一人暮らしのお部屋は、1Rや1Kといったコンパクトな間取りが多いと思います。本音を言えばもうちょっと広いお部屋に引っ越したいけれど、今すぐにはムリかなあ……。そんな方に朗報! 部屋に置くアイテム次第では、今よりお部屋を広く見せることができちゃうんですよ。
お友達のお部屋に遊びに行って、「同じ6畳なのに、なんだか広く見えるな」なんて思ったことはありませんか? それもそのはず。お部屋のインテリアの選び方やコーディネートの仕方ひとつで、部屋が広く見えたり狭く見えたりしてしまうんです。そこで今回は、インテリアコーディネーターの瀧本真奈美さんに狭い部屋を広く見せるコツをお伺いしました!
教えてくれた人

クラシング代表 瀧本 真奈美さん
整理収納コンサルタント/ルームコーディネーター
整理収納コンサルタント、暮らしのコーディネーターとして県内外で活動中。
書籍3冊を出版、インテリア誌他の雑誌掲載は100冊の実績、SNS総フォロワーは15万人を超える。
NHKあさイチなどTV、プロモーション動画に多数出演。
WEB:https://www.kurashiing.com/
Instagram:https://www.instagram.com/takimoto_manami/
脱・圧迫感! お部屋にゆったり感を出す6つのTIPS
部屋をゆったり広く見せたいのなら、まずは「不要なものを置かない」のが一番。……とは分かっているけど、それができないから悩んでいるのです! そこで実践したいのが、「圧迫感のあるアイテムを置かない」という考え方。さっそく、そのポイントをお伝えしますね!
背の高い家具は選ばないほうがベター
収納やソファ、テーブルなど、いずれもコンパクトサイズの家具をチョイスすれば、視界が広がるので圧迫感を感じにくくなり、広く見せることができます。
高さが低い家具でまとめた、こちらの実例。壁一面を大きく見せているので、空間にゆとりが感じられますね。圧迫感が出がちなベッドがあっても、これならOKです。
2WAY家具を取り入れるのも◎!
折り畳みの椅子やテーブル、ソファベッドなどは、簡単に折りたためるタイプを選ぶのも手です!
例えば、ベッドの上にセットできるこんなトレイがあれば、省スペースになりますね。折りたためるので、使わないときも邪魔になりません。
明度の高い色を使って、空間に広がりを!
基本的に明度の高い色は部屋を広く見せてくれます。逆に、濃い色・暗い色は収縮して見えてしまうので、広い面積に使わないで。
白とブルーグレーを中心に、薄めの色でコーディネートしたこちらのお部屋。ベッドとソファ、両方置いても重たくならないのは配色の勝利かも!
存在感を消したい家具は、壁と似た色をチョイス
ベッドやソファなど、大きめな家具が欲しい! そんなときは、壁と同じような色を選ぶことでも圧迫感が薄まります。
その良い例が、こちらのお部屋です。白い壁に、白いベッドと白いチェスト、白いテレビ。家具の存在感が薄まった上に、壁に飾ったバッグの色味が強調されてメリハリも付きました!
大柄を取り入れるなら、ポイント使いが正解!
色のはっきりした大柄のアイテムは、広い範囲で使うとごちゃごちゃした印象に。視線を集中させるためのアクセント使いが正解です!
ポイントに、葉っぱモチーフのタペストリーを2枚。重たいイメージのテレビから視線をそらして、軽やかで動きのある空間に仕上げています。
クリア素材で、抜け感を演出するのも効果的
アクリルやガラスといった透明な素材や鏡なども、おすすめ素材。抜け感がプラスされ、部屋を広く見せてくれますよ。
風通しの良さそうな、このお部屋。クリア素材の照明&チェアで、さらに清涼感がアップしています。カップやカラフェなど、透明な小物を使うのもいいですね!
厳選! おすすめアイテムはこちら
ステキなお部屋ばかりでしたね。これからアイテムを買い足す予定のある人は、以下の参考商品もチェックしてくださいね!
おすすめアイテム ベッドトレイ
何と言っても、脚をたたんでコンパクトに収納できるのが魅力。スッキリしたデザインなので、どんなお部屋にも馴染みそうですね。
おすすめアイテム テレビスタンド
通常のTVボードよりも場所を取らないので、一人暮らしのお部屋にぴったり。TV周辺がすっきりして、部屋が広く使えますよ。
おすすめアイテム ソファベッド
ソファベッドも、一人暮らしのお部屋で大活躍する2WAYアイテムです。ふかふかな使用感もうれしいですね。
おすすめアイテム クリアテーブル
透明なので圧迫感がないうえに、棚にお気に入りのものを並べれば「見せる収納」にも。ガラスより割れにくいので安心です!
まとめ
今回は、お部屋を広く見せるポイントをお伝えしました。どれも簡単に実践できるので、お部屋の模様替えの際にはぜひチャレンジしてみてくださいね。そして、アイデアいっぱいの実例を参考に、広く見えるお部屋づくりを楽しみましょう!