履歴書を書く際に自己PRの欄にくるとペンが止まってしまうという人、多いのではないでしょうか。書きたいエピソードはあるけれど、いざ文章にするとどうもぎこちない……。そんな悩みを解決すべく、文章スクールの講師である高橋フミアキ先生に、文章がうまくなる3つのコツを伺いました。
「文章を書くときにまず考えるべきなのは、『誰に』、『何を』伝えるか。履歴書の場合は企業の採用担当に読んでもらうための文章ですよね。そして、企業がどんな人材を求めているかで自己PRの内容も変えなければいけません。サイトの企業情報に『我が社はチームワークを重んじている』と書かれていたら、自分がいかに協調性がある人間かということをアピールできるようなエピソードを盛り込みましょう」
例えば、サークル活動について書くとしましょう。リーダーとして活躍したこと、連携プレーでトラブルを乗り越えたことなど、ピックアップする部分によって印象が変わりますね。文章を書く前のリサーチは必須なのです。
「うまいこと書こうとするあまり、無駄な言葉が多くなってしまう人がいます。ダラダラ続く文章では採用担当者の心は動かせません。一文、60文字以内に抑えるというルールを徹底しましょう。スッキリしたいい文章は短文によって作られます」
『そんなこと言っても、削れるところなんてない』というアナタ、もう一度自分の文章を読んでみてください。必ず無駄な部分があるはずです。削り方のコツは、ポイントその3を見てみましょう。