学生のアイデアを企業で実践も? 京都女子大学生が提案する理想の「DEI」な企業の取り組みとは

学生の窓口編集部

PR 提供:パナソニック インフォメーションシステムズ
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パナソニック インフォメーションシステムズ(以下、パナソニックIS)は産学連携企画として、京都女子大学にて「DEIの取り組み」について考えを深めるワークショップを実施しました。

※Diversity:多様性、Equity:公平性、 Inclusion:包括性

2回に分けて行われたワークショップには、同学現代社会学部の学生11名が参加。第1回では、パナソニックIS社員と、協力企業であるカジヤによる講義を通じて、DEIについて理解を深めました。さらに第2回では、学生自身が「DEI推進のために導入したい会社制度やイベント」を考え、グループごとにパナソニックISの社員にプレゼンテーション。

過去には学生のアイデアが採用されたこともあるこの企画。今回はどんなアイデアが飛び出したのか、気になるイベントの様子をレポートします!

パナソニックISの取り組みからDEIを考える!

2025年10月22日に実施した第1回のワークショップは、現代社会学部・宮下健輔教授の挨拶から始まりました。

その後、パナソニックISにバトンタッチ。人事総務部 採用・人材育成チーム所属で、DEI推進事務局メンバーの大原梨恵さんによる企業紹介が行われました。

まず大原さんは、学生たちの先輩にあたる2024年度のワークショップ参加者から内定者が出ていることを紹介。学生たちは、一気に親近感が湧いた様子でした。続いて、パナソニックISを「事業」「仕事」「魅力」の3つの軸で紐解きました。

「事業」については、パナソニックグループ向けと一般市場向けに分かれます。前者ではパナソニックグループの「ものづくり」に必要な業務システムを企画・構築・運用し、パナソニックグループを横断するDX戦略「PX(Panasonic Transformation)」の推進においてDX・IT活用を力強くリードしています。後者では、1000社超の導入実績があります!

また、「仕事」についてはシステム構築の全工程を担っていること、「魅力」については業界トップグラスの働きやすさや各種研修・社内制度、充実の福利厚生などが明かされました。

次に登壇したのは、カジヤの中村圭介社長。宮下教授の「就職の選択肢として、大手企業だけでなくベンチャーや起業などさまざまな道やさまざまなDEIがあることを知ってほしい」という想いに端を発し、登壇が実現しました。

講義のテーマは「スタートアップ制作会社のリアルな仕事事情」。カジヤは主にWebサイトを中心とした制作会社として、パナソニックISのWebサイトやその他制作業務に携わっています。「少人数ながらも、社内には制作以外にも必要な役割がたくさんある」と、中村社長。「1人が仕事を兼任するだけでなく、外部のパートナー企業とも協業するなど、多様な人との関わりで会社は成り立っています」と、社会とのつながりを語りました。

社会にはベンチャー、大・中小企業など、さまざまな会社や働き方があり、特色や強みは異なります。しかし、それぞれの働く世界に境界はなく、社会はグラデーションでつながっています。今日の話を通して、企業や社会を見る「ものさし」を少しでも増やしてもらえたらうれしいです。

そして、大原さんが再び登場し、DEIに関するパナソニックグループの取り組みを紹介。創業者・松下幸之助の教え(「素直な心」「天分を活かしきる」「衆知経営」)がグループの経営理念として浸透していることから、DEIを推進するのは自然な流れとのことです。

そうした背景から、PXの一環である「カルチャーの変革」としてDEIの推進が含まれているため、DEIを常態化する取り組みや、多様なキャリアと働き方を促進する制度の導入や活動に力を注いでいます。

具体的な事例として、オンラインツールのアイコン写真を“私らしい写真”に設定する「スマイルフォトアクション」や、拠点ごとのリアルコミュニケーションを促進するWeb上の社員の自己紹介スペース「つながりコミュニケーション(つなコミ)」など、ユニークな活動が挙げられました。

そこで次回のワークショップでは、「DEI推進のために、あったらいいなと思う会社制度やイベント」についてプレゼンテーションをしていただきます!

前年度は、学生からの「就職説明会やインターンシップの段階から、髪型や服装、ネイルやアクセサリーといった『身なりの自由』を伝えてみては?」という意見を採用し、まずは社内報で社員のファッションスナップを公開することに。学生たちは「アイデアがパナソニックISで実践されるかも!」と、モチベーションが高まっていました。

DEIに関して、多様性や公平性は知っていましたが、一人ひとりが個性やスキルを発揮し、組織として活かしあう状態を示す「包括性」についてはあまり聞いたことがありませんでした。会社におけるDEIでは、この包括性もすごく大切なんだと勉強になりました。この点を意識して、次回のプレゼンに備えたいと思います!

学生ならではのアイデアが続々。プレゼン大会の様子をお届け!

2025年11月26日実施の第2回のワークショップでは、いよいよプレゼン大会が開催。現代社会学部・中山貴夫教授の挨拶からスタートしました。

昨年も同様の企画が行われましたが、また新たな気持ちで学生たちの発表を聞かせてもらおうと楽しみにしています。パナソニックISさんからは、時間の許す限り、フィードバックをいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。

その後は大原さんが、パナソニックISで2025年度のDEI推進リーダーを務める金ダウン(キム ダウン)さんを紹介。

金さんは、多様性を受け入れやすい環境構築と社員が悩みを相談しやすい安定した職場づくりに貢献したいと考え、DEI推進リーダーに立候補したそうです。

2025年度は「パナソニックISで幸せに働きたい」をDEIテーマに掲げ、「自分らしさ」「しなやかなマインド」「つながりコミュニケーション」をキーワードに活動を続けてきました。セミナーやワークショップを通じて健やかなメンタルの保ち方や自分の強み・個性の活かし方を学んだり、つながりとコミュニケーションを増やすため、社員の対面交流会を初めて企画したりしました。

「パナソニックISは、社員が想いを実現しやすい会社。今日は皆さんも当社の社員になった気持ちでプレゼンテーションしてみてください!」。大原さんと金さんからエールを受け、宮下教授司会のもと、4グループのプレゼンが始まりました。ここからは、各グループの発表を簡単にご紹介します。

A班『学生の目線で考える!DEIが根付くコンテンツ提案~“こんな会社で働きたい”をカタチに~』

宮下ゼミ:石橋一伽さん、市田真唯さん、長嶺もえさん、藤本佳千さん

A班は、学生視点と女性視点で導き出したDEI推進のためのアイデアとして、Vlogを活用したSNS発信を提案。

「ブログの動画版のVlogは、そのリアルさに共感したり、憧れを抱いたりする20~30代を中心に視聴・投稿の両方で盛り上がっている」とトレンドを示し、中でも「社会人の1日」というコンテンツは大学生・就活生に人気があると解説しました。

昨年のワークショップを受けてパナソニックISが採用した「社内報での社員のファッションスナップ」は外部からは閲覧できないため、就活生向けのプラットフォームとしてVlogを活用できれば、就活生目線のDEI推進につながると強調。

「入社後のギャップを無くすことができる」「情報の信頼性が高い」「学生が普段から利用しているSNSで発信すれば気軽に見てもらえる」という3つのポイントを挙げ、いかにVlog活用が就活生に刺さるのかを訴求していました。

Vlogのように映像や写真を通じた発信は見たくなりますし、リアルに感じられるものですよね。今はSNSを上手に活用している企業が増えていますので、チャレンジしてみたいと思いました。

B班『DEI推進に向けて』

中山ゼミ:川口杏珠さん、高松楽羅さん、吉岡李花さん

B班は、全部で4つのアイデアを提案しました。

1.「Team Sticker(チームステッカー)」の導入

「コミュニケーション、発言の機会を増やしたい」「業務でMicrosoft Teamsを使用している」というパナソニックISの現状においては、業務中のふとした感謝や称賛を感情の伝わるステッカーとメッセージで伝えられる「Team Sticker」は導入しやすく、誰もが公平にメッセージを送り合うことができるのが利点。

「その人らしさ」をステッカーで自由に表現・承認することで多様な個性が共存できるうえ、互いに認め合う交流が心理的な安心を作りコミュニケーションや発言を促進できると、DEIの観点からも導入の意義を述べました。

2.川柳コンテスト

「多様性を感じた瞬間」「私の個性」「会社への提言」など、DEI促進に関わるテーマで川柳を募集し、社員投票によるコンテストを行うことを提案。

川柳を楽しみながら自身の価値観をアウトプットする機会になるのはもちろん、他の人が詠んだ作品から新たな気付きを得ることもでき、社員一人ひとりがDEIをより自分事として捉えるきっかけになるのではないかと語りました。

3.結びデー

従来のファミリーデーを拡充し、パートナーや友人、趣味仲間や恩師、ペットなど、社員の多様なつながりを招待する「結びデー」の開催を提案。

より包括的な「家族」に感謝し、祝うイベントという位置づけであるため、ファミリーデーには参加できない・参加しにくい社員も楽しむことができるといいます。また、多様性への理解や社内コミュニティの活性化が進むだけでなく、子育てや介護など、働くうえで配慮が必要な背景を可視化することで職場の理解を得やすくなるメリットを挙げていました。

4.手話講座

手話講座を実施し、社員全員が手話の基礎を学べる機会の創出を提案。

聴覚障がいのある社員との簡単な意思疎通がスムーズになったり、相手のコミュニケーション手段を理解しようとする姿勢が伝わったりすることで、誰もが安心して働くことができるようになると話しました。他社事例も挙げつつ、聴覚に障がいのある顧客にもサービスを提供しやすくなると力を込めました。

すべてステキなアイデアだと感じました。特に「結びデー」は、多様な価値観や境遇を持つ人たちも楽しめそうですね。また、DEIといえば国籍や性別に注目が集まる傾向にありますが、障がいをお持ちの方への配慮も忘れてはいけないと改めて気づかされました。

C班:『Teamsを使ったDEI推進!』

中山ゼミ:藤井結花さん、魚谷笑香さん

C班は、パナソニックISが業務で使用しているMicrosoft Teamsの活用を軸に5つのアイデアを提案しました。

1.あだ名を作る

社員同士の距離が縮まり、意見が出しやすい雰囲気づくりが期待できるとのこと。各自の呼ばれたいあだ名で呼び合う「ニックネームDAY」の制定も提案していました。

2.今日の気分タグをつける

「元気」「悲しい」など事前に作っておいた絵文字の一覧表から「今日の気分タグ」を付けることで、目に見えない感情の可視化により、些細な気遣いができるようになると話しました。

3.アバターミーティング

全員がアバターを使って自分らしい見た目で会議に参加すれば、外見や性別に左右されずに初対面でも話しやすくなったり、発言が活発になることで新たなアイデアを生み出したりできると述べました。

4.自分の働き方を伝える

多様な働き方を理解し、尊重し合える環境作りに向けて、「早め出勤早め退勤」「家族第一優先」など自分らしい働き方をステータスメッセージに書き込むことを推奨しました。

5.ステータスに自己紹介を書く

「呼んでほしい名前」や「今ハマっているもの」など、ステータスに自己紹介を書いておけば、相互理解が深まり、会話が生まれやすくなるのではないかと提言しました。

同じ会社でありながら互いのことを知らない社員が大勢いますので、これらの取り組みを実践すれば相互理解が進みそうですね。当社ならではのフラットな雰囲気が、より色濃くなりそうです。

D班:『DEI推進による違いを力に変える職場づくり』

中山ゼミ:谷口楓佳さん

メンバーの欠席により、急遽ひとりでプレゼンすることになったD班の谷口さんは、大きな費用や負担を必要としない今すぐにできるアイデアを4つ提案しました。

1.推し活推奨

推しを会話のきっかけにして語り合えれば、年齢や性別などを越えて交流できるため、推し活を推奨する理由を解説。相談しやすい環境を作ることにもつながるのではないかと期待感を示しました。

2.ママ限定会

特に外国や地方出身の社員は、育児や仕事の悩みを打ち明けられない孤独な環境に置かれがちなのではないかと推察。社内にコミュニティを作ることで、ひとりで抱え込まずに済むようになり、より働きやすい職場になると提案しました。

3.ニックネーム登録制度

男性には「●●くん」、女性には「●●ちゃん」と固定概念で呼びかけるのではなく、自分の呼ばれたい名前で呼び合えるのは、外国籍やジェンダーへの配慮につながると指摘しました。

4.会議中の静かな時間導入

他社も採用しているこの制度では、会議の冒頭3分は各自がメモに書き込む時間に。内向的な人や若手、女性といった「話しにくい人」の意見を聞く環境が整い、相談しやすくなったり、新しいアイデアが生まれたりするのではないかといいました。

素晴らしいプレゼンでした! 労働人口の減少が社会課題となっている今、ママ限定会のような働く女性にスポットを当てた取り組みは大変意義深いと感じます。

4グループの発表と講評が終わると、宮下教授とパナソニックISの大原さん、金さんが感想を述べました。

Vlogや「結びデー」といった従来にはない取り組みの提案は新鮮でしたし、ビジネス色の強いTeamsに柔らかさや親しみやすさを加えるのは学生ならではの視点が活かされていたと思います。また、普段から持っている問題意識が根底に流れていることも強く感じられました。

第1回のワークショップでお伝えした課題を踏まえ、他社事例についてもリサーチしながら真剣に取り組んでいただけて、ありがたかったです。どの企業もDEI推進や働き方改革を進めていますが、いろいろな価値観が共存する複雑な時代であることは間違いありません。今回のワークショップが、これからの人生に役立つ有意義なものになったのであれば嬉しく思います。

すべてのアイデアが参考になるものばかりでした。課題に向き合いながら、女性として、外国人として、何ができるのかを考えて取り組んでいきたいです!

大絶賛のプレゼンを繰り広げた学生からは、こんな声があがりました。

何気ない呼び方自体がジェンダーバイアスであることには、ハッとしました。新しい視点を得られて良かったです。

社員の方々はメインの業務があるので、負担をかけすぎず続けられるという点も現実的には必要なんだと感じました。

今回のDEIをテーマとした産学連携プログラムは、これにて終了。次回は、京都女子大学の理系の学生をターゲットに、パナソニックISの会社見学を含めたツアーを予定しているそうです。次回のレポートもぜひチェックしてみてください!

***

パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社、パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社、パナソニック ネットソリューションズ株式会社の3社は、パナソニックグループが注力しているソリューション領域の事業強化を目指し、2026年4月1日付で「パナソニック デジタル株式会社」を設立予定です。

また、パナソニックグループ全体で推進しているDXを包括した企業変革プロジェクト「PX(Panasonic Transformation)」を一層加速し、デジタル技術を活用した新たな価値創造と持続可能な社会の実現に貢献します。

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