IT業界で敏腕企画&営業マンとして知られる前田鉄平さん。「営業と面接には共通点が多い」という前田さんは、ポイントとして「事前準備の大切さ」を挙げる。
「友人と模擬面接もしましたし、自己PR用の資料を作り込んだりもしました。例えば、最初に勤めた会社がオフィス機器の販売事業をしていたので、同社が展開しているプリンターで、雑誌モデルをしていたときの写真を印刷して、自己PRにつなげたんです。同じ素材でも、伝え方によって相手の印象は大きく変わる。自分の思いが伝わるように事前準備をするのは、就活も営業も同じですね」
そんなモットーを持ってウェブ広告を中心に数々の企業でキャリアを重ねてきた前田さんは、IT系の企業を目指す就活生へのアドバイスとして、2つのポイントを教えてくれた。
「10年前に戻れるなら、絶対にやっておきたいのは『英会話』と『プログラミング』。IT系のサービスは国境を越えるので、英語ができれば仕事の幅が広がるし、個人のアイデアがムーブメントを起こすこともあるアプリのプログラミングができればなおいい。今後さらに、強みになると思います」
前田鉄平さん
まえだ・てっぺい/トランスコスモス ソーシャルメディア部コミュニケーションデザイングループ・マネージャー。1978年生まれ。玉川大学卒業後、大手メーカーに就職。その後、主にITベンチャー、ネット広告の世界でキャリアを積み、営業企画のエキスパートとして活躍中。