「あまり落ち込まない」先輩が実践してきた「俯瞰的に見ること」。CASIOでアプリ開発に携わる先輩社員に、仕事や会社の魅力を聞いてみた。

「将来の“なりたい自分”がまだわからない」という悩みを抱えるみなさんに、いろいろな企業で活躍する先輩たちの姿を通してロールモデルを見つけてもらう企画「#先輩ロールモデル」。
今回は、キーボードや計算機、時計などを開発している【CASIO】で働く先輩社会人にインタビュー。アプリ開発に携わる先輩社員に、仕事内容や学生時代に取り組んだことについてお話を伺いました!
2022年度入社
CASIOのスマホアプリ開発やアプリ内の追加機能の開発を担当。チームメンバー全員がユーザー視点を意識して意見を出し合うことで、開発の質向上を実現できるよう、日々励んでいる。
――まずは自己紹介をお願いします。
CASIOの開発本部事業イノベーションセンターSW技術開発部第二開発室でスマホアプリ開発を担当しています。池田彰希と申します。現在はデバイスとデバイスが通信するシステムであるIoTを活用したスマホアプリの開発に携わっています。少し前までは「Runmetrix」というランニングをサポートするアプリの設計を形にする業務に携わっていました。
「Runmetrix」WEBサイト:https://runmetrix.casio.com/jp/
――1日のスケジュールを教えてください。
朝8時ごろに起床して朝食をとった後、8時50分に始業します。基本的には在宅勤務であるため、オンライン上で、開発のチームメンバーに昨日の業務報告や今日の予定を共有します。デザインやアイテムに沿ったコードの作成や、今あるアプリに対する評価などの作業をしています。日によっては、チームで役割やタスクを分け、コミュニケーションをとりながら行う「スクラム開発」の方法を取り入れ、実装のタスク整理や、開発中に起きた問題、開発の方法などに関して話し合うミーティングをすることもあります。また、月に1〜2回、出社することもあります。
――CASIOで働こうと思ったきっかけを教えてください。
会社説明会の際に提示されていた「世界初のものづくり」という言葉や、“0→1にこだわる精神”に感銘を受け、「ここしかない!」と思ってCASIOを志望しました。
実際に入社してみて感じたこととしては、モノで溢れかえっている今の世の中で、上記の志を実現することは簡単ではない一方で、社内でアイデアを出し合い、なんとか形にしようという機会が用意されているので、良い経験を積めていると感じています。
――アプリを開発する上で大切にしていることを教えてください。
「ユーザーが良い気持ちで使うことができるものを作りたい」という思いを大事にしています。そのために、自分たちが作りたいように作るのではなく、前もって細かく決めた想定ユーザーがアプリに触れた時にどう思うかを第一に考えています。そのため、企画やデザインの担当者に自分からユーザー視点の提案をすることもあります。
――チームや社内の雰囲気はどのような感じなのでしょうか?
入社して3年目であるため社内の雰囲気はわからない部分がありますが、年齢が離れていても優しく接してくださる人が多く、別の部署の方でもメールでアポをとって親身にアドバイスしていただけるので、良い雰囲気だと思っています。また、「わからないことは質問する」というルールがあるので、オンラインでも気軽に質問ができるよいチーム作りができているのだと思います。
年上の方に対しても、話し合いの段階で疑問を抱いた部分をお伝えすると、チーム全体でミスや改善点に気づけるということが多々あるので、自分が疑問を持ったら聞いてみることは大事だと思います。
――どのような人と一緒に働きたいと思いますか?
積極的にコミュニケーションが取れる人と一緒に働きたいと思っています。
何もかも聞くのもよくないけれど、何も言わないことも良くないと思います。「前の仕事終わりました!次何すれば良いですか?」と聞いてくれるような、しっかりと自分からアクションを起こしてくれる方と一緒に働きたいと思っています。
――どのような学生時代を過ごしていましたか?
バスケ部とバスケットのインカレサークルに入っていたので、大学生活前半はスポーツに打ち込んでいました。3年生、4年生はサークルで軽くスポーツをしつつ、研究室で研究に没頭していました。
――学生時代の就活スケジュールを教えてください。
私は就活をしていたときがちょうどコロナ禍だったため、面接などはオンラインのケースが多かったです。
研究室で研究をしながら、気が向いたら就活について調べるような状況だったのですが、修士1年生の2月に研究室の卒業生に来ていただき、就職先の説明伺ったときに初めて就活の時期だという実感を得ました。
――就活の時から、現在の職を希望していたのでしょうか?
研修室が医療、福祉系機器をテーマにした研究室に所属していたので、最初はなんとなく医療、福祉系の分野に携わることを考えていたのですが、意志が弱かった部分もあり、うまくいきませんでした。
そこで、自己分析をしっかりしたことで、CASIOにたどり着きました。自分自身の経験から、企業側に自分の思いを伝えたり、自分の強い思いを持って仕事をしたりするために自己分析はしっかりするべきだと思います。
――就職活動の軸を教えてください。
「機械系の分野に携わり、自分で企画して新しいものを作りたい」という思いがあったので、他の企業で生み出された類似品を安価に作るような会社ではなく、新しいものづくりをしているチャレンジングな企業を探しました。また、個人的に関東周辺で、就職活動を絞っていました。
――就職活動中に使用していた自己PRで工夫した点を教えてください。
自分の強い気持ちを全面に出すことを意識しました。志望動機の「なぜこの企業がよいのか」という部分で、相手を納得させる理由づけをすることが大事だと思います。自分の経験談をもとに、理由づけを工夫すると相手によい印象をもっていただけると思って自己PRを書きました。面接官は似たような話を沢山聞いていると思うので、自分だけのエピソードをいかに語れるかが大事だと思います。
――就職活動中に落ち込んだ時のメンタルの保ち方はありますか?
落ち込むことはあまりないのですが、「やばいな」と危機感を持つことはあります。就活において、最初は医療・福祉系の会社に10社ほど応募したのですが、8社がE Sで落ちてしまい、残りの2社も面接で熱意が感じられないというフィードバックをいただき、落ちてしまいました。
そこで応募した会社が全滅してしまい、危機感を抱きました。他の会社も大きな会社だとESが終わっていたので、「ここで足踏みしても意味がない」という思いで自己分析から始めました。その際には、短い期間で次の成功を掴むためにどうすれば良いか考えて取り組むことを意識しました。主観的になるとマイナスなことが頭によぎりやすいので、俯瞰してみることが大事だと思います。
――ご自身の強みが就活に活かされた瞬間を教えてください。
自分の感覚だと、俯瞰的にみる他者目線が強みだと思っています。面接の時に相手からどう見られるかを意識していたので、落ちてしまった時にどこに課題があったかについて早く気づくことができました。CASIOの面接を受けた時はコロナウイルスに感染してホテルで療養中だったので、普段と違う部屋でも良い印象を与える照明を考えたり、具合が悪いことが悟られないようカメラで表情を事前確認したりして、面接に臨みました。
――学生のうちにやっておいた方が良いことを教えてください。
1、2年生は遊んでおくべきだと思います。理系選考の人は3年生では、卒業に必要な必修単位をしっかり取っておくことで、4年生で行う研究にも集中することができるので、勉強が大事だと思っています。
4年生では研究に打ち込んでおくことで、自分の自信にもつながって、その研究が就活でも大きな武器になります。学生時代に研究してきたことが直接的に活きる機会は少ないですが、最新の機器への知見が深まったり、プログラミングの速度が上がったりと、間接的によい影響があるので、研究や勉強に力を入れて頑張ってください!
開催予定の『お仕事図鑑・先輩ロールモデル』オンラインイベント
(無料・学年問わず歓迎)
✅2026年1月14日(水) 15:00~15:50
【キリン】「生活に近い研究がしたかった」キリンで研究職として働く先輩にオンラインOB・OG訪問開催! #先輩ロールモデル
✅2026年1月19日(月) 16:00~16:50
【キリン】担当としての熱量が大切!「グッドエール」のブランドを担う先輩にオンラインOB・OG訪問開催! #先輩ロールモデル
取材:蒲生 杏奈(ガクラボメンバー)
執筆:亀谷 凪沙(ガクラボメンバー)
編集:学生の窓口編集部
取材協力:CASIO































