志望動機は履歴書・エントリーシートの一番重要な部分です。志望業界のことをしっかり理解した上で、説得力のある志望動機を書きたいものですね。そこで今回は卸売業界を志望する場合の、志望動機の書き方を解説します。卸売業界は取り扱う商品の幅で、大きくは2つのグループに分けられます。自分が志望する会社の特徴を踏まえて作成することが大切です。
▼こちらもチェック!
流通・サービス関連職に内定した先輩の志望動機を見る!
食品や鉄鋼など、多くの形ある商品・製品が生産・製造されてから消費者に届くまでのプロセスは、「川の流れ」にたとえることができます。
・川の上流=「メーカー(生産者・製造者)」
・川の中流=「卸売業」
・川の下流=「小売業」
このように卸売業は「川の中流」に位置し、メーカーと小売業を繋ぐ役割を果たしています。
※商品や製品を卸す相手が、個人(BtoC)の場合もあれば、会社(BtoB)の場合もあります
具体的には、メーカーから商品・製品を大量に仕入れます。大量に仕入れることで、在庫リスクを抱えますが、その分、安く購入できます。そして、利益を乗せて、小売店に卸します。
ちなみに、「商社」というキーワードは、卸売業と同義です。たとえば株式市場では、有名な総合商社も卸売業に分類されています。総合商社の中でも、規模がトップクラスのメガ総合商社は、大半の卸売会社とは別次元の事業を展開しています。特に、メガ総合商社を志望する場合は、別に業界研究を行う必要があります。
卸売業界は、大きくは「専門系」と「総合系」の2つのグループに大別することができます。
専門系は、例えば、「医薬・化粧品」を専門に、「繊維衣服」を専門に、「鉱物・金属材料」を専門に、「飲食料品」を専門に……というように、ある特定の商品や製品に絞って事業を行います。
一方、総合系は、例えば「ロケットから日用品」まで、会社の規模に応じてさまざまなものを取り扱います。