データで読み解く! 2015年卒 就職戦線事情 第8回 2015年度の就職活動。タイトになる日程の影響は? その2 

データで読み解く! 2015年卒 就職戦線事情 第8回 2015年度の就職活動。タイトになる日程の影響は? その2 

2015/02/26

就活の悩み・疑問

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第8回

2015年度の就職活動。タイトになる日程の影響は? ②

マイナビは、2015年春に卒業を予定している学生を対象とした企業の採用状況と、学生の就職活動状況、内定状況をまとめた「2014年度就職戦線総括」を発表しました。この連載では、それらの総括資料をもとに、就活生のみなさんに向けて2015年卒就職活動のポイントとなるデータをご紹介していきます。

第8回目は前回に続き、来年度からの採用時期変更に伴う就職活動への影響や、企業側の課題について見て行きましょう。

学生や企業への影響が大きい、選考日程の変更

昨年発表された経団連の指針により、2015年度(2016年卒)から、企業の採用時期が変更に(下図参照)。具体的には、採用の「広報活動開始」は3月1日以降、「選考活動開始」は8月1日以降に後ろ倒しされます。

理系学生の進路選択が難しくなる、公務員試験と日程がバッティングするなど、さまざまな課題を抱える今回の変更。学生だけでなく企業への影響も小さくはありません。

Uターン就職学生と企業との接触が難しくなる

たとえば、地元企業がUターン志望学生の採用を行うときに懸念されるのは、学生とのコンタクトの機会が減る可能性が高いこと。例年、企業が主催するUターンイベントは、年末年始の帰省時期に数多く実施されていました。しかし2015年度以降は、広報活動が開始される3月よりも前の時期となるため、学生と接触することはできても、個人情報の収集は難しくなりそうです。

「2015年卒マイナビ大学生Uターン・地元就職に関する調査」によると、3月に地元企業との接触を希望する学生の割合が最も高くなっています。しかし来年度以降は、その時期が広報活動開始の直後となるため、都市圏の企業も含めた厳しい競争になりそう。さらに夏休み期間は選考活動の本番を迎えるため、例年より帰省する学生が少なくなり、地元企業は苦戦を強いられるでしょう。

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