「圧迫面接」や「威圧的・高圧的な面接」について、噂や体験談などを聞いたことがあると思います。頬杖をつきながら面接をしたり、答えている最中にアクビをしたり、言うことすべてを否定したり、時には暴言とも取れる失礼な一言など・・・・・・。
そのような面接をされたら、誰だってカチンと頭にくるものです。面接中に「こんな会社は絶対パス!」と、早々に答えを出す人だっているでしょう。 あるいは、面接官のあまりの高圧的な態度に怯えてしまい、面接そのものに苦手意識を持ってしうまう人さえいるかもしれません。
ここで一つ考えてみましょう。
なぜ、企業はイメージダウンのリスクを負いかねない「圧迫面接」を行うのでしょうか?
圧迫面接は「学生のストレス耐性」をチェック
社会人になるとさまざまな方面からストレスが襲ってきます。毎日がストレスの連続とも言えるでしょう。例えば「お客様からのクレーム」「無理を承知で当然のように投げられる依頼」「深夜に及ぶ連日の残業」など、より大きな仕事を任せられれば任されるほど、そのような場面に遭遇する機会は増えます。
面接時に「ストレスには強いですか?」と聞かれて「弱い」と答える人はそういません。ほぼ全員が「強い」とアピールするでしょう。しかし、それはあくまで自己申告。
本当にストレス耐性があるか、どんな状況にも冷静に機転を利かせて上手く対応できるかなどを、面接でしっかり確認することも企業側の大切なミッションなのです。面接を受ける学生側にとってはたまったものではありませんが、厳しい場面を乗り越えられる人材を欲しがっているとも言えます。
つまり圧迫面接はその企業にとって「理に適った面接手法のひとつ」とされているのです(企業イメージを損なうリスクはありますが)。もし、あなたが圧迫面接に遭遇したのなら、「働き出してからもそういったストレスがあるだろう」ということを想定し、それも含めて仕事内容ややりがい、待遇の良さなどが納得できる会社なのか、よくよく考えて意思決定をしましょう。
コンテンツ提供●プライマル株式会社「就活の真実2016」
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