【アダストリアの先輩社員】人事部 アシスタントマネジャー:切替徹さん 2ページ目
切替さんの「ガクチカ(学生時代一番力を入れたこと)」は?
サークル活動ですね。もちろん勉学にも励んでいましたが、やっぱり学生生活=サークル活動というイメージが強く、入学早々硬式テニスサークルに入部しました。わたしが所属していたサークルが120人ほどいる規模の大きいサークルだったので、毎日テニスやイベントを通して、世代を超えていろんな人とコミュニケーションをとっていましたね。
サークルはテニス未経験者の入部者も多かったため、そんな新入生の指導を行うマネージャーとキャンパス内の同サークルのメンバーをまとめるサークル長を兼任していました。いかに新入生歓迎会で多くの方に入部してもらえるか、みんなで協力して看板の製作やイベントを企画して、魅力あるサークルの雰囲気を演出するかなど、知らず知らずに人事の仕事に似たものを学生時代に経験していたように思います。
仕事で役立っている大学時代の経験は?
サークル活動で自分とは違った感性を持った人たちと多く出会えたことが今につながっていると思います。120人もメンバーがいるとやっぱり、性格が合わない人が出てきてしまったり、サークルに対して不満を持つ人も出てきてしまうんです。そんな人を見て見ぬふりをせず、不安や不満材料を消してあげるためにコミュニケーションを取る場を設けて、腹を割って話してくれるような環境作りを意識していました。「相手と同じ立場で物事を考える」ことが、今の人事としての仕事に生かされているのかもしれません。
就活前にやっておいたほうがいいことは?
ただお金を稼ぐためにアルバイトをするのではなく、老若男女さまざまな世代の方と交流できる環境に自分から飛び込んでいくことはやっておいたほうがいいと思います。社会人になってからは、大抵の人が自分より年上で、その業界を理解している先輩。そこに身を置いたときに"人慣れ"をしていないと、自分が思っていることを発言できなかったりしてしまうため、時間がある学生時代のうちに多くの人と交流を持つことをおすすめします。
また雑誌や新聞、テレビ、ネットニュースなどから得られる情報に多く触れることも大切だと思います。ファッションビジネスに特化した「繊研新聞」を面接対策で購読していましたが、就活生になると時間が足りなくて深掘りをする時間が作れなかったため、もっと早いうちから読んでおけばよかったと後悔しました。そんな風にまったく馴染みのない業界の時事問題も面接のときには必要になる場合があります。また入社後に職場での食事会で話題に上がることもよくあるので、日頃からの情報収集と何事もインプットを忘れないように心がけるのがいいでしょう。
「誰かのためになれるなら、それ以上はない」と語るさわやかな笑顔から人のよさが伝わる切替さん。採用のリーダーとして、また人事を担当する者として、労務などの新しい知識も広めて採用のプロフェッショナルを目指したいと話す彼の挑戦はまだ始まったばかりです。
趣味:食べ歩き
特技:思いやり・気遣い
就活で受けた企業数:10社
志望していた業界:アパレル
今の会社の魅力:熱い! 人がいい!
文:富岡涼平(M-3)
写真:宇田川大輔(M-3)
取材協力:株式会社アダストリア