資生堂に聞いた! 大学1年生におすすめのメイクの仕方&マストアイテムとは
高校時代には校則によってメイクも制限されることが多いですが、大学生になるとそのあたりも自由になり、本格的にメイクをする女性がぐんと増えます。しかし、大学生としてなじむメイクを実践できるまでには時間がかかることも……。そこで今回は、メイクに試行錯誤している新大学生のみなさんへのアドバイスをプロに聞きました。
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資生堂ビューティースペシャリストの木村尚貴さんにお話を伺いました。
■最低限これは必要というメイク道具は!?
――大学1年生の女性のメイクがこなれて、大学生らしいメイクに落ち着くのは夏休み前、なんて話があります。現在、メイクをどうしようと思っている新大学生のみなさんに向けて、プロから「最低限これだけは必要」というメイク道具を教えてください。
木村さん 私が考える、大学生にとって最低限必要な「マストアイテム」は以下のようになります。
●化粧下地
●ポイントメイクアップ用
・アイラッシュカーラー/マスカラ・リップクリーム・アイブローマスカラ
まず、メイクの土台づくり、ベースメイクアップといいますが、ここがまず大事です。「ファンデーション」よりも、今回は「化粧下地」を挙げました。というのは、新大学生のみなさんは若いですしお肌もきれいです。
本来であれば付けなくてもいいようなものですが、やはり少しメイク感を出す場合には化粧下地で十分です。
またファンデーションの場合、メイクに慣れていない人の場合には付け過ぎてしまうといったことが起こりますので、マストということでは化粧下地ですね。
――初めてのメイクでファンデーションの付け過ぎはけっこうよくある失敗ですよね。
木村さん 化粧下地は目の下のクマですとか、ニキビ跡といった肌悩みも自然にカバーできます。化粧下地を付けますと、肌が明るくなって、くすみもムラもなくなります。とても自然に見えますよ。
――ポイントメイクアップというのは?
木村さん 化粧下地を付けるのは、絵で例えるならキャンバスを整えるようなものです。肌を下地で整えた上で、目と口にメイクすることで、さらに自分を魅力的に見せることができます。
――目はどのようにするのでしょうか。
木村さん 大学生のみなさんは目が生き生きしていますから、もっとそれを魅力的に見せるのがいいと思います。そのために、まず「睫毛(まつげ)」を上げましょう。日本人の睫毛の先というのは、だいたい下を向いているんですね。「アイラッシュカーラー」を使って睫毛を根元から上げることで瞳に光が入り、目をもっとはっきり見せられます。
上げた睫毛に色を付けるのがマスカラです。マスカラは好きな色を選んでいただければいいと思いますが、付け方に注意してほしいです。睫毛の先の方にだけ付ける人がいますが、その重さでせっかく上げた睫毛が落ちてしまうことがあります。ですから、上げた睫毛の根元からマスカラを付けると良いでしょう。
――口のメイクはどのようにするといいでしょうか?
木村さん 口元が乾燥している人がけっこういらっしゃいますので、マストアイテムとして「リップクリーム」を挙げました。
――透明で、口紅のように特に色が付いていないものをあえて選ぶのですね。
木村さん はい。というのは水分を補い、また保湿成分が入っているので、付けるだけでその女性の本来の唇の色がどんどん鮮やかになります。若い人はそれで十分魅力的に見えますから、口紅はなくてもいいと思いますね。
――「カラーアイブロー」は眉に使うものですよね。
木村さん はい。目元と口元とマストアイテムを挙げましたが、眉も大事だと思います。かつては細眉が流行したりしましたが、最近の大学生のみなさんは眉を整えていない人が多いですね。今の流行が太眉であるというのが理由かもしれません。
ペンシルやパウダーで眉を描く人が多いと思いますが、マストで使うのであれば、眉に色をのせる「アイブローマスカラ」をお薦めします。眉に簡単に色をのせられます。大学生になって髪を明るい色にする人もいらっしゃると思います。そのときに眉だけ黒いままだとちょっとアンバランスになってしまいます。
またコームになっているので眉毛をとかす効果もあります。毛並みが整って見栄えも良くなります。