【大学生お悩み相談室】サークル内でいじられキャラにされた! 不快レベル別対処法は?
授業にバイト、サークル、恋愛、将来のこと……大学生活では初めての経験につまずいたり悩んだりすることも多いはず。このコーナーでは、そんな大学生ならではのお悩みに、東京大学教養学部を卒業して現在はイラストレーター・文筆家として活動している大石蘭さんが大学生のころの自分を振り返りながらアドバイスします。
今週のお悩み:サークル内でいじられキャラとしてキャラ付けされてしまい、どう反応していいか悩んでいます。正直、迷惑です。 (22歳/大学4年生/男性)
A.可愛くかわしたり、ノリよく笑いに変えることができればいいのですが、そんな反応ができない不器用な人こそ、いじりの標的にされます。そんなあなたの不快レベル別に、相手の意図と、対策を考えてみました。
◆不快レベル★☆☆
「うっとうしいけど、オイシイかも!?」と思っているレベル。
うまく返すことができれば場が盛り上がるかもしれない、と相手も自分も実は期待しています。
いじってくる人も、バラエティーの芸人気取りなのです。テレビの世界では、いじる方よりいじられる方が人気者になることが多いもの。
それなら、まずは形から勝負!
ルックスのインパクトから変えて、いじられ人気芸人キャラを確固たるものにするのが最善策。
ルックスを個性的にすると、たいしておもしろい反応ができなくてもそこにいるだけでおもしろいので、便利です。大学内にときどきいる都市伝説的キャラは、このタイプが多いです。
◆不快レベル★★☆
いじられキャラを脱してモテキャラになれればいいのに……と思っているレベル。
サークル内カーストの格差を感じるたびに、卑屈になってしまいます。その場合、あなたは絶対的ないじられキャラなのではなく、相対的にいじられキャラの位置にいるということ。
サークルのメンバーと一対一のシチュエーションや、自分よりマシな扱いを受けているキャラのメンバーがいないシチュエーションになったときがチャンス。相手の態度に変化はありませんか?
いつもより相手がやさしいようなら、いじりは好意の裏返し。
あなたはサークル内で、いないと淋しがられる存在なのです。
◆不快レベル★★★
本気でストレスになる、ハラスメントのレベル。相手の劣等感やうっぷんのはけ口になっているだけです。
時間の無駄なので、そんなサークルはさっさとやめてしまいましょう。大学は広いのです。コミュニティを変えれば、あなたのキャラが180度変わることも。
セクハラ、パワハラを疑うレベルなら、大学には学生相談室のような場所もあります。
双方が楽しくないいじりは、いじりとは呼べません!
文/イラスト●大石蘭
アンケート●マイナビ学生の窓口調べ
1990年生まれ。東京大学教養学部卒・ 同大学院修了。代表作にコミックエッセイ『妄想娘、東大をめざす』(幻冬舎)。在学中より雑誌等でエッセイ・コラム執筆、イラストで注目を集め、現在も活動中。
☆オフィシャルブログ→http://lineblog.me/oishiran/
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