「重要なデータを閲覧のみで変更されないようにしたい」「複数のメンバーでシートの編集をしたいけど、このセルだけは変更されないようにしたい」と思ったことはありませんか? そんなときは、「セル/シートの保護」という機能を使うと便利!
今回は、この機能の使い方についてご紹介していきます。
シート全体を編集することができないようさせるには2種類の方法があり、パスワードを設定するものと、設定しないでロックだけをするものになります。
【1】シート全体にロックをかける手順
ロックかけるシートを開く → Excelメニューの「校閲」→「保護」グループの「シートの保護」を選択
【2】シートの操作ができない項目の詳細設定
単にロックをかけるのであれば、なにもする必要はありません。
※ただし、パスワードを設定する場合は、このときに行います。
【3】結果
あなた以外の第三者が、ロックのかかったシートを編集しようとすると、次のような画面が現れます。
【4】ロックの解除方法
Excelメニューの「校閲」→「保護」グループの「シート保護の解除」を選択します。
※パスワードを設定した場合は、このときにパスワードが必要となります。
ここでは「シート全体にロックがかかっているが、特定のセルのみパスワードを知っている人は変更できる」という、一部のセルのロックを解除する手順を紹介します。
【1】範囲を選択してセルのスタイルを「標準フォント」にする。
Excelメニューの「校閲」→「保護」グループの「範囲の編集を許可する」を選択してください。
【2】編集を許可する範囲を設定する。
「範囲の編集を許可する」を選択後は、ウィンドウの手順に従って範囲設定をします。
【3】シート全体にロックをかける手順
ロックかけるシートを開く → Excelメニューの「校閲」→「保護」グループの「シートの保護」を選択
【4】結果
セルを編集しようとすると、保護を解除するためにパスワードが求められますので、パスワードを入力すると、ロックが解除されて編集ができるようになります。
シートのコピー禁止を設定すると、同時に移動、削除、名前の変更などもできないようになり、これを「ブックの保護」と呼びます。このブックの保護では、内容を何種類か選択できます。そのことも、ここでは少し紹介します。
【1】 Excelメニューの「校閲」からブックを保護する手順
Excelメニューの「校閲」→「保護」グループの「ブックの保護」を選択
【2】Excelメニューの「ファイル」からブックを保護する手順
Excelメニューの「ファイル」→「情報」→ 「ブックの保護」→ 保護の仕方を選択します。
今回は自分以外の第三者がExcelをコピーできないようにする2つの方法をご紹介しました。
今回紹介したセルやシートにロックをかける方法を活用すると、1つのファイルやシートを安心して共同編集することができます。また、自分1人で編集するときもミスを事前に防ぐことができるなど、多くの場面で活用できるおすすめの機能です。
(学生の窓口編集部)
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