【フィンランド留学レポート】世界幸福度ランキング8年連続1位の「教育の現場」は日本と何が違う?大学生がレポート!

編集部:ろみ

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これから海外留学をする方、検討している方に向けて留学先のリアルな情報をお届けする『study abroad report』

今回はフィンランドで教育関係視察研修8日間プログラムに参加した進藤史華さんから情報をレポートしていただきました。本記事では進藤さんがどんな風に留学先を決めたのか?実際の授業・生活スタイルや、現地で困ったこと、留学してよかったことなどなど、知っておくとタメになるリアルな内容をお届けします。

レポートしてくれるのはこの人

進藤史華さん

津田塾大学在学(現在、大学4年生)。2023年2月に「テーマのある旅-フィンランド教育関係視察研修8日間プログラム-」に参加。幼少期から北欧の世界観や教育、文化に関心を寄せる。

留学先を知ったきっかけ、留学を決めたタイミング

ー留学の目的・目標は?

世界各国の中でも、教育の質の高さやジェンダー教育、充実した福祉制度で有名なフィンランドに、一度は足を運んでみたいと思っていたからです。フィンランドは、国連の関連組織などが発行する世界幸福度ランキングで、2025年現在でも8年連続1位を受賞しています。そこで実際に、様々な教育施設を訪問することによって、国としてどんな意図を持って子ども達の教育を行っているのか、体感してみたくなりました。

ーいつ、どうやって留学先を選んだの?

夏休み明け頃に、大学生協でパンフレットが掲示されており興味を持ちました。そして詳細について生協の方に聞いたり、説明会を受けたり、内容の詳細をネット等で調べたりした後、応募することを決めました。

タンペレ大学の雰囲気ってどんな感じ?

授業の難易度に関して

タンペレ大学への訪問では、実際に校長から授業の構成や、フィンランドでの教員という職種の社会的立ち位置、また、教員になるためにはといった視点でお話を聞かせていただきました。

フィンランドで教員になるには、まず教育学部への入学が必須であり、入学試験では高い学力と適性・人間性が審査されます。そして入学後は、修士号取得まで2年間の課程を修了する必要があり、特に修士課程では教育実践に加えて、学習科学の研究方法論を学び、研究論文を書くことが求められます。また日本の教職課程とは異なり、合計で6〜7ヶ月に及ぶ教育実習体制も特徴的でした。そのため、必然的に授業内容は発展的で難易度が高く、必然的に勉強量も求められます。

授業の雰囲気に関して

子どもたちは全体として、授業、自学習に対して非常に意欲的です。またわからない部分は積極的に手を挙げて先生に質問をしたり、周囲とディスカッションをしたりすることで、解消しています。

学校や食堂の雰囲気に関して

食堂の真ん中にビュッフェ形式で様々な食材が配置されており、自由に自分で選んで食べることができます。また、ヴィーガンやアレルギー、宗教食への対応などについても、万全な配慮がされており、基本的にはどのような環境下に育った人でも、安心して食事を摂ることができます。

留学先での生活について

8日間の中で、保育施設から大学までを幅広く訪問し、途中で観光体験としての市内見学や、ムーミン美術館への来訪などを挟む形でした。

参考(訪問した教育施設)ノキア基礎学校、オルヴォッキ保育園、タンペレ大学、TYK高等学校

滞在先の生活環境

ー住環境について詳しく教えてください。

基本的な生活様式などは、日本とは大きく変わりません。しかしスーパーの営業時間が平日よりも土日祝日は短く、土曜は遅くても18時閉店、日曜や祝日は終日閉店のお店が多いです。そのためフィンランドの人々は、平日の仕事終わりやお昼頃に土日分の食材や日用品を買い込み、週末に備えています。

ー持って行って役立ったものは何ですか?

日本文化を紹介できるようなグッズ(折り紙、和紙、お手玉など)です。小学校や保育園見学の際に、子どもたちとの交流タイムがあったのですが、上記のおもちゃはとても好評で、みんな興味津々でした。

また実用性の観点では、充電器の変換アダプタを用意しておくと、困らないと思います。

ー市内での移動はどんな手段を使っていますか?

基本的には、トラムという路面電車や、バスなどの移動が多かったです。ただ日本と違った点は、長距離列車、近距離通勤列車、地下鉄、トラムなど、全ての公共交通機関において改札がなかったことです。 ルールとしては乗車券を各自買ってから電車に乗るシステムでした。

ー生活で困ったことはどんなことですか?

夜明けの日の出が遅く、起床時(6時半頃)にはまだ空が真っ暗で、何も見えなかったことです。フィンランドでは季節によって夜明けが遅くなる時があり、特に冬の極夜の時期はその影響が強くなります。6時頃はまだ暗く、市内を歩くのは危ない時もあるので、車や公共交通機関、集団での移動をお勧めします。

ー生活で困ったとき相談する場所・人はいる?(どんな人に相談している?)

テーマのある旅では、常時案内人として街全体を紹介してくれるご夫婦がいたため、困った時はそのお2人にすぐ、相談することができました。とても温かいご夫婦で、終始笑顔で出迎えてくださいました。

滞在先で気を付けた方が良いこと

ー留学先で自分の身を守るために気を付けていたことはありますか?

外が暗い時には無闇に外に出ないこと、また美術館や観光都市に出向く際は、リュックはお腹の前で抱え、チャックがついていないバッグ等は手に持たないことです。(観光客を狙ったスリが多いため。)

留学をして自分自身が一番変わったところ

良い意味で常識や先入観にとらわれず、対個人、他人として1人1人と関わることができるようになったことです。フィンランドは自由度が高く、他人に干渉しすぎない文化が根付いています。それはまさにジェンダー教育などにも紐づいており、各々の生き方に対して誰も自分の考えを押し付けたりはしません。その姿勢や価値観を、身をもって知ることができて、良かったと感じています。

これから留学をする学生のみなさんに伝えたいこと

私が今回参加した教育視察研修のプログラムは、8日間の短期型でしたが、非常に学びや発見が多く、内容の濃い8日間だったなと感じています。

留学などは金銭面での懸念も多く、ハードルが高いと感じる人も多いかもしれませんが、今では留学費用に関する給付金制度など、ネットや大学生協等を通して広く情報を得ることで、見えてくる道が沢山あります。

また今回私が参加したプログラムのように、費用面を抑えて、知りたい分野をピンポイントに体験できるコンテンツも、充実度が高くお勧めです。

時間は有限なもので、特に大学生のうちは「どのように時間を使いたいか」、「どんな学生時代を過ごしたいか」を明確にしておくと、留学の目的や意図もはっきりしてくると思います。ぜひチャレンジしてみてください。

文・写真:進藤史華さん
協力:関東学生英語会連盟
編集:マイナビ学生の窓口編集部 ろみ

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編集部:ろみ

学生時代はスペイン語専攻。南米アルゼンチンに留学していたラテン系関西人。好きなものは海外の音楽・映像鑑賞です。ママになり、最近は子供が寝た後に海外ドラマや韓流ドラマを見るのが息抜きです。素敵な言葉や音楽、映像などのコンテンツは、自分自身を助け、励まし、成長させてくれるものだと思います。読者のみなさんに素敵なコンテンツに出会える機会をたくさんお届けしたいという想いで仕事をしています。

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