【ANAの先輩社員】グローバルスタッフ職(事務):前川貴史さん

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ANAのグローバルスタッフ職(事務):前川貴史さん

プロフィール:前川貴史(まえかわ たかし)
2013年入社。フライトオペレーションセンターB787部業務推進課に所属。

「ANA」の略称でもおなじみの『全日本空輸株式会社』。航空会社の格付けでも世界最高評価を獲得するなど、国内はもちろん、海外からも高い評価を受けている企業です。航空会社というと、CAやパイロットといった職種をイメージする方も多いかもしれませんが、その裏には、毎日のフライトを支える人がいます。そこで今回は、ANAで運航乗務員のスケジュール管理を行っている前川貴史さんに、仕事に取り組む姿勢や学生時代の「ガクチカ」は何だったのかを伺いました。

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社会人編乗務員のスケジュール作成は難しいけれど達成感も格別

今のお仕事はどんな内容?

私はフライトオペレーションセンターB787部に所属しており、主に「運航乗務員のスケジュールを作る」という仕事を行っています。弊社では大きく分けて5つの種類の飛行機を所有しており、小型機から順にエアバス社A320と、ボーイング社の737、767、777、787があります。私が所属しているB787部は、弊社の運航乗務員約2,000人のうち、約650人が所属しており、そのうち約200人いる副操縦士のスケジュール作りを私含め4人で担当しています。

スケジュール作成は航空機の運航計画に運航乗務員の勤務をあてはめていく形で行いますが、B787は今後さらに導入が見込まれる花形と言える飛行機のため、B787の運航乗務員の養成スケジュールを念頭に置きながら乗務便のアサインを行う必要があります。ですので、まるでパズルを組むように、細かく調整しながら進める必要があり、それがこの仕事の難しいところですね。また、運航乗務員だからといってどこの空港にも行けるわけではなく、資格を持っていないとフライトできない運航経路もあります。そのために運航乗務員の資格取得といった面での計画を立てるのも、私たちの仕事の一つです。

非常に緻密なスケジュールを組むため、一部の変更が他のスケジュールに影響を及ぼすこともあります。時には、スケジュール全体の再調整を余儀なくされることもあります。大幅にスケジュールが変更になる運航乗務員に対しては、調整に至った経緯をしっかりと説明します。もちろんお客さまの安全を第一に考えたスケジュールでないといけませんから、頭を悩ますことは非常に多いですね。

難しいこともありますが、私のスケジュール作成がスムーズな運航につながっていると思うとうれしいですし、やりがいでもあります。乗務員から直接「ありがとう」という気持ちを伝えられることもあり、そのときはやっていてよかったなと思います。また、うまくスケジュールが組めたときの「達成感」も格別です。

一番楽しかった&つらかった仕事は?

前川さんインタビュー中風景

現職の前に、運航乗務員の訓練を管理するシステムの導入に携わってたときのことです。当時、開発を担当した海外の会社が「初めて航空会社にシステムを導入する」ということもあり、非常に問題が多く起こりました。

あまりに問題が多かったので、「これは顔を合わせて話さないとどうにもならない」と個人的に思い、現地に行って先方と話す計画を立てたんです。そして上司から許可をもらい、システム関係を担当しているグループ会社の担当者と現地に行きました。そこで、不具合が起こった場合にどうするか、また情報の共有の話など、4日くらいかけて会議をしましたね。そこでできることは全てやったと思います。その結果なのか、私の手から離れた今もシステムは安定して動いています。一から自分で計画を立てて実行し、結果を残せた経験だったので印象深いです。

一方で一番つらかったのは、入社一年目の終わりにドイツのフランクフルト空港所に海外実習研修生として配属となり行かせてもらっていた時のことです。そこでは現地スタッフのトレーニングも担当したのですが、赴任当初は英語もほとんどできず、また新入社員で経験も浅かったですから、「わからない仕事をわからない言葉で説明する」という状況が半年ほど続きました。現地スタッフも日本から来た経験の浅い人間に指示されても、納得して動いてくれず、かなりつらい経験でしたね。

その一方で、「これは何とかしないと」と必死に英語を勉強し、またスタッフとも粘り強くコミュニケーションを図ることで、少しずつ受け入れられました。日本に帰国する際にもかなり残念がってくれて、つらいことも多かったですが、いい思い出になりました。

今の会社を選んだ理由は?

業界は特に絞っていなかったのですが、「どんなことにも真っ先に挑戦する」というパイオニア的な企業に入りたいと思っていて、幅広い企業を調べていました。そんな中で、たまたまANAに知り合いの方がいたので、会って話を聞いたりしているうちに、その人自身に「憧れ」を抱くようになったのがANAに入ろうと思ったきっかけですね。

就活の面接でもANAは非常に雰囲気がよく、「よりよい形で面接に臨んでほしい」という姿勢で学生に接してくれたんです。そのときに「いい人ばかりだな」と思ったのも後押しになりました。

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