【博報堂の先輩社員】ストラテジックプラナー:鷹野翔平さん

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博報堂の鷹野さん

プロフィール:鷹野翔平
2011年博報堂入社。第二プラニング局、株式会社NESPA JAPAN社への出向を経てブランド・イノベーションデザイン局ストラテジックプラナー。

『博報堂』はテレビCM、雑誌、新聞といった媒体の広告業務を主に手掛ける広告会社。大学生向けの人気企業アンケートでも、上位にランクインする「学生が憧れる企業」でもあります。読者の中には、将来博報堂に入りたいと思っている人もいるでしょう。そこで今回は、博報堂で働く先輩社員・鷹野翔平さんに、博報堂に入った経緯や、現在の仕事内容、また学生時代の経験について伺いました。

社会人編「未来を想像すること」に関われる仕事

今のお仕事はどんな内容?


インタビューを受ける鷹野さん1

私はブランド・イノベーションデザイン局HAKUHODO UX & Service Design(HUX)部に所属しています。ブランド・イノベーションデザイン局は、ブランディングの仕事や新規事業・新規商品の開発といった、イノベーション領域での仕事を担当している組織です。広告会社というと、テレビCMや広告コミュニケーションの仕事をイメージされると思いますが、事業としては経営領域や研究開発領域といった、一つ上のレイヤーにあたり、ターゲットは企業の事業部であったり 研究開発のシンクタンクであったりします。

その中でHUX部は、ユーザー体験という視点で、事業開発やサービス開発のサポートをする部署。私はこのHUX部でストラテジックプラナーの仕事をしています。あまり聞き慣れない職種だと思いますが、いわゆるマーケッターの仕事で、データや数字を用いながら戦略を立てることが私の仕事です。具体的には、各種調査を実施しながらユーザーインサイトを出し、サービスや事業の戦略仮説を構築。さらに、プロトタイピングや実証実験を行いながら、仮説の確かさを検証し開発をリードします。ワークショップなどを開催し、共創型アプローチで進めていくことも多い仕事です。

※UX(ユーザーエクスペリエンス)……ユーザーがサービスや商品を使う、また通じて得られる体験

ユーザー体験という視点で、事業開発やサービス開発のサポートをする部署であるため、アプリ、web、AI、またはIoT(Internet of Things)を利用してどんなことができるかを常に考える必要があり、その足がかりとして、それらの情報に対して敏感である必要もあります。

また、今はどの業界も変化が激しく、例えば自動車業界でいえば、配車サービスやシェアライドといった新しいサービスが出現したり、技術面でいえば自動運転や「空飛ぶクルマ」といったことも現実味を帯びるなどしています。そのような日々の進化の中で、私たちはお得意先をリードできるような道しるべを考えないといけません。それは難しいことでもあり、反対にお得意先の「未来を想像する」ことに関わることもできる、非常に可能性に満ちた仕事といえます。

一番楽しかった&つらかった仕事は?


入社後は、自動車や教育サービスの分野で、戦略立案をするストラテジックプラニング職に就き業務を行っていましたが、入社3年目の2013年に博報堂DYグループの社内公募型のビジネスコンペ『AD+VENTURE』で、「ネットスーパー各社の買い物カゴの合計金額を送料含め自動で比較するwebサービス」を提案したところ選出されました。AD+VENTUREで選出されると、実際にそのサービスを運営するための子会社を作り、提案したグループを経営陣に就任させるシステムになっています。私もその『NESPA JAPAN』という会社の副社長に就任しました。

入社3年目ながら新規事業開発に関わり、また経営者としてマーケティングのみならず、経理・財務・法務など多様な領域に関われたことは、非常にいい経験でした。この「0から1を作る」という経験は、新しい目線で商品開発を行う今の仕事にも大いに生きています。また、経験の浅い社員でも、いいアイデアであったり、いい考えであれば、このような大きなチャレンジをさせてもらえることは、博報堂の特徴であり魅力だと思います。

同時に、経験も乏しく、何もノウハウのない状態で会社経営を任されたことは、困難の連続でした。webサービスと言いつつも、当時の私にはwebページの制作に関する知識がなく、周りからも無謀だといわれました。そんな厳しい状況でも、「恥を掻き捨てていろんな人に話を聞く」ことで、多くの人に助けてもらいながら成長できました。何もアクションを起こさずに失敗したら、後悔していたと思います。


今の会社を選んだ理由は?


インタビューを受ける鷹野さん2

就活中、学生向けのビジネスコンテストに参加しました。そのイベントで講師として同席したのが、博報堂のストラテジックプラナーでした。その人のファシリテーションが、私たちの考えを聞いてよりよいアイデアに「昇華」してくれるもので、そのときに「こんな人と一緒に仕事がしたい」と思ったのが、博報堂を選んだ理由ですね。

また、就活時も、ファシリテーションを担当した人が相談に乗ってくれました。その相談の中で、博報堂は広告ビジネス以外の新しい軸を考えようとしていることを知ったことも、「この会社は自分に合うんじゃないか」と思った要因です。


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