牡蠣の養殖と塩田による製塩でも有名。塩田に映る青い空・夕焼け空はとても美しい風景です。ドヴロニクからストンまでは、バスで約1時間15分程度ですが、往路復路ともにバスの便が数本しか便がありませんので注意が必要です。訪れる際は、交通手段の時間をしっかりと確認しておくのが吉です。
クロアチアのおすすめ観光地19.聖エウフェミア聖堂
ノヴィグラードよりさらに南には、小さな港町・ロヴィニがあります。この港町の小高い丘に建っているのが聖エウフェミア聖堂です。ロヴィニ中どこからでも見える場所にあり、街のシンボル的存在です。聖女エウフェミアの収められた棺が収められていることからこの名前がつきました。旧市街地では一番大きな教会で、鐘楼の頂点には、聖女エウフェミアの風見鶏が飾られています。この鐘楼は高さはなんと60m。ロヴィニは海に突き出た地形で、さらに聖堂が丘の上に高い場所にありますので、鐘楼からの眺めは絶景! 入館は有料ですが、海も市街地も一望できる風景を見るために、登る価値は十分にあります。
クロアチアのおすすめ観光地20.スターリ・グラード平原
スプリットから1時間程度で行けるフヴァル島には、2008年にクロアチアで7箇所目の世界遺産として登録されたスターリ・グラード平原があります。紀元前4世紀に作られた街は、2400年経った今もそのままの形で人々が暮らしています。古代ギリシャ時代の農法を引き継いだ農地区画は、石の壁できれいに区切られています。ぶどうやオリーブの産地でもあり、季節によってはラベンダーの咲き誇るフォトジェニックな場所にも。街には石づくりの貯蔵庫や教会、ローマ時代の居住跡も残る、歴史が大切に保持されている都市です。フヴァル島からは、青の洞窟への日帰りツアーも出ていますので、そちらへ行く予定のある方はぜひ、スターリ・グラード平原へも立ち寄って、2400年前の風景にも触れてみてください。
いかがでしたか? ちょっと変わったヨーロッパ旅をしたいという人にはおすすめのクロアチア。ジブリ好きの人にとってはまさに映画の世界に入ったような気持ちになれること間違いなし。ぜひ友達や恋人と訪れてみてはいかがでしょうか?
執筆者:つかさあおい(ナレッジ・リンクス)
学生の頃から趣味だった旅行は、いつしか仕事になりツアーコンダクター歴は15年。日本国内(47都道府県制覇)と海外(12カ国40都市)を旅するように。現在は旅行ライターとしてまだまだ日本人が知らない現地ネタを情報発信中。ディープでおもしろい国内旅行、その土地ならではの海外の歩き方をご紹介します。