複数の企業が同じ会場に集まり、就活生にそれぞれの求人情報などを提供するイベントが「就活合同説明会」。ネット上でも多くの案内が出ていますね。個別説明会より効率的に情報収集ができ、社員の方と直接話すことでそれぞれの会社の雰囲気を感じられるなどのメリットもありますが、内定した先輩たちはこれらをどう活用していたのでしょうか? 社会人一年生のみなさんに聞いてみました。
はい…45.5%
いいえ…54.5%
就活合同説明会に参加したことがある人は約45%。重ねて、その説明会を有効活用できた経験について聞いたところ、約75%にあたる人が具体的に回答してくれました。つまり参加した就活生の多くが成果を実感しているようです。ではその具体的な経験を見てみましょう。
・1日でたくさんの企業情報を一度に収集できた。(女性/22歳/専門サービス)
・多くの会社の説明を聞き、自分の興味のある分野を確認できた。(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁)
・とりあえずいろいろな業種の説明会に足を運び、多くの知識を習得。勉強になった。(男性/22歳/機械・精密機器)
・個別の説明会に出るほどではないけど、なんとなく興味がある企業を中心に回った。そこから本当に関心を持ち面接へ進んだ企業もあった。(女性/23歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・いい企業にであえたので最高だった。(男性/24歳/運輸・倉庫)
・地元のいろいろな企業の求人情報を知ることができた。(女性/21歳/情報・IT)
・県外で就活をしていたため、一度に複数の企業から話が聞けて効率的だった。(女性/23歳/団体・公益法人・官公庁)
・質問して名前を覚えてもらった。(女性/24歳/医薬品・化粧品)
・さまざまな企業のスタイルやスタンスを知り、他の就活生との情報交換もできた。(男性/24歳/不動産)
・他の就活生の面接コメントが聞けた。(女性/23歳/小売店)
・社員の気持ちを理解し、仕事の大変さを知ることができた。(男性/22歳/機械・精密機器)
・同じ業界の複数の会社のブースで同じ質問をして、各社の反応の差を研究することができた。(女性/25歳 /印刷・紙パルプ)
・内定者のアドレスを入手して相談しまくった。(女性/22歳/マスコミ・広告)
・今の内定先企業を見つけた。(男性/22歳/運輸・倉庫)
・合同説明の会場で、単独説明会の予約ができた。(男性/23歳/運輸・倉庫)
まったく知らなかった業界や企業を発見したり、各社のプレゼンを通じて社風を感じたり。広く浅く業界事情を知るだけでなく、先輩社員とのコネクションを築くまで積極的に活動する先輩も。目的意識が明確ならば、就活合同説明会は利用価値の高いイベントになりそうですね。就活のスタートにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
文● 鈴木恵美子
調査期間:2014年7月
アンケート:フレッシャーズ調べ
集計対象件数:社会人1年目の男女145件(インターネットログイン式アンケート)