Excelを使って作業をする際には、図やグラフを使った編集をすることもありますよね。
しかし、「図やグラフの挿入ができない」「グループ化ができない」など、なかなか作業がスムーズにいかないこともあると思います。
今回は、Excelで図やグラフの編集ができなくなったときの対処法について、Excel 2016を使って解説します。
「挿入」タブにある「図」「クリップアート」「スマートアート」「図形」「グラフ」などのボタンが、以下のようにすべてグレーアウト(ユーザー操作の対象から外れていることを示している)している場合は、挿入の作業ができません。
そんなときは下記の項目を確認してみましょう。
グレーアウトになっていたら、まずは「ファイル」を選択し、「オプション」をクリックしてから「Excel のオプション」を表示します。
次に「詳細設定」を選択すると「次のブックで作業するときの表示設定」が表示されます。
ここで「オブジェクトの表示」が「なし(オブジェクトを表示しない)」に選択されていますので、これを「すべて」に変更します。
「オブジェクトの表示」を「すべて」に選択することにより、グレーアウトは解消し、図の挿入ができるようになります。
図やグラフがコピーできない場合は、まずはコピーのオプションについて確認してみましょう。
(1)「ファイル」を選択し、「オプション」をクリックしてから、「Excel のオプション」を表示します。
(2)「切り取り、コピー、貼り付け」の下にあるチェックボックスをすべて選択すれば、図やグラフをコピーできるようになります。
Excelの作業で便利な「グループ化」は、行や列を折りたたむことができる機能です。
しかし「データ」→「グループ化」と選択しても、+や-のボタンが表示されず、クループ化ができないことがあります。
その場合は、前述した「詳細設定」から「次のシートで作業するときの表示設定」を確認しましょう。
「アウトラインが適用されている場合はアウトライン記号を表示する」をチェックすれば、グループのデータ化ができるようになります。
Excelのデータをメールなどで送る場合、図やグラフについては容量を軽くするために圧縮をします。
通常は、画像を選択し「図の圧縮」のウィンドウオプションから「画像の圧縮」を選択すれば、圧縮することができます。
もし上記の方法で圧縮できない場合は、「詳細設定」の「イメージのサイズと画質」を確認し、「ファイル内のイメージを圧縮しない」にチェックが入っていないか確認しましょう。
「ファイル内のイメージを圧縮しない」のチェックボックスを外し、「既定の解像度」の箇所をプルダウンで任意の値に選択すれば、図を圧縮することができます。
(1)「挿入」タブから「図」を選択し、「スクリーンショット」をクリックすると、開いているウィンドウが一覧表示されます。
(2)「使用できるウィンドウ」から図として挿入したい画面を選択すれば、Excelにスクリーンショットを貼り付けることができます。
Windowsパソコンの場合は、キーボードの右上の「PrintScreen」キーを押すと、パソコンのデスクトップ画面を画像としてスクリーンショットができるようになります。
貼り付けたい場所のセルを選択し、右クリックで「貼り付け」を選択すれば、先ほどのスクリーンショットを貼り付けることができます。
エクセル作業時にトリミングの表示が出ない場合があります。
通常は、図を貼り付けた際に以下のように図の端についている白い丸を操作することでトリミングは可能です。
しかし、Excel 2010以前のタイプは、トリミングのアイコンが出ないこともあります。これについてはExcelのヴァージョンについて確認をするようにしましょう。
今回は、図やグラフの編集で困ったときの対処法について解説しました。
気付かないうちにExcelの設定が変わってしまっていることもあるため、作業時は「詳細設定」で該当箇所にチェックが入っていないか、確認するようにしましょう。
(学生の窓口編集部)
2021/03/01
ニューノーマル時代で働く女性の肌も変わる?ニュー敏感肌チェックテスト
[PR]2021/02/26
2021/02/22
2021/02/19
新社会人が選ぶべきクレカの最新事情!お得&スマートに使える“デジタルカード”とは?
[PR]2021/02/05