ミラノの素敵なガレッリア「ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレッリア」はドゥオーモ駅を背にスカラ広場まで続くアーケードです。天井はアーチ型のガラスのため、光が差し込み、天井付近の絵画や歩道のモザイクを、キラキラ輝かせます。

アーケードにはカフェやバル、高級ブランドショップが入っているため市民のショッピングの場として普段から混雑しています。ガレッリアのオス牛のモザイクは、おまじないがあり反時計回りに3回まわると子宝に恵まれると言われているようです。このアーケードのほか、ミラノの有名な広場メルカンティ広場ではファッショナブルだけではない昔ながらのミラノを感じることができます。

イタリアのおすすめ観光地12.アマルフィ

イタリア南部、ナポリからさらに南に40km南下し、サレルノ湾に面する海岸線から見えてくるのがアマルフィ海岸です。南国特有のかんきつ類の香りとオリーブの緑の木々がそよぎ、暖色系のカラフルな街はまさにリゾート地。列車はサレルノ駅まで利用し、そこから車で1時間ほど走ると到着できます。

アマルフィの自然の美しさは、碧い海と白い壁面の家並みは太陽の光で反射し、まぶしさを放っています。また季節になるとブーゲンビリアや夾竹桃が咲き誇り、風景に色合いを加えます。この絵画の様な美しい海岸線は1997年に世界文化遺産に登録されました。

日本でアマルフィといえば、映画「アマルフィ 女神の報酬」（2009）、ドラマ「外交官 黒田康作」（2011）が印象的ですが、現地では全編イタリアロケだった映画のロケ地巡りなどがオプショナルツアーで催行されているようです。特産品のオレンジやレモンのリキュールは街の中心地ドゥオーモ周辺の市場で販売されていますので、散策しながらの食べ歩きもおすすめです。

イタリアのおすすめ観光地13.アルベロベッロのトゥルッリ

白いとんがり帽子に円錐形屋根のトゥルッリ（＝住居の意味）があるアルベロベッロは、イタリアの長靴の様な形のかかと部分、アドリア海の海岸線からバーリの南東55kmの場所にあります。

とんがり屋根に白い漆喰の壁面のトゥルッリは、このあたり一帯でしか見られない建物でアルベロベッロの旧市街地にはかわいらしい家が連なっています。トゥルッリはインスタグラムでハッシュタグ検索すると15万件以上の画像が投稿されている世界的にも人気の撮影スポットでもあります。

イタリアのおすすめ観光地14.ピサの斜塔

フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅からピサ中央駅まで1時間位の場所にある町、ピサは「ピサの斜塔」が有名な街です。

見所はピサのシンボル「斜塔（鐘楼）」で、白大理石の柱列が美しい建築はピサ生まれの職人ボナンノ・ピサーノにより着工されました。ドゥオーモ広場から見える斜塔は、右側に傾いているように見え、傾いたままでの高さは北55.22ｍ、南54.52mと70cm差があります。

観光に訪れた人は、遠近法を利用して遠くから撮影し、斜塔を押し倒しているポーズや手や足で傾きをとめ支えようとするポーズ、斜塔を手で握るポーズなど、各々に写真撮影を楽しんでいるようです。

イタリアのおすすめ観光地15.ポンペイ

イタリアの古代遺跡ポンペイは、古代ギリシアの植民都市として繁栄していましたが、紀元1世紀にヴェスビオ火山の爆発が起こったため死の灰に覆われて一瞬にして街が消えてしまいました。

現在見学できるポンペイの遺跡は、入口のアポロ神殿や古代社会の中心地フォロ、ジュピター神殿、スタビアーネ浴場などで、切符売り場で配布している案内図を見ながら巡ると古代の街並みが想像できます。

遺跡は、道が昔のままでぼこぼこしているため、歩きやすい靴で散策しましょう。また、日差しを遮る木陰などはないため、帽子や飲料水を多めに持つなど暑さ対策をしっかりしていきましょう。トイレはフォロ付近のレストランにて無料で利用できるようです。