エンタメ業界の最前線で活躍するA&Rが語る、音楽への情熱と信頼の築き方【エイベックス】 #先輩ロールモデル

「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろいろな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。
今回は、【エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ(株)】の第1レーベルグループ 第3ユニットアシスタントプロデューサーをしている石川巧さんにインタビュー!現在の仕事やこれまでのキャリア、さらには学生時代の経験や就活のヒントまで、お話を伺いました!
所属アーティストのA&R業務を担当。音楽レーベル事業として、幅広い音楽コンテンツを企画・制作および販売を担う。また音楽に関連する様々なビジネスインフラ(音楽パッケージ、配信サービス・宣伝など)を活用しながら、各セクションのハブとなってヒット曲やヒットアーティストの創出を目指す。
――まずは自己紹介をお願いします。
エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ 第一レーベルグループ 第三ユニットで働いている石川と申します。2020年に入社し、今年で5年目になります。現在はA&Rとして、レコード会社で音楽制作に携わる仕事をしています。
――お仕事内容を教えてください。
レコード会社で担当アーティストの活動をサポートしています。現在はAAAの西島隆弘さんや宇野実彩子さんのソロ活動を担当しています。その他にも、海外アーティストや洋楽の制作、約35年続く「SUPER EUROBEAT」シリーズのディレクションやA&Rも担当しています。

スタジオに座っている写真は、CDになる直前の音源をチェックしている場面で、レコード会社として最終確認を行っているところです。

SHIBUYA TSUTAYAでの写真は、アルバム制作において、曲作りの段階からレコーディングやMV制作まで、さまざまな調整を行うハブの役割として動いていました。音楽を世の中に届ける際には、プロモーションや店舗での特設ブース設置なども日常的に行っています。

また、海外アーティストが来日してライブなどを行う際には、空港からホテルまで付き添ってサポートし、日本のファンに楽曲やパフォーマンスを届けるお手伝いもしています。さらに、海外アーティストは長期間日本に滞在できないこともあるため、ラジオなどのメディア出演では、わたし自身が代弁者としてプロモーション活動を行うこともあります。
――仕事をする上で心がけていることはありますか?
どのアーティストでも、エンタメに関わる仕事である以上、A&Rとして世界中の誰よりもそのアーティストのファンになることを大切にしています。お客さまよりも深くアーティストの魅力を理解しているからこそ、「次はこういう作品を出します」と説得力を持って提案できると考えています。そのためにも、自分自身が一番のファンでいようと常に意識しています。
――アーティストと信頼関係を築くうえで大切にしていること、努力していることは?
わたしが携わっているのは音楽ですが、AAAの西島さんや宇野さんのソロ活動ではエイベックスでマネジメントも担っています。音楽と関係のないファンクラブのトークショーやアパレル系の撮影などもあります。
正直、音楽に直接関係ない場面には行かなくても支障はないのですが、近くまで来たから顔を出そう、少し時間があるから寄ってみようといった感じで行動を意識的にしています。
そういった姿勢が、相手に好意や関心をアピールすることにつながり、一つ壁を突破して信頼関係が築けると考えています。

――仕事のやりがいを感じる瞬間は?
一番は、担当アーティストのファンの方々に音楽が届いたと実感できた瞬間です。ライブ会場での歓声や、YouTubeのコメント、SNSの反応などを見ると嬉しくなります。音楽が完成するまでには大変なことも多いですが、この曲を出してよかったと心から感じる瞬間です。
――これまでで一番印象に残っているエピソードを教えてください。
一番印象に残っているのは、MVの撮影です。通常は2〜4日で撮影するのが一般的なのですが、真冬の富士山の樹海で撮影したことがありました。あの時は関わるスタッフ全員が、寝る間もなく、良い作品を撮るためにまさに命がけで撮影に挑みました。でも、公開されたあとの反響が本当に大きくて、身を削ってでもやってよかったと思える経験でした。
――エイベックスへの入社の決め手を教えてください!
もともと子どもの頃から音楽が大好きで、特にユーロビートというジャンルが好きでした。高校生のとき、進路を考えるなかで「音楽に関わる仕事がしたい」と思い、さまざまな選択肢を考えたうえで、やはりエイベックスが一番好きだという結論に至りました。ユーロビートをはじめ、自分の好きな音楽を世に出す仕事ができる、自分が好きなエイベックスという会社で働きたいという強い思いがあり、第一志望として就職活動を進めました。
――どんな学生時代を過ごしていましたか?
大学受験で第一志望に落ち、第二志望の大学に進学しました。最初はモチベーションが上がらず、一年生の後半まで引きずっていたのですが、母から「どんな環境でも自分のいる場所で最大限頑張りなさい」と言われて、気持ちを切り替えました。理系の大学で音響系の工学の研究室に入り、そこから「音楽とつながる何かをしたい」と考えるようになりました。
就活中には周りの就活生との大学の偏差値や実績に差を感じたこともありましたが、「自分が何をやってきたか、どれだけ想いがあるか」が最終的に伝わる人には伝わると信じて突き進みました。その思いがエイベックスに届き、今働けているのだと思います。
――学生時代から持っていた想いとはなんでしょうか?
どうすれば音楽に携われるのか、どんな企業に入ればいいのかを考えていました。他の誰よりも音楽が好きだという自信がありましたし、その思いが原動力になっていました。

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――選考中のエイベックスへの印象はどうでしたか?
新卒1年目の社員の方々が説明会やインターンで前に出て活躍している姿を見て、若手にも発言権がある会社だなと感じました。若いうちから裁量を持って働ける環境があり、個人的には若いほど音楽の感度が鋭いと思っているので、エイベックスは非常に魅力的な環境だと再確認しました。
――学生時代の経験で、今の仕事に役立っていることはありますか?
大学の勉強や課題など、学生生活全般に全力で取り組んできました。就活のスタートは遅かったのですが、特にエンタメ業界では学生時代にどれだけ好きなことに夢中になったか、そこから何を吸収したかが重要だったなと思っています。その時の感情や、一ファンとしての視点が今の仕事に活きています。
――自己PRについて教えてください。
ESや面接では、言った者勝ちだと思っていたので、「世界中で誰よりも音楽が好きですし、音楽のためなら何でもします」と伝えました。どんな質問にも対応できる自信がありましたし、熱量を持って音楽を語れることが、この仕事には必要だと思っています。質問一つに対して、100返せるくらいの熱量を見せることを意識しました。
――音楽を好きになったきっかけを教えてください。
もともと音楽がある家庭で育ち、10年以上ピアノを習っていました。音楽は落ち込んだ時に助けてくれる存在で、人の生活に寄り添う力があると思っています。
――志望動機について教えてください。
エイベックスという会社が好きで、特にユーロビートというジャンルが大好きでした。ブームが落ち着いている今だからこそ、自分の力で盛り上げたいという想いがあり、好きだからこそ、会社に貢献できるようなブームを作りたいという気持ちを志望動機として記載しました。

――ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)について教えてください。
あまりガクチカを意識していたわけではありません。研究室での活動や、こんなことやったら稼げるかもといった遊びの延長のような活動が結果的にガクチカになっていました。音楽が好きという思いを自己PRで伝え、それを裏付ける経験をESに書いて一貫性を持たせるようにしていました。
――短所と長所について教えてください。
自分では短所が多い人間だと感じていたので、それをどう補うかを常に考えていました。短所をそのまま伝えるのではなく、「その短所に対してこうやって向き合っている」とポジティブに伝えることを意識しました。
――今後の展望について教えてください。
ありがたいことに希望していたA&R職を任せてもらい、ベテランアーティストやブランドを担当しています。ただ、A&Rの醍醐味は、新しい音楽を見つけて世に出し、カルチャーを生み出すことだと思っています。これからは、自分で見つけた新人アーティストを育てたり、誰も聴いたことのない音楽を発信したりしていきたいです。また、A&Rは若い感性も重要なジャンルだと考えているので、後輩育成にも力を入れていきたいと思っています。

※所属部署、記事内容は、取材当時のものです。
取材:伊藤 さくら(ガクラボメンバー)
執筆:亀谷 凪沙(ガクラボメンバー)
編集:学生の窓口編集部
取材協力:エイベックス株式会社




























