【大学生お悩み相談室】一人暮らしを始めたらダメ人間に! だらだら生活を抜け出す方法は?
授業にバイト、サークル、恋愛、将来のこと……大学生活では初めての経験につまずいたり悩んだりすることも多いはず。このコーナーでは、そんな大学生ならではのお悩みに、東京大学教養学部を卒業して現在はイラストレーター・文筆家として活動している大石蘭さんが大学生のころの自分を振り返りながらアドバイスします。
今週のお悩み:大学に入学してから一人暮らしを始めたら、家事が雑になり、ダメな生活を送ってしまいます。
A. 片付け上手の友だちに一度任せてみるべし&早寝早起きすべし!
家事というとざっくりと、掃除・洗濯・料理だと思いますが、まずは掃除から。
大学の友だちの中で、片付けが異常に得意な人が一人はいるはずです。
その人に恥をしのんで、ありのままの部屋の状態を見てもらい、一度片付けをお任せしてみるべし。(もちろんお礼は忘れずに!)
片付けの得意な人は、小さいときからお手伝いを任されていたり、家族みんながきれい好きだったりと、当たり前のこととして家事の習慣が染み付いていることが多いのです。そんな友達の家事スキルを盗んでみましょう。社会人になる前の今が、改善の最後のチャンスかも!?
大学時代は授業のレジュメや手続き系など書類も溜まりがちですが、ちょっとした書類の紛失が命取りになることもあります。とくに書類の整理は念入りに!こまめにファイリングしてちゃんとラベルを貼るだけでも全然違います。この習慣、一度身に付けたら一生モノ。
授業にサークルにバイトに、バタバタしてついつい家事をする時間がとれずにいる場合は、早寝早起きの習慣を。
……と正論を言ってもそんな簡単には実行できないものですが、そういうときはお腹を空かせた状態でそのまま寝てしまい、空腹で起きるようにすると、自然とリズムが身につきます。
そのときに、起きるのが楽しみになるような朝食を用意するのがポイント。おすすめはご飯の予約炊飯。お腹が空いた朝に、ご飯の炊ける音と匂いで目が覚めるのはなかなか気持ちのいいものだし、手間もかかりません。その間に洗濯機を回して干すところまで済ませて。授業の予習をする時間までとれたら完璧です。夜遅く帰ってきた日も、だらだらせず、夜食は食べずに思い切って寝てみると、慣れてくれば意外と平気。
ジャンクフードやお菓子ばかり食べてしまうなど、「食」の面での堕落の改善にもなって一石二鳥。夕食軽め・朝食しっかりの食生活は、ダイエットにも効果的です。
家事ができるようになれば、勉強に集中する余裕ができる、恋を呼び込む、美容と健康に効くなどいいことづくめです。一人暮らしは修行の機会! がんばろう!
アンケート●マイナビ学生の窓口調べ
文/イラスト●大石蘭
1990年生まれ。東京大学教養学部卒・ 同大学院修了。代表作にコミックエッセイ『妄想娘、東大をめざす』(幻冬舎)。在学中より雑誌等でエッセイ・コラム執筆、イラストで注目を集め、現在も活動中。
☆オフィシャルブログ→http://lineblog.me/oishiran/
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