目次
1週間の洗濯頻度
週2~3回が一般的
では、一人暮らしの場合はどのくらいの頻度で洗濯をしているのでしょうか。
一人暮らしの洗濯物の量は、1日で洗濯機がいっぱいになるほど多くはありません。出る汚れ物といえば、その日着た一人分の衣類とタオルくらいです。そのため、「毎日するには少ないけれど、あまり溜め過ぎるのも気になる」という理由から、2、3日に1回(週に2~3回)洗濯するのがおすすめです。
一人暮らしの洗濯物の量は、1日で洗濯機がいっぱいになるほど多くはありません。出る汚れ物といえば、その日着た一人分の衣類とタオルくらいです。そのため、「毎日するには少ないけれど、あまり溜め過ぎるのも気になる」という理由から、2、3日に1回(週に2~3回)洗濯するのがおすすめです。
毎日や週1の人も
毎日する派や週に1回だけという方もいます。毎日する理由としては、「気分的に汚れ物を溜めるのが嫌だから」「しないと気が済まない」などが多いようです。中には、「親が毎日していたので自然と自分も毎日している」という方もいるでしょう。
対して週に1度しかしないという方は、「忙しくて時間がない」「夜に洗濯するのは気が引ける」などの理由があります。
どれくらい洗濯するかは、男性だから女性だからということではなく、性格や生活リズムによるところが大きいといえそうです。
対して週に1度しかしないという方は、「忙しくて時間がない」「夜に洗濯するのは気が引ける」などの理由があります。
どれくらい洗濯するかは、男性だから女性だからということではなく、性格や生活リズムによるところが大きいといえそうです。
服の種類別にみる洗濯頻度
服の種類や着用回数、着用時間によって、どのくらいの頻度で洗濯すればよいのでしょうか。大体の目安をご紹介します。
肌着の洗濯頻度
下着やインナー、靴下や直接肌の上に着たシャツなどは、肌に直接触れているため汗や皮脂といった汚れがついてしまいます。汚れの濃度が高く、洗わずにいると汚れが硬化して普通の洗濯では落ちにくくなることもあります。1回着用したら洗うことを心がけましょう。
パジャマ・ルームウェアの洗濯頻度
寝ているときは想像以上に汗をかいており、パジャマに汗や皮脂が染み込んでいることがあります。基本的には肌着と同様で、1回着用したら洗うのが基本です。複数回着用する場合は、3回着用したら洗うのが限度と考えてよいでしょう。休みの日にまとめて洗濯する場合などは、数枚を着まわすようにしましょう。
ズボンやセーターの洗濯頻度
ズボンが体に触れている部分は、よく汗をかく腰回りや股下です。体の他の部位に比べ匂いを放ちやすい成分が分泌物に含まれているため、3回着用したら1回洗うようにしましょう。セーターやカーディガンなどのニット類は、着用頻度によって洗う頻度を変えるとよいです。
1シーズンに1回~2回しか着用しないのであれば、1シーズンに1回でも十分ですが、1週間に2回以上着用するのであれば1ヶ月に1回は洗濯してもよいでしょう。ニット類はシーズンオフになるとしまうものですが、次のシーズンになったら着られなくなっていたということにならないためにも、汚れ具合や匂いなどを見極めながら洗うのがベストです。
1シーズンに1回~2回しか着用しないのであれば、1シーズンに1回でも十分ですが、1週間に2回以上着用するのであれば1ヶ月に1回は洗濯してもよいでしょう。ニット類はシーズンオフになるとしまうものですが、次のシーズンになったら着られなくなっていたということにならないためにも、汚れ具合や匂いなどを見極めながら洗うのがベストです。
1回の洗濯にかかるコストは?
洗濯は必ずしなくてはならない家事ですので、かかるコストは毎月家計に影響を与えます。一体、1回あたりどのくらいのコストがかかっているのでしょうか。
人によって水道代は変わるが電気代はおおよそ同じ
まず、電気代については1回あたり約2円かかるとされています。これは洗濯機が違っても大きな差はありません。
しかし、水道代は洗濯機の機種や容量、設定で、1回あたり20円~40円ほどと2倍もの開きがあり、回数を重ねるごとに差が出ます。さらに、水道事業は自治体が独自に運営していますので、住んでいる地域によっても異なります。これから洗濯機の購入を考えているなら、地域の水道代やそれぞれの機種の使用水量にぜひ注目してみてください。
しかし、水道代は洗濯機の機種や容量、設定で、1回あたり20円~40円ほどと2倍もの開きがあり、回数を重ねるごとに差が出ます。さらに、水道事業は自治体が独自に運営していますので、住んでいる地域によっても異なります。これから洗濯機の購入を考えているなら、地域の水道代やそれぞれの機種の使用水量にぜひ注目してみてください。
まとめ洗いなら月々の洗濯コストはぐっと下がる
では、1ヶ月でみる洗濯コストはどれくらいなのでしょうか。
仮に1回分の水道代を30円とした場合、電気代を合わせると32円になります。毎日洗濯した場合には、1ヶ月(30日)で1,080円。これが2日に1回(15日)の場合は540円、週に1回(4日)なら128円です。
このことから、まとめ洗いには節約のメリットが大いにあることが分かります。
また、小型洗濯機は購入するのに安くても3万円前後かかりますので、週に1回であればコインランドリーを使った方が賢明かもしれません。近所にコインランドリーがある方は、料金を調べて検討してみてはいかがでしょうか。
仮に1回分の水道代を30円とした場合、電気代を合わせると32円になります。毎日洗濯した場合には、1ヶ月(30日)で1,080円。これが2日に1回(15日)の場合は540円、週に1回(4日)なら128円です。
このことから、まとめ洗いには節約のメリットが大いにあることが分かります。
また、小型洗濯機は購入するのに安くても3万円前後かかりますので、週に1回であればコインランドリーを使った方が賢明かもしれません。近所にコインランドリーがある方は、料金を調べて検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ洗いの注意点
洗濯の回数を減らせば、かなりのコストダウンが期待できることが分かりました。では、週に1回がベストの回数なのかというと、残念ながらそうとは言い切れません。
もちろん、まとめることで乾したり畳んだりする手間が省けるなどのメリットはあります。
もちろん、まとめることで乾したり畳んだりする手間が省けるなどのメリットはあります。
まとめ洗いのデメリット
しかし、数日間汚れ物を溜めておかなければなりませんので、「雑菌が繁殖しやすくなる」、「汚れが衣類に染みつき落ちにくくなる」というデメリットが出てきます。
さらに、洗濯を乾すときにもスペースが足りず洗濯物同士が重なってしまい、生乾きの原因にもなりかねません。
さらに、洗濯を乾すときにもスペースが足りず洗濯物同士が重なってしまい、生乾きの原因にもなりかねません。
そうはいっても、週に1回しか洗濯する余裕がないという方もいるでしょう。そんな場合におすすめしたいのは、できるだけ雑菌の繁殖をさせないようにすることです。
雑菌を繁殖させにくくする方法
汚れ物は洗濯機ではなく、風通しのいいランドリーボックスに溜めるようにしましょう。
水を使う洗濯機の中は湿気がありますので、どんどん雑菌が繁殖してしまうからです。もちろん、濡れた物を一緒に置いておくのも厳禁です。
また同じ理由から、洗濯が終わったらすぐに乾かすようにしましょう。
ただし、いくら対策をしていても、梅雨~夏の湿気が多い季節はにおいが気になることはあるものです。
そんなときは、抗菌をうたった洗剤に変えたり、除菌・殺菌効果が期待できる酸素漂白剤や粉洗剤に変えたり、すすぎのタイミングでクエン酸を使えば、におい落ちの効果が期待できます。
型崩れしにくいもの、白基調で色落ちがあまりしないワイシャツやブラウスやインナー類のみであれば、40℃程度のお湯で洗うのもおすすめです。においや汚れの原因になる皮脂汚れが落ちやすくなり、洗剤や漂白剤の効果を高めることもできます。
水を使う洗濯機の中は湿気がありますので、どんどん雑菌が繁殖してしまうからです。もちろん、濡れた物を一緒に置いておくのも厳禁です。
また同じ理由から、洗濯が終わったらすぐに乾かすようにしましょう。
ただし、いくら対策をしていても、梅雨~夏の湿気が多い季節はにおいが気になることはあるものです。
そんなときは、抗菌をうたった洗剤に変えたり、除菌・殺菌効果が期待できる酸素漂白剤や粉洗剤に変えたり、すすぎのタイミングでクエン酸を使えば、におい落ちの効果が期待できます。
型崩れしにくいもの、白基調で色落ちがあまりしないワイシャツやブラウスやインナー類のみであれば、40℃程度のお湯で洗うのもおすすめです。においや汚れの原因になる皮脂汚れが落ちやすくなり、洗剤や漂白剤の効果を高めることもできます。
まとめ
まとめ洗いは節約になり、手間も省けるという嬉しいメリットがありますが、雑菌の数が増えるなど衛生面を考えるとデメリットもあります。そうはいっても、忙しい大学生活を送りながら毎日家事をこなすのは簡単ではないでしょう。慣れていないうちはなおさらです。
そんなときは、ご紹介した雑菌の繁殖を抑える対策とって、上手なまとめ洗いを実践してみてください。日々の中で、ご自身にとってベストな回数を見つけられるといいですね。
そんなときは、ご紹介した雑菌の繁殖を抑える対策とって、上手なまとめ洗いを実践してみてください。日々の中で、ご自身にとってベストな回数を見つけられるといいですね。
監修:神崎健輔
クリーニング師
実家がクリーニング店でもあったので小さな頃から洗濯を手伝い、クリーニング師の資格を取得して洗濯の知識をとことん勉強。
現在は、白洋社クリーニングと宅配クリーニングネクシーという二つのクリーニングカンパニーに所属。
「洗濯ハカセ」を名乗り、日々ストイックに「もっと洗濯がキレイに楽にできる方法」を研究しなが培った知識をブログで発信中。
家庭での洗濯が上手になる方法や、クリーニングいらずの洗濯術などを公開しながら、テレビ、雑誌、ラジオとたくさんのメディアでも活躍中。