就職活動では、ほぼ全ての業界の企業説明会に参加。その上で最後に選んだ企業は、社員30人ほどのIT系ベンチャーだった。
「アイデアと技術で可能性を拓いていく"IT"の世界でなら、自分の好奇心旺盛な性格を活かせそうだと思い入社を決めました。ベンチャーを選んだのは、社員一人ひとりの責任が大きいこと、そして全社員と顔を合わせながら仕事ができるので、若手にどんどん仕事を任せてもらえる。いつかは自分で事業を立ち上げ、会社の上場に貢献したいですね」
春からの生活に胸を弾ませる楠本さんには、在学中にやっておきたいことがある。
「今の自分がいるのは、就活時に尊敬する社会人の先輩たちが多くの気づきを与えてくれたおかげ。今度はその恩を後輩たちに繋いで、キャリアと真剣に向き合う学生を増やすお手伝いができたらいいなと思います」