就活では、面接やグループディスカッションなど、初めて会う人の名前をすぐに覚えたい場面があります。しかし、人の名前を覚えるのが苦手という人にとっては、かなりのプレッシャー……。そこで、某生命保険会社の営業マン、田中さんにお話を伺いました。日頃から多くの顧客と出会い、すぐに名前を覚えているという田中さんのとっておきのテクニックとは?
■とにかく声を出して相手の名前を連呼する
「相手の名前を覚えるには、口に出すことが一番だと思います。会話の始めに、『○○さんはどうですか?』と必ず相手の名前を入れる。会話の最中にも、『○○さんの好きなものは?』そして最後には『○○さん、ありがとうございました』といった具合に、とにかく名前を連呼しましょう。
また、その人自身に興味を持っていろいろ尋ねることも大切です。人間って関心を持っていることや人は自然に覚えられるものですよね? その人(や両親)の出身地、相手の姓がどこの地方で多いのか? 下の名前は誰がつけてくれたのか? その人の名前や出身に関することを発端にしてどんどん質問していきます」
グループディスカッションの際は、ほかの人が自己紹介する時にもきちんと耳を傾けて積極的に覚えるようにしましょう。議論をする時に有利に働くはずです。
■声に出せない時や話ができない時はイメトレ!
「声に出すことができない場合や、無駄話ができないような状況の時は、頭の中で何度もシミュレーションすること。イメージトレーニングです。基本は相手から連想できるものから入ります。ゴロ合わせのように『あらいぐまのようなあらいさん』とか、見た目の特徴や芸能人や知り合いで似ている人を探してあだ名をつけることも有効です。いわゆる連想ゲームですね。単純かもしれませんが、その効果はあなどれません」
また、時間がある時には、頂いた名刺やノートにその人の情報をメモやイラストに残すのも効果的です。こっそりとバレないように書いてくださいね。