ベネチアのおすすめ観光地20選! 旅行前に知っておきたい最新情報もチェック 2ページ目
ベネチアのおすすめ観光地2.ドゥカーレ宮殿
サン・ガッカリア駅から徒歩2分、金の階段や外観の細やかなイスラム建築の装飾が見事なドゥカーレ宮殿は、ベネチアの歴史的な美術館のひとつです。この建物は8世紀に建設され、15世紀に現在のような姿に改築されたといわれています。かつては総督の官邸及び職場、裁判所として使用されていました。宮殿内部に展示されている絵画はベネチア共和国時代に飾られていた品物で、当時の共和国の威容が伺えます。
豪華な外観に劣らず、室内規模もとてもすばらしいものです。中でも「元老院の間」共和国時代約1,000年の富と権力、そして受け継がれてきた歴史が感じられる空間となっています。
ベネチアのおすすめ観光地3.サン・ザッカリア教会
ドゥカーレ宮殿の前からスキアヴォーニ河岸をしばらく行くと小さな広場に出ます。その広場に面した教会がサン・ザッカリア教会です。教会の起源は9世紀にまでさかのぼり、その後何度も改修されましたが15世紀末のマウロ・コドゥッシの改修によって、ヴェネツィアン・ルネッサンス様式の現在の姿になりました。頂には聖人ザッカリアの像が飾られています。
教会内部はベネチア派の絵画で埋め尽くされ、聖書のエピソードをモチーフとしたものやベネチア共和国の歴史を題材としたものが多いです。薄暗くひっそりとした空間のなかには当時のベネチア共和国の隆盛や経済的・文化的な裕福さを彷彿とさせるものがあります。近隣にはベネチアの名産品であるレース製品を売るお店もあります。
ベネチアのおすすめ観光地4.サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂
小さな運河を渡ったところにある、琥珀色のゴシック様式の建物がサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂です。祭壇の後部に飾られたティツィアーノの代表作「聖母被昇天」やドナテッロの木彫り彩色像「バッティスタ」他、祭壇画や彫刻などの素晴らしい芸術作品が置かれています。堂々たる教会内部は12本の円柱に支えられた十字型となっています。側廊には7つの礼拝堂があり、見学も可能です。
教会内部にはたくさんの美術作品やモニュメントがあふれていますが、それぞれをゆっくりと鑑賞する前に、まずは身廊の中央部よりも手前側に立って主祭壇の方向を見ることをおすすめします。そうすると、聖歌隊席のアーチに完璧に縁取られる形で、主祭壇にあるティッツィアーノ作の「聖母被昇天」の絵を目にすることができるからです。
中央身廊にある聖歌隊席も大変見事で、運がよければここでミサに参加することもできます。教会の荘厳で統一感がありバラ窓やステンドグラスから差し込む光はとても美しいです。
ベネチアのおすすめ観光地5.カレッツォーニコ
ベネチアの大運河、カナル・グランデ沿いにあるバロック様式の館です。17世紀半ばに貴族の家の館として建設されましたが、現在はベネチア芸術の美術館となっており、絵画や彫刻などの美術品、調度品や家具を展示しています。運河沿いから見える建物正面と、そこから続く壮大な中庭はかつて貴族が住んでいたということを実感させるような優美な造りとなっておりとても素敵です。内部はギャラリーとして開放され、当時の画家の作品がたくさん展示されています。17、18世紀のベネチア絵画の宝物庫と言っても過言ではないでしょう。