2019年05月21日 更新

頑固なカビもスッキリ! 清潔すぎるお風呂を保つプロ並み掃除方法

一人暮らしを始めたばかりで家事に慣れていないけれど、お風呂を完璧にきれいにしておきたいという、きれい好きな人のために、頑固なカビを落とすお風呂掃除のポイントを紹介します。お風呂は毎日の疲れを癒やす大切な場所なので、いつもきれいにしておきたい場所ですね。しかし、一人暮らしでは、これまで家族がしてくれていたお風呂掃除を自分でしなければいけません。忙しい毎日のなかで「気がついたらカビが生えていた!」「きれいな姿に戻したい」という時に役立つ掃除のコツを紹介します。

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【お風呂掃除の基本】チェックすべきお掃除箇所

お風呂の汚れは放置した時間が長ければ長いほど、浴室にこびりついて手に負えなくなっていきます。軽い汚れであれば浴室用洗剤で落ちますが、放置すると赤カビ・黒カビ・水垢・石鹸カス・皮脂などの汚れが目につくようになります。
まずは、お風呂をいくつかに分けて、発生しやすい汚れと掃除の方法を紹介します。

浴槽(内部・外部)

浴槽は湯船に浸かった日は欠かさず掃除したい場所です。
浴槽全体にシャワーをかけて汚れを浮かせてから浴室用洗剤をスプレーし、スポンジでこするだけで十分きれいになります。使用頻度が高いので、こまめに洗えば問題ないでしょう。

その一方で、浴槽の外側は注意が必要です。内側は洗っても外側を洗わない人は多く、放置すると水垢や黒カビがついてしまいます。浴槽の内側を洗うついでに外側も洗うようにしましょう。

また、日々排水口に溜まっていく髪の毛や石鹸カスが、カビやニオイの原因になります。お風呂を使うたびにゴミを取り、熱めのシャワーをかけるだけでもきれいに保てますが、週に1度は重曹と酢(またはクエン酸)で徹底的に掃除をするのが理想です。
髪やゴミを取ったあと、重曹大さじ4と酢大さじ2をかけ、5分ほど放置してからシャワーで流してください。重曹と酢(またはクエン酸)を合わせると泡が発生し、その泡が汚れを絡めて流してくれます。
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洗い場(鏡・シャワーヘッド・シャンプー容器周辺)

洗い場は水垢や石鹸カスがつきやすい場所です。鏡とシャンプー容器の周りは週に1度、シャワーヘッドは1〜2ヶ月に1度を目安に掃除しましょう。

浴槽よりも掃除の頻度が低いので、水垢や石鹸カスの汚れがついてしまうことがあります。その場合は、クエン酸や酢をお湯に溶かした洗浄液を使用するとよいでしょう。
シャワーヘッドは、クエン酸を溶かしたお湯を入れた洗面器に1時間ほど浸してからスポンジやブラシでこすります。

壁(床・天井含む)

ドアのへりや溝、隅は赤カビや黒カビが発生することがあります。
壁には水垢や石鹸カス、皮脂汚れがつきやすく、床は皮脂汚れだけでなく髪の毛や水垢にも注意が必要です。また天井には、湯気の湿気によるカビが発生することがあります。

壁やドアは1週間に1度、天井は1~2ヶ月に1度の頻度で掃除しましょう。
天井は目に薬剤が入らないようにしながら柄付ワイパーに雑巾を巻き付けで拭き掃除をします。目を完全に覆うタイプのゴーグルを装着すると安全に掃除ができるためおすすめです。浴室用洗剤で落ちない汚れは、汚れに合わせた洗剤で落としていきます。


床の黒ずみを落とすには
床全体が黒ずんで見える場合は皮脂汚れがついている証拠です。
皮脂汚れには中性かアルカリ性の浴室用洗剤、もしくは重曹を使用します。重曹は、ぬるま湯で溶かして重曹水として使用する、直接ふりかけてスポンジでこする、頑固な汚れには少量の水で練ってから使うなど、汚れの度合いに応じて使い分けるのがコツです。

ピンク色の赤カビを落とすには
ピンク色のヌルヌルした赤カビはこすると色が落ちるので、きれいになったように感じますが、目に見えない菌が少しでも残っているとすぐに増殖してしまいます。
赤カビの発生を抑えるためにもお湯に溶かした酸素系漂白剤をぬっておくと効果的です。

なかなか落ちない黒カビを落とすには
黒カビは一度発生すると深く根を張って増殖するため、塩素系の漂白剤でしっかり取り除きます。
壁の目地などに黒カビが発生した場合は漂白剤をスプレーし、その上からラップをかけます。その後、15~30分ほど放置してから水で流します。一度できれいにならない場合でも繰り返すことでプロ並みに汚れをきれいに落とすことができます。
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お風呂掃除を楽にする方法

浴室に余計な物を置かない

汚れの原因がたくさんあるお風呂が汚れやすいのは当然です。その上、物が多いと死角が増えて汚れに気がつかなかったり掃除が行き届かなかったりする可能性があります。
お風呂の汚れは置いてある物の量と比例すると考えて、よく使う物以外は洗面所に収納するとよいでしょう。

掃除する頻度を決めておく

理想は毎日こまめに掃除することですが、そうはいかないのが現実です。
浴槽の掃除と排水口のゴミ取りだけは頑張って、その他の場所はお風呂に入っているときに汚れ具合を見ながらさっと掃除するなど、あらかじめ掃除のスタイルを決めておくとよいでしょう。
例えば月曜日はシャンプー容器周り、火曜日は椅子や洗面器……と小分けにスケジュールするなど1回の負担を減らして掃除すれば、大掃除をする必要はありません。

お風呂の汚れを溜めないようにする

一度溜まった汚れをすべて取り除くには時間がかかりますし、使う洗剤やグッズも複数必要です。
時間が経っていない皮脂汚れや水垢は簡単に落とせるので、体を洗ったあとや、ボディーソープを流すときの泡を利用してスポンジでこするだけでも違います。

またカビ対策として、お風呂を出るときに45度以上のシャワーを全体にかけてカビの栄養源となる石鹸カスを洗い流し、その後室温を下げるために水を流す、熱気や湿気がこもらないよう換気扇は24時間つけておく、浴室用の水切りワイパーなどで水気を拭き取るといった習慣を心がけることで汚れが溜まらないようにできます。


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まとめ

お風呂掃除は面倒ですが、後回しにすると余計に手間がかかってしまいます。
初めて一人暮らしをする大学生がすべての場所を定期的に掃除することは難しいので、ここで紹介した方法は理想の形としてとらえ、最初はお風呂上がりにシャワーをかける、換気扇を回すなど、簡単にできることから始めるのがおすすめです。
監修:高橋敬子
日本ハウスクリーニング協会 講師。
NPO法人日本ハウスクリーニング協会理事。 一般社団法人日本家事代行協会理事長。 一般社団法人日本整理収納協会理事。 株式会社ピュアレディス・ライフ代表取締役。 主婦が培ったスキルを活かしイキイキ輝く 女性の働く支援と働く場の提供のできる社会に 貢献するための活動をしている。 https://www.jhca.or.jp/school/koushi_prof_takahashi.html
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