受験生必見! 大学4年生が卒業のいま、第一志望以外に進学してよかったと思うこと【学生記者】
こんにちは、大学4年の由希子です。
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4月から大学生になるみなさん、おめでとうございます! これからたくさんの楽しいことがあるんだろうなぁ、うらやましいです。しかしみなさんのなかには、第一志望ではない大学に通うことになり悔しい思いをしているかたもいるかもしれません。かく言う私も、第一志望には合格できませんでした。しかし卒業式を控えたいま、この大学に通えてよかったという気持ちでいっぱいです。
今回は私が、第一志望に落ちたからこそ経験できたことや、今の大学に通ったからこそ起きたよいことについて書いていきたいと思います。まだつらい思いをしている受験生も多いのに無神経な気もしますが、この記事を読んで、少しでも前向きに新生活を迎えてくださる方がいれば幸いです。
◆挫折を知るということ
もうすぐ社会人になる私にとって、大学受験はずっと昔のことですが、あのとき努力が報われなかったことに対してとてもつらく、悔しく思ったことは覚えています。しかし今考えると、このような挫折を味わったのは貴重な体験でした。深い悲しみ、悔しさなどを知っていると、同じような境遇の人の気持ちが想像できるようになります。もちろん、そのように大きなマイナス感情を得るきっかけは大学受験に限ったことではないですが、この経験を機に、少しだけですが誰かの悲しみに寄り添えるようになったかもしれません。
また大学受験で挫折を経験していると、その後の人生で多少自分の思い通りにいかないことがあっても前向きでいられます。私も、第一志望に落ちたときはまさに失意の底という感じで、もうこの世は終わりだと思いました。しかし当たり前に次の日が来て、当然ながらこの世は終わっていませんでした(笑)。いま考えると、自分が大学に落ちたくらいで世界が終わると思っていたなんて、ずいぶんと自己中心的だったなとさえ感じます(笑)。その後、つらいことや悲しいことがあっても、きっと乗り越えることができると信じられるようになったし、このような思いを経験しているのは自分だけではないということも想像できるようになりました。