Excelの共有設定は、複数人で1つのブックを編集するときに便利な機能です。
しかし、一人のときはできていたのにできない機能があったり、前はできたはずの操作ができなくなったりでトラブルが多いのも事実。
ここではExcelの共有設定によくあるトラブルと対処法について紹介します。
▼<上記に解決策がないときは・・・>
→Excelの関連記事はこちら
Excelでブックの共有設定が機能しないときは、「校閲」タブに表示されているはずの「ブックの共有」のコマンドが表示されていません。共有設定が機能するなら、「ブックの共有」コマンドが表示されるのです。
このときの対処法は
です。
「リボンのユーザー設定」でコマンドを表示させる方法の試し方を紹介します。
少し長い作業になりますが、手順は以下のとおりです。
「基本的なコマンド」の中に、「ブックの共有」が見つからない場合には、「リボンにないコマンド」や「すべてのコマンド」を選んで、探してみてください。
このとき、
「コマンドは、ユーザー設定のグループに追加する必要があります。グループを作成するには、リストからタブを選択し、[新しいグループ]をクリックします。」
というエラーメッセージが表示されますが、そのまま「OK」を押します。
「新しいグループ」がメインタブに追加されます。
「名前の変更」のダイアログボックスが表示されたら、表示名に任意で名前をつけます。
ここでは、わかりやすく「共有」とつけていきます。
ツールバーに「ブックの共有」が表示されました。
「ブックの共有」を左クリックして、「複数のユーザーによる同時編集と、ブックの結合を許可する」という項目にチェックを入れれば、作業完了です。
Excelでブックの共有を解除しようとしても、「ブックの共有の解除」がグレーになっていて、選択できないという場合があります。
その場合は「ブックの共有」から解除を行っていく方法があります。
なお、接続しているユーザーにブックを閉じてもらう方法でも共有の解除は可能です。
便利なExcelの共有機能ですが、できないことも多くあります。というのも、共有よりも「共同編集」機能が推奨されているのです。
Microsoft公式サイトによると、Excelの共有でできないことはこれらになります。
関連サイト:Microsoft 共有ブック機能について
Excelを共有しているのにデータが更新されないという不具合が起こる場合があります。Windows10でよく発生していたようですが、最新バージョンでは特段問題ないようです。
とはいえ、スピーディにリアルタイム更新がされるのはExcelの「共有」ではなく「共同編集」の方です。大人数でExcelを共有している場合は、共同編集機能を利用した方が作業がスムーズでしょう。
Excelには、編集を禁止するためのシートの保護という機能があります。一部のセルだけを編集できるようにしたい場合は、シートの保護設定を利用しましょう。
シートの保護設定で、一部のセルのみの編集を行いたい場合は、先に編集を可能にしたいセルの保護設定を解除していきます。
今回は、編集したいセルを複数選択しています。
選択したセルのみ編集が可能になり、他の場所はシートの保護によって編集ができないようなります。
上の方法で一部のセルを編集可能にして、保護したシートを元に戻したい場合は
します。
順番が反対になると、シートの保護はうまく解除できず、操作は元に戻りません。下の画像のようにロック設定したいセルを選択した状態で右クリックをしても、「セルの書式設定」を選ぶことができない状態のままになってしまいます。
Excelの共有トラブルのあるあるとして有名なものが、「シートの保護の解除」が選択できなくなるトラブルです。
この場合は、「ブックの共有」が設定されていないか確認しましょう。
「ブックの共有」が設定されている場合は、先に「ブックの共有」を解除しなければ、「シートの保護」の解除はできないようになっています。
解除できるようになります。
Excelにおけるブックの共有やシートの保護については、操作ができなくなった場合の対処法を知っておくことが非常に大切です。
これを機会に対処法を習得し、いざという場合に困ることがないようにしていきましょう。
2023/03/15
2023/03/13
2023/03/09
2023/03/03
社会人デビューもこれで完璧! 印象アップのセルフプロデュース術
[PR]2023/02/02
入社したら仕事だけに全力投球しなきゃダメ? 仕事とプライベートを両立するためにはどうしたら良い? #キャリアロードマップの一歩目