【おもしろ授業体験談】予備知識ゼロでもOK!? アラビア語の授業【学生記者】 2ページ目
授業一回目、明らかにアラブ系と思われる学生もいる中で授業が始まりました。アラビア語は右から書き始めるということも知らないほど知識ゼロだった僕は、なんとかついていくため必死にノートを取ろうと心に決め、授業を受けることに。しかし、そのとき! 教科書を開いた先生が一言「教科書32ページから続きをやっていきましょう」と言い出しました。実はこの授業、春学期から続いているものだったのです! そんなの知らないよ……と半ば諦め、理解できない「宇宙語」をよそに一回目の授業は終わりを迎えました。
「もう無理だ……この授業は切ろう……」そう思った矢先、なんと高校のときの同級生が前の席に座っているのを発見! 前期の授業を取っていなかったことを伝え、助けてもらえないかと懇願しました。すると、友達は快諾。以来、参考書を貸してくれるなどいろいろと手を貸してくれました……。
持つべきものは友! というのを痛感した経験です。友達の助けのおかげで、このアラビア語の授業はなんとか無事単位をゲットすることができました。
■試験・レポートについて
試験は実施されませんでした。使用した教科書のうち、練習問題のページ2、3枚分がレポートになっており、その出来によって評価されるというものでした。
■まとめ
アラビア語は動詞から派生して名詞を作るため、かなり似た形になることが多い言語です。例えば「書く」を意味するアラビア語(基本形)の発音は「カタバ」になります。一方「作家」を意味するアラビア語の発音は「カーティブ」。どうでしょう、子音の部分「k、t、b」が似ている気がしませんか?
ではここでもう一例、「学生」を意味する「ターリブ」という単語は、どの動詞から派生したでしょうか? 答えは "求める"という意味の「タラバ」です。学生は"求める"姿勢を大切にするべきである、というアラビア人からのメッセージのような気がしてきますよね! 明日からのみなさんの生活のヒントになれば幸いです。
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