ハーバード大学のサマースクールってどんな雰囲気?実際に留学中の学生がレポート!

編集部:ろみ

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これから海外留学をする方、検討している方に向けて留学先のリアルな情報をお届けするマイナビ学生の窓口の『study abroad report』

今回はアメリカ・ハーバード大学のサマースクールに短期留学中の久保敷真唯さんから情報をレポートしていただきました。本記事では久保敷さんがどんな風に留学先を決めたのか?留学先の学校の様子や授業の雰囲気、生活スタイルや、持っていってよかったもの、留学してよかったことなどなど、タメになるリアルな内容をお届けします。

レポートしてくれるのはこの人

久保敷真唯さん

明治大学在学。アメリカ、マサチューセッツ州、ケンブリッジに滞在し、語学の向上と幅広い学びを得る目的でハーバード大学サマースクールに短期留学している。(2024年6月~8月)

Instagram:@zhenwei_flute

留学先を知ったきっかけ、留学を決めたタイミング

ー留学の目的・目標は何ですか?

語学の向上と幅広い学びを得る目的で留学を決めました。明治大学では商学部に在籍していますが、ハーバード大学のサマースクールでは、神経生物学と、人類学の授業を履修しています。専攻とは異なる神経生物学を学びたいと思った理由は、人の脳の構造や、脳のそれぞれの機能がどのように私たちの身体活動に関わっているのか興味があったからです。また人類学は、現在の専攻である商学に関連する、お金の分配に関連する授業内容であったため選択しました。

ーいつ、どうやって留学先を選んだのですか?

大学からの認定留学の案内を見て知り、1年生の11月ごろから具体的に留学費用や、留学先、期間などを考えるようになりました。

本当は1年間の交換留学行きたかったのですが、交換留学生として留学をしたいと思った時点で、すでに明治大学側の締め切りが終わっており…別の認定留学制度の場合は、自分で直接留学したい大学に応募ができたため、時間的にも余裕があり、そちらで留学することにしました。

認定留学を受け付けていたのが、イギリスのケンブリッジ大学と、アメリカのハーバード大学だったのですが、私はハーバード大学へ行くことにしました。

ハーバード大学の雰囲気ってどんな感じ?

授業の難易度に関して

私が履修している神経生物学と人類学の授業はとても難しく感じます。

神経生物学では、脳の特定の部分についての名称や、病名など、覚えることがたくさんあります。それぞれの単語を理解するのに時間がかかるうえ、授業内容を理解するのに何度も教科書やノートを見返す必要があるためとても根気が必要です。

人類学では、毎回の授業の前までに、指定された本を読むという課題が出されます。多いときは40頁以上読む必要があるので…正直とても大変です。

授業の雰囲気に関して

授業は日本よりもとても自由な雰囲気があると思います。分からない部分があれば、すぐに手を挙げて質問したり、自分の意見があるときはすぐに共有したりすることが認められているように感じます。

学校や食堂の雰囲気に関して

学校や食堂の建物は歴史を感じられる美しい造りで、とてもきれいに保たれています。食堂はAnnenbergという場所なのですが、窓のステンドグラスがとても美しく、夕暮れ時ではオレンジの光が中に差し込んでとても幻想的です。

留学先での生活について

1日の過ごし方~神経生物学の授業がある月・水曜日の場合~

1日の過ごし方~授業がない土日編~

滞在先の生活環境

ー住環境について詳しく教えてください。

私は寮の3階に住んでいます。ランドリーは寮の地下にあり、洗濯、乾燥をするのにそれぞれ1.5ドルづつかかります。洗濯に関して、現地で洗剤を購入すると大容量のものが多く困ったので、「ジェルボール」のような洗剤を日本から持って来ればよかったと思いました。シャワー室は各階に5か所ほどあります。

ー持って行って役立ったものは何ですか?

・水筒:寮内や大学のいたるところに給水所があるので、水をくんで飲めるので便利です。ペットボトルの水を買う必要がなくなり、エコなうえに節約にもなります。

・インスタントスープ:大学の食事はスープ類が少ないので、あったかいものを飲んでほっとしたいときに便利です。

・卓上クリーナー:勉強中に出た消しゴムのかすを掃除するときに便利です。

・ゴミ袋:現地で買うと高いので、持っていくことをおすすめします。

・ポケットティッシュ:アメリカで買うと高いうえに、肌触りも違うので持って行った方が良いと思います。

・ソフトパックティッシュ:こちらもアメリカで買うと高いです。日本で使い慣れたものを持っていくことをおすすめします。

・綿棒:日本から少しだけ持って行ったのですが、使い切ってしまったため、薬局で買ったところ4ドル程しました…。日本だと綿棒は安いので多めに持っていくとよいと思います。

ー大学までの移動はどんな手段を使っていますか?

寮から大学までは歩いて10分程度なので、徒歩で通っています。

ーネット環境を整えるためにどんなツールを使ったり対策をしていますか?

日本でahamoを使っていたのですが、アメリカに来てから2週間は月額料金はそのままで現地のネットにつなぐことができました。2週間目以降は、trifaというアプリでeSIMを契約しました。寮や、大学の敷地内ではWi-Fiが通っていて、通信速度も速いので、寮と大学の往復だけであれば現地でネットにつなぐ機会はないです。

ー生活で困ったことはどんなことですか?

今のところは特にありません。

ー生活で困ったとき相談する場所・人はいますか?(どんな人に相談していますか?)

それぞれの階に1人“proctor”と呼ばれるハーバード大学の学生が住んでいて、何かあるときはその人に相談することができます。

ー留学先で自分の身を守るために気を付けていたことはありますか?

私が滞在するハーバード大学(マサチューセッツ州ボストン近郊のケンブリッジ)周辺は学生街なので、比較的治安が良く、危険なエピソードは今のところありません。しかしながら、日常的に大金は持ち歩かないようにしたり、バッグの口をしっかり閉めたりするように注意はしています。

ー留学をして自分自身が一番変わったところはどんな点ですか?

全くの他人でも気さくに話すことができて、以前よりも人との距離感が近くなりました。また、目的を持って勉強することの大切さや、予習の大切さを学べました。

これから留学をする学生のみなさんに伝えたいこと

留学の一番のメリットは視野が広がることだと思います。様々な国から、高校生から社会人の人まで、たくさんの人に出会うことができます。自分よりも年齢が下の高校生がその分野にものすごく精通していたり、ご年配の方が熱心に授業を受けられたりしています。

そういう方たちに出会うと、人生にはたくさんの選択肢があって、その中でどの道を進むのか、自分で決めていく楽しさを見出せる気持ちになれています。留学に行こうか迷っている方はぜひ色々な機会やチャンスを使ってチャレンジしてほしいと思います。

文・写真:久保敷真唯
編集:マイナビ学生の窓口編集部 ろみ

編集部:ろみ

編集部:ろみ

学生時代はスペイン語専攻。南米アルゼンチンに留学していたラテン系関西人。好きなものは海外の音楽・映像鑑賞とお酒です。ママになり、最近は子供が寝た後に海外ドラマや韓流ドラマを見るのが息抜きです。素敵な言葉や音楽、映像などのコンテンツは、自分自身を助け、励まし、成長させてくれるものだと思います。読者のみなさんに素敵なコンテンツに出会える機会をたくさんお届けしたいという想いで仕事をしています。

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