エントリーシートや面接など、就職活動の場に欠かせない「自己PR」。新連載『あの人の自己PR力』では、自分の魅力をどう相手に伝えるか悩んでいる就活生に向けて、「自分らしさの魅せ方」や「自分の強みをアピールする」ことのプロである芸能人・著名人のみなさんから学ぶ、自己PRの秘訣やアドバイスをお送りします。第1回目のゲストは、11月29日(金)に公開される映画『羊とオオカミの恋と殺人』にて、引きこもりの男の子・黒須役と殺人鬼の美少女・宮市さん役でW主演を務められた、杉野遥亮さんと福原遥さんです。
ーーおふたりが就活生だとして、「ご自身の魅力を一言で表すなら?」と聞かれたらどのように答えますか?
(杉野)
難しいですよね、自分のことを一言で表すのって。受け取りかたによっては「この人自分のこと過大評価してない?」って思われそうだし(笑)。だから、正直にいうことじゃないですかね。思ったこと、感じたことを。聞く側も人間だから、自分を取り繕おうとする人には魅力を感じないんじゃないかって思うんです。たとえば、「僕のこういうところが〇〇です!」って無理にアピールするよりは、ストレートに自分の思いを話す方が最終的にはいいんじゃないかなって。僕もオーディションのときは緊張しますけど「できるだけ素直に思ってることを伝えよう」って思っています。
(福原)
杉野くん、現場でもずっと自然体だからすごいって思ってました。
ーーでは、そこを踏まえて、自分の魅力を一言で表すとしたら?
(杉野)
「素直」ですね。ウソつけない(笑)!
(福原)
(笑)。私はなんだろう……、「楽しむ」? 悔しいとか、ショックな気持ちも楽しみに変えられるように日々生活していることかな。
(杉野)
ポジティブなんだね。
(福原)
うん。「笑顔でいればなんとかなるわ!」と思って過ごしてます。
ーー非の打ち所がないおふたりのように見えますが、コンプレックスはありますか?
(杉野)
ありますよ。でもコンプレックスは人に言えないからコンプレックスなんで。
(福原)
そうだよね(笑)。
(杉野)
「もしかしたら自分のこういう部分は世間からちょっとズレてるのかも」って思ったりする瞬間はあるだろうし、そこがコンプレックスになるのかもしれない。でも、それも自分の個性だと考えればコンプレックスじゃなくなると思うので、難しいですね。
顔でいうと、オレ、鼻のココ(と鼻筋の上の部分を指して)の骨が出てるのがコンプレックスだなぁ。
ーーそんな、むしろカッコいいですよ(笑)!
(福原)
私はいっぱいあります。自信がないところとか。仕事場では自信を持てるようにしようと思ってるんですけど、プライベートに関してはもう「自信ない……」って感じだったりします。
ーー主演された映画『羊とオオカミの恋と殺人』の話に移りますが、今作のオファーを受けた時はどう思われましたか?
(杉野)
最初に台本を読んだときは、ストーリーの軸がどこにあるのか、どんな作品になるか想像がつかなかったんです。現場に入ってはじめてイメージが湧いてきました。
(福原)
ラブコメだって聞いてたので、原作を読んだとき「全然違うじゃない!」って思いました(笑)。結構グロテスクなシーンも多くて、うまく表現できるかなっていう不安も大きかったです。でも現場に入ったら、 (自分の演じる宮市さんというキャラクターの)ちょっとマイルドでかわいらしい部分も見えてきたので「あ、こういう感じかな」っていうのは掴むことができました。
ーー黒須に親近感を覚えた部分はありましたか?
(杉野)
親しみやすいキャラクターですね。人を区別したり差別したりするような人だったらたぶん、宮市さんのことを好きになっていないだろうなって思うので。もちろん黒須は絶望というか、底辺を見ている精神状態からのスタートだったので宮市さんに惹かれたというのはあると思いますけど、根底にあるものは柔らかくて明るい人だっていうところはブレたくないなと思ってました。
(福原)
監督に「宮市さんをいちばんキレイに撮りたい」って言われていて。大人っぽい表情だったりかわいらしい部分だったり、とにかく魅力的に撮りたいと言われていました。殺人鬼という信じられない、共感できない部分のある人なんですけど、普段の宮市さんは普通というか、みんなが共感できるような宮市さんにしたいなというのはありました。
(杉野)
この作品って“究極のラブストーリー”って謳ってますけど、実は同時に普遍的というか、普通の関係性のお話だったりもするのかなって思いました。演じているときは探り探りだったような気がしますけど、できあがったものを観たあとは「そんなに難しいことじゃないな」って。
(福原)
宮市さんは「愛」をまだ知らないんだろうなって思いました。「好き」がわからないから困惑して自分と戦ってるんだなって、演じていてすごく思ったので。愛というものを初めて黒須くんに教えてもらうという感覚なんだろうな、って。
ーーでは最後に、読者の就活生に向けてメッセージをお願いします。
(杉野)
自分が本当にそこで表現したいと思うことや、思っていることをちゃんと生かせる場所を見つけることができる人はすごいなと思うので、それを探すことを怠らないでください。
(福原)
なにかひとつでも好きだな、やってみたいなって思ったら絶対挑戦した方がいいと思いますし、自分が楽しめる場所を探したら前に進めるんじゃないかなって思います。
「もし就活で自己PRをするとして、自分の魅力を一言で表すなら?」という難しい質問に、杉野さんは「素直さ」と回答。ただ思ったことを口にするというよりも、「ストレートに自分の思いを話す」という気持ちが大事なのかもしれません。一方福原さんの回答は、何でも「楽しむ」こと。マイナスな出来事もポジティブに転換できる考え方は、仕事だけでなくプライベートでも役立ちそうですね。
文:落合由希
写真:島田香
編集:学生の窓口編集部
ヘアメイク:速水昭仁(CHUUNI inc.)【杉野】、布野夕貴【福原】
スタイリング:伊藤省吾(sitor)【杉野】、飯間千裕【福原】
『羊とオオカミの恋と殺人』
11月29日(金)ロードショー
Ⓒ2019『羊とオオカミの恋と殺人』製作委員会 Ⓒ裸村/講談社
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