これまでにご紹介した観点を踏まえた例文を参考に、文章を作成してみましょう。
<例文:趣味に取り組んだ事例>
この例文では、先ほど挙げた5つの観点を盛り込んで作成されています。
1.動機:単純作業に無駄な時間がかかりすぎること
2.計画、目標設定:1時間を30分にしてほぼ自動化できる
3.軌道修正:より短縮・自動化する方向にシフトし、成功
4.心がけたこと:研究に時間が割けるようになること
5.成果:大学の代表、6時間から30分の短縮
非常に説得力のある文章ができあがっています。これを短縮してエントリーシートに書くことや、例文のように最後に役立てるポイントや学んだことを加えれば志望動機や自己PRとしても使えます。
頭で考えると難しく感じてしまう、「学業以外で力を注いだこと」の書き方。実際は自分がやってきたことを、いかに魅力的に伝えるかということだけです。ご紹介したポイントを押さえながら作成することで、企業側にあなたの魅力が十分に伝わる内容になるはずです。
頻出の質問でもありますし就活の明暗を分けかねない質問です。慣れるまでは大変と感じるかもしれませんが、ぜひしっかり時間を取って準備を進め、就活に役立ててくださいね。
執筆:高下真美
新卒でインターンシップ紹介、人材派遣・人材紹介のベンチャー企業に入社。ベンチャー企業から大手IT・流通・情報・サービスなど多岐に渡る業種で営業・コーディネーターを担当。その後、大手採用コンサルティング系企業で8年の勤務を経て、夫の転勤を機に退職。現在は人材系コラムの記事執筆など、フリーライターとして活動中。