【座談会】女性が活躍できる職場って、どんな職場!?「おおいた女性活躍推進事業者」表彰企業に、大学生が直撃してみた!

学生の窓口編集部

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3月に入り、いよいよ就職活動が本格化する季節を迎えました。これから就活生は自分に合う企業を選んでいきますが、女性が活躍できる職場かどうかもひとつの軸になることは間違いないでしょう。

そこで今回は、「女性活躍応援県おおいた」を掲げる大分県の中でも、「おおいた女性活躍推進事業者」として表彰された4社に集まっていただき、座談会を実施!女性が活躍できるお手本となるような企業でどのような取り組みが行われているのか、大分大学の学生2名がズバリ直撃してみました!

聞き手を担当するのは、左から、大分大学経済学部 社会イノベーションコース3年生の中屋敷和奏さんと江田竜太朗さん。

女性が活躍できる職場かどうかは企業選びにおいて重要な軸ですので、お話を伺うのが楽しみです!

今回は、令和6年度の「おおいた女性活躍推進事業者」として表彰された4社の皆さまにお集まりいただきました!「女性活躍応援県おおいた認証企業(おおいたキャリエール)」の中で特に優れた取り組みが、高い評価を受けているそうです!

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Theme1:「柔軟な働き方の支援」のために各社制度が充実!

本日はよろしくお願いいたします!大分県が紹介している各社の受賞理由を見てみると、「柔軟な働き方の支援」「社員への浸透に関する取り組み」「キャリア支援」が共通していますよね!

まずは「柔軟な働き方の支援」についてお伺いしたいのですが、どのような取り組みをされていますか?

ひとつは「リモートワークの推進」ですね!3次元設計データや各種書類などの作成業務はリモートでも対応できますので、結婚を機に県外に引っ越した社員も、退職せずに仕事を続けられています!次に、「アスリート社員の雇用」です。時短勤務や特別休暇の制度があり、競技と平行しながら働けるように支援しています!

当法人は介護事業所だけで22事業所あり、シフトの種類は多岐にわたるため、希望する時間帯に働きやすいのですが、育児短時間勤務や一部の事業所ではフレックスタイムを採用するなどして、柔軟な働き方の支援を加速させています!また、ノーリフトケアを掲げて最新の介護機器やICTをいち早く導入し、介護職の負担軽減を目指しています!

当社もリモートワークを推進しています!施工図や申請書類の作成などがリモートでの主な業務です!あとは、社員の生の声を反映できるように就業規則を毎年見直していて、子どもが小学3年生になるまで時短勤務を延長したり、子どもの行事に利用できる「子育て応援休暇」を設けたりしました!

コロナ禍をきっかけに働き方改革が進み、事務職を中心にリモートワークやフレックスタイムの活用が広がりました!フレックスタイムは育児短時間勤務者も活用でき、仕事と育児の両立を応援しています!

ライフステージに合わせ、無理なく働き続けられる制度が充実しているのは魅力的ですね!そもそも、どうして柔軟な働き方の支援に注力するようになったのでしょうか?

業種柄、女性社員が少ないことが長年の課題でした。女性社員の採用に向けて地域のイベントや高校生を対象とした就職説明会などに参加するようになり、その一環で働き方改革も行いました!

介護業界は人材不足が深刻ですが、やっぱり“きつい仕事”というイメージを持たれていて……。当法人では職員の7割が女性でして、女性中心の働き方改革を模索し実践を繰り返しています。その結果、女性のみならず誰でも負担なく働けるように、柔軟な働き方を支援したり、介護機器やICTを導入したりしています!

結婚を機に県外に引っ越すことになって退職を検討していた女性社員から相談があり、リモートワークを取り入れることになりました!当社は社長が働き方改革に熱心で、業界内でも先進的なんですよ!

もともとは「働きやすい職場づくり」を目標に掲げたことが始まりです!以来、リモートワークやフレックスタイム、男性の育休取得などを推進してきました!

課題に向き合い、早くから実行されてきたのですね!これらの取り組みによって、働きやすくなりましたか?

私自身も昨年秋までアスリート社員だったのですが、会社や先輩と話し合いながら競技にも打ち込めたのはありがたかったです!また、リモートワークやアスリート社員の雇用が定着したことで、これらに該当しない社員も働き方を気軽に相談できるようになったと感じています!実際、親を介護しなければならなくなった男性社員が働き方を調整した事例もありました!

介護機器を用いたノーリフトケアによって、身体的な負担が軽減され随分とラクになりました!記録システムやセンサー、情報共有の為のインカムなどの導入により業務に対する不安が減ったように思います。また、外部の公認心理師の先生に相談できるようになっているので、精神的にも安心ですね。それにより利用者様のケアにも余裕が生まれ、安心・安全な介護ができるようになり、結果として利用者さまの身体的・精神的な安心にもつながっています!

リモートワークを始めるきっかけになった女性社員が復職してくれて、私としても心強いですし、本人も「戻って来られてよかった!」と喜んでいます!それと、働き方改革の結果、男性社員も育休や産休を当たり前に取得する風土が根づいたのが良かったですね!

数年前までは8:00~17:00と働く時間が決まっていたので、「フレックスタイムのおかげで子育てやプライベートを両立できるようになった」という声をよく聞きます!

Theme2:社員の相互理解を促す「社員への浸透に関する取り組み」も実施!

現場の社員の方々が効果を実感されているのが、すごいなと思いました!制度が形骸化していない証ですね!

ただ、時短勤務を選んだり休暇を取ったりすると、他の人にしわ寄せがいってしまって社内がギスギスしたりしないものなのか気になります。続いては「社員への浸透に関する取り組み」についてお伺いしたいです!

さまざまな働き方や価値観を互いに理解できるよう、「アンコンシャス・バイアス」の撤廃を目的とした研修を全社員が受講しています!無意識のうちに思い込みや先入観があったかもしれないとの気づきが広がり、声かけの内容が変わりました。例えば、よく男性社員から「(女性は)危ないから(この仕事はしなくて)いいよ」と配慮してもらっていましたが、この研修の後からは「一緒にやってみよう」と言っていただけるようになり、うれしかったのを覚えています!

法人として決めた方向性を最終的にはユニット単位で細かく情報共有し、周知しています!加えて、認知症ケアや機器の使い方などにまつわる研修もユニット単位で受けられるので、お互い様の精神で不安を解消し合いながらチームワークを高められていると思います!

社員から自身もしくは配偶者の妊娠の報告を受けると、本人と上司、社長を交えて育休取得に向けた個人面談が行われます。今では育休取得が100%ですので、グループごとに補い合う関係が構築されています!

相互理解という意味では「ハラスメント」について学ぶ機会があります。日ごろから社内掲示板を活用したり、全従業員を対象に「ハラスメント防止講話」をやったり、社員への浸透に努めています。その講話を受けて私が驚いたのは、ハラスメントの中には例えばエアコンの温度を勝手に変えるだけで「エアハラ」に該当するかもしれないと教えられたことでした……。知らず知らずのうちにハラスメントに抵触していないか、見つめ直すようになりました!

相互理解が深まるように社員への浸透が徹底されているんですね!反対に、社員の立場から「こういう制度があったらいいのに」という提案はできるのでしょうか?

社長に直接提案できますよ!とても柔軟な考え方を持っている社長ですので!

直属の上司が親身になって相談に乗ってくれるので、提案しやすい雰囲気だと思います!

当社も提案しやすい会社だと思いますね!社長が常に各フロアを巡回していますので、何かあれば捕まえて相談するようにしています!

提案すれば受けたい研修も受講できるので、意見が通りやすい環境だと思います!

なるほどー!意見を言いやすい会社は働きやすそうだなと思いました!

社長やリーダーを担っている方が働きやすい職場づくりに本気であれば、その熱量は会社全体に浸透していくものなんですね!

Theme3:長く活躍してもらうための「キャリア支援」も見逃せない!

では3つ目のテーマとして「キャリア支援」について、具体的に教えてください!

事務職から技術職に転身した女性社員もいて、部署異動しやすいのが当社の特徴です!社員のキャリアを考えてくれているのを感じますね!アスリート社員の頃は仕事と練習を両立させてもらえていたので、引退後の仕事に対する不安が軽くなりました!

「キャリアパス」制度があり、半年に一度の面談で、上司と個々の目標を共有できます!しかし、介護は人と接する仕事ですので、設定した通りに進まないこともしばしば……。ですので、毎日ユニットリーダーに不安や疑問を相談し、その日のうちに解消しながら二人三脚でキャリアを積み重ねていけるような体制になっています!介護に関わる各種資格取得にかかる費用を補助してもらえる制度もありますよ!

年間を通じ、月に一度の頻度で外部講師を招いたキャリアアップ研修を実施しています。私は昨年受講しましたが、自分のなりたい姿に向かってさらに能力を伸ばしていけるんじゃないかと期待感を持てました!

当社では、各種階層別の研修に力を入れており、キャリア支援として、新入社員や入社2年目といった若手社員だけでなく、30歳や50歳の節目の年齢でもキャリア研修を提供しています!新入社員には、3年目以降の社員がメンターとしてついており、特に手厚いサポートを受けられます。この他、異動希望を含めた色々な意見を伝える自己申告制度や、キャリアについて話し合える機会があるからこそ、手を挙げれば夢がかないやすい職場です!

長く活躍してもらうための工夫が満載で、それぞれの会社が社員一人ひとりを大切にしているのが伝わってきました!最後に、就職活動を目前に控えている学生たちにメッセージをお願いできますでしょうか?

社会には、まだまだよく知らない仕事がたくさんあると思います。私も土木工事は力仕事ばかりと思っていましたが、施工管理は事務所での作業も多く、抱いていた印象との違いを感じました!視野を広げていろいろな業種を調べながら、自分に合う企業を探してみてください!

イメージに左右されないことも必要なのではないでしょうか。私も「介護職は大変」と思っていましたが、機器やICTなど技術の進化によって、かなり負担は軽減されています!業界の「今」を知ったうえで自分がやりたいことを明確にし、企業を見てほしいと思います!

会社のホームページや就職情報サイトの情報だけを鵜呑みにするのではなく、インターンシップや職場体験を活用しながら、現場の空気を肌で感じてほしいですね!

最近では、女性も活躍できるフィールドが着実に増えています。当社も昔は製造現場に女性はいませんでしたが、現在は女性社員が酒造りの奥深さや難しさを感じながら働いています!企業名だけでなくやりたい仕事を見つけるために積極的にインターンシップなどに参加してみてください。また企業訪問の際には”元気な挨拶”を意識することをお勧めします!

表彰企業4社は、誰もが自分らしく長く働ける環境を整えていた!

会社案内やホームページだけではわからない「働きやすい職場」の実態が知れて、すごく参考になりました!就職活動に取り組む際は、インターンシップや職場体験など現場の雰囲気を体感できるチャンスを積極的に活用していきたいです!

就職活動での企業選びの軸として「人間関係」や「社風」に重きを置いているのですが、女性活躍を推進している職場はどちらも良好のように感じました!

中屋敷さんがいったように、表彰された4社は女性に限定しているわけではなく、誰もが自分らしく長く働ける環境を整えていることがわかりました。結婚、出産・育児などでライフステージが大きく変わりやすい女性に寄り添う企業は、多様な働き方を認め、尊重しているのでしょう。

大分県の女性活躍推進事業について詳しくはこちら

昨年度の女性活躍推進企業の取材記事はこちら

過去の表彰企業

大分キヤノンマテリアル株式会社
株式会社センコー企画
三浦国土建設株式会社
伸和建設株式会社
大分信用金庫
鬼塚電気工事株式会社
株式会社トキハインダストリー
大分県信用組合
株式会社トキハ
社会福祉法人みのり村
大分キヤノン株式会社
株式会社大分銀行
社会福祉法人大分県社会福祉事業団
社会医療法人敬和会介護老人保健施設大分豊寿苑
社会福祉法人みずほ厚生センター
大分みらい信用金庫
株式会社古城
社会福祉法人庄内厚生館
太平洋セメント株式会社大分工場
社会福祉法人大分県福祉会
医療法人社団春日会黒木記念病院
株式会社日豊ケアサービス
国立大学法人大分大学
フンドーキン醬油株式会社
株式会社豊和銀行

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