【バンダイの先輩社員】ボーイズトイ事業部ウルトラマンチーム:關俊太朗さん
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プロフィール:關俊太朗(せき しゅんたろう)
農学部卒業。2016年に株式会社バンダイに入社。
ボーイズトイ事業部ウルトラマンチームでウルトラソフビシリーズの企画・開発に携わる。
日本を代表する玩具メーカーの『株式会社バンダイ』。「夢・クリエイション」のコーポレート・メッセージは、誰もが聞いたことがあるものでしょう。さまざまなキャラクラー商品を手掛けているため、読者のみなさんの中には、「幼少期に身の周りにあったおもちゃはバンダイのものばかりだった」という人もいるかもしれませんね。今回は、このバンダイで働く先輩社員・關(せき)俊太朗さんに、仕事の内容や、学生時代の経験について聞いてみました。
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今のお仕事はどんな内容?
2016年に入社し、1年間はトイ戦略室という部署に所属し、各販売店を回って販売応援や売場作りをする「営業」に近い仕事を担当、今期からはボーイズトイ事業部ウルトラマンチームに所属となりました。ボーイズトイ事業部は、男の子向けの玩具を担当している部署で、ウルトラマンチームというのはその名前のとおり、ウルトラマンに関する製品を担当しているチームです。その中で私は「ソフビ」と呼ばれる、ウルトラマンや怪獣の人形の企画・開発を主な仕事としています。
ソフビの開発では、例えば作品に登場するキャラクターを人形にする際に、どのような造形にするか、またどこを可動域にするかを考えたり、どのような配色にすれば劇中の印象により近いもの見えるかなどを考えたりしています。おもちゃとして見栄えがよくなるようにしないといけないので、特に配色については頭を悩ませることが多いです。
ウルトラマンチームでは、私が担当しているソフビの企画・開発だけでなく、テレビ番組と連動した玩具の企画・開発を担当する人もいて、番組制作をしている人達と打ち合わせを行い、変身アイテムの演出を一緒に決めてくなど、ウルトラマンに関わるさまざまな仕事ができます。これはキャラクターマーチャンダイジングを得意としているバンダイの魅力の一つです。また、何よりも「自分が考えた商品が店頭に並び、それが何万何千の子供たちの手に渡る」と考えると、大きな仕事をしていると実感します。
一方で、大きな仕事であることがプレッシャーでもあります。自分が指示して作ったものが全国に展開されるので、自分の考えだけで進めないように、いろんな人に相談し、より慎重になって仕事をすることを意識していますね。あとは、やっぱり「かっこいいものを作ること」は常に心掛けています。
一番楽しかった&つらかった仕事は?
現在の部署に移ってすぐのころ、チームが手掛けた『ウルトラマンジード』の商品立ち上げ時に販売応援として売場に入らせてもらいました。そのときに、多くの子ども達が商品を買ってくれた瞬間を見たときは、「こうして自分たちが手掛けた商品が売れていくんだな……」と大きな達成感を感じました。当時は自分の担当した商品はまだなかったのですが「自分が作った商品もこうして売れるといいな」と思いましたね。
つらかったことは、現在の部署ではないですね。毎日楽しくて苦労と思うことはないです。ただ、トイ戦略室時代は「お客さまが買いたくなる売り場を作るにはどうすればいいんだろう」と、かなり悩みました。売場作りは、時に演出が逆効果となることもあるので、そこも考えて取り組みましたが、かなり大変でしたね。
今の会社を選んだ理由は?
就活時は、「人を楽しませることができる仕事がしたい」「影響力が大きな仕事をしたい」と思い、テレビ局や芸能プロダクションなど、エンタメ系の業界を考えていました。バンダイもその中の候補の一つではあったのですが、当時は「玩具メーカー」としか思っていませんでした。
しかし、企業研究をしているうちに、バンダイはただ玩具を作っているのではなく、他の企業と一緒になって一つの作品を作り上げている、ということを知ったんです。幼いころにウルトラマンやスーパー戦隊といったヒーローが好きだったこともあり、「自分もそうした仕事に携わりたい」と考え、志望しました。