データで読み解く! 2015年卒 就職戦線事情 第8回 2015年度の就職活動。タイトになる日程の影響は? その2 

データで読み解く! 2015年卒 就職戦線事情 第8回 2015年度の就職活動。タイトになる日程の影響は? その2 

2015/02/26

就活の悩み・疑問

関連キーワード:


学業と平行した就活への準備が鍵になる

また、大手企業中心に8月から一斉に選考を開始すると、特定の学生に内々定が集中してしまい、辞退率の読みが困難になります。そして、大企業の就職活動が一段落した後に採用を行う中小企業は、活動期間が短くなるために必要な人材が確保できない可能性も。さらには、選考開始から内定式まで2カ月しかないため、追加募集が間に合わなくなる可能性もあります。

しかしそもそもこのルールの目的は、学生が3年生まで勉強に専念できる環境を整えること。3月解禁なら、留学した学生も大きく不利になることはありません。また、短期決戦になれば学生が応募先をもっと真剣に絞り込み、堅実に活動することが考えられます。これは企業と学生の双方にメリットとなります。

企業から大学に対しては、学生が無理なく就職準備ができるよう、キャリア教育やインターンシップの充実を求める声が上がっています。今後は学生自身が学業と平行して、企業を選ぶ力をつけていくことが必要になるでしょう。(了)

文・鈴木恵美子

おすすめ記事

Intern sp bnr d2 03

人気記事ランキング

新着記事

ページトップへ