志望業界に合わせた志望動機を書くのって意外と難しいものですよね。志望業界の仕事内容を具体的にイメージできず苦戦している人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、建設業界を志望する場合の、志望動機の書き方を解説します。建設業界を志望するにあたっては、「建設業界とは、なにを実現することで社会に貢献するのか?」という本質を掘り下げたうえで作成することが大切です。
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建設業界の裾野は広く、仕事の対象となるものにはさまざまなものがあります。そこで、自分が目指す建設業界の中の仕事分野を、まず絞り込みましょう。手始めに、建設業界を2つに大別します。
(1)「建設」
社会のインフラ(基盤)となる「道路・橋・ダム・堤防・電波塔のような高層タワー」などを「作る、もしくは解体する」仕事です。「地図に載るような大きなものに関連した仕事」とイメージすればいいでしょう。
(参考:一般財団法人 建設業振興基金『建設業界ガイドブック』
http://www.yoi-kensetsu.com/jinzai/guidebook/2017/guidebook_2017_p2-8.pdf)
(2)「建築」
建築物(屋根や柱のあるもの)を新築、増築、改築又は移転することです。建設と比較して、「住宅やアパートなど、人の生活に身近なものに関連した仕事」とイメージすればいいでしょう。(建築業は、建設業に含まれていると捉えて下さい)
建設の仕事として目に入りやすいものは、ビルや住宅を建てる、道路を補修するなどですね。そして、「あのようなものを作りたいな、設計したいな」と考え、建設業界を志す人も多いでしょう。
但し、建設業界の理解において「作る・解体する」という仕事は表面的なものです。建設業界を志望するにあたっては、もっと根本にあるものを理解しなくてはなりません。その根本にあるものとは、以下の通りです。
・建設業は、国民にとって不可欠な生活と産業の基盤を提供する産業
・建設業界の国民に対する最も重要な使命は、災害列島に住む国民を守ること。 そのための責務の一つは、「防災・減災対策」など国土強靭化の施設整備。もう一つの責務は、「応災」であり、災害発生時の被災者支援から、応急復旧、本格復旧、復興など一連の災害対応に一貫して取り組むこと。
(引用:一般社団法人 日本建設業連合会『再生と進化に向けて 建設業の長期ビジョン』http://www.nikkenren.com/sougou/vision.html)
このような社会的使命を認識した上で、志望動機を深めましょう。