アルノ川にかかる古い橋「ヴェッキオ橋」はウッフィツィ宮とピッティ宮を結ぶ通路として建設されました。橋の上には宝石店やお土産屋が両側に並びます。橋の中間地点には金細工師の父、ベンヴェヌート・チェッリーニの銅像があります。ここは撮影スポットでアルノ川の左右に広がる街並みを写真に収めることも眺め見ることもでき、特に夕方の日暮れから夜にかけての風景はとても印象に残ります。

ヴェッキオ橋の両岸のたもとには、おいしいレストランやテイクアウトのピザ屋、バルなどがたくさん並んでいるため、街の中心部にあるホテルに滞在するのがおすすめです。世界遺産に登録されているだけあって、朝早く散策していると石畳をきれいにする清掃車が走ります。毎日きれいな街の景観を維持する方たちにも敬意を払いたいものです。

イタリアのおすすめ観光地8.シエナ

フィレンツェに次いで美しい街「シエナ」は、フィレンツェから北に車で１時間20分位の場所にあります。シエナという色（褐色）が街の名前になっているのか、と想像してしまうくらい、街の建造物の色は褐色色に染められています。

街の中心カンポ広場は1年に2回開催される、パリオという中世から続く競馬競技が有名で、シエナの17地区の代表者がこの広場を馬とともに駆け抜け、1位を競う競技が行われます。800年以上も続くパリオの日には自分が所属する地区ごとに用意されている旗やスカーフを身にまとった人々で埋め尽くされます。

また、シエナの代表的な観光名所は高さ102mのマンジャの塔があるプッブリコ市庁舎で、階段で最上階まで登り、シエナの街とカンポ広場を高い場所から一望できます。

イタリアのおすすめ観光地9.ドゥオーモ （シエナ）

シエナのドゥオーモは、ファサード上部の円花窓を飾る40人の聖人像が立派なイタリアンゴシックの建築物です。竣工から完成まで2世紀という長い年月が費やされ外観以外にも内部のディテールの細かさに驚かされます。その他八角形の説教壇、ピッコローミニ家の図書室、地下にある洗礼堂なども素晴らしい装飾が見所です。関連してドゥッチョの大作「マエスタ」がドゥオーモの付属美術館に展示されているので要チェックです。

シエナ歴史地区は、中世の姿が今も尚残る旧市街一帯が1995年に世界遺産登録されました。

イタリアのおすすめ観光地10.サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は、ノルド駅前の通りを少し歩くと見える、大きなクーポラが目印の教会です。この教会には、レオナルド・ダ・ヴィンチの壁画「最後の晩餐」をみることが出来ます。教会と修道院、「最後の晩餐」が一体となって1980年に世界文化遺産に登録されました。

このサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会への入場は、インターネットでの事前予約がおすすめです。予約番号を控えて予約日に持参しましょう。日本語オーディオガイドのレンタルもあります。