京大生のまち探訪! 受験生時代を思い出せる!? 「大山崎町」に行ってきた #学窓ラボ
こんにちは、学窓ラボのふなっぴ(京大2年)です。学生ライター京都担当として、京都のあれこれをレポートしていきます!
京都府の市町村において、最小の面積である大山崎町。小さくても、自然はとても豊かであり、歴史のターニングポイントとなった場所もあります。そんな大山崎町に行ってきました。
大山崎町で行われているリアル謎解きゲームを解くために来たので、ところどころ謎解きの話が挟まります。ですが、謎解きを抜きにしても、大山崎町に何があるのかなど、大山崎町の魅力が伝わる記事になっていると思います。大山崎町での謎解きの様子及び大山崎町の雰囲気を知りたい人はぜひお読みください。
(概要はこちら/このリアル謎解きゲームは現在終了しています)
目次
・1、おしゃれなカフェ前で謎を解いた後は……、え? 大阪?
・2、 アサヒの影響がすごい離宮八幡宮
・3、美術館までの道が険しすぎる件
・4、ご褒美の景色を堪能! 大山崎瓦窯跡公園
1、おしゃれなカフェ前で謎を解いた後は……、え? 大阪?
JR山崎駅からスタート!
隣にデイリーヤマザキがあるのは山崎駅だから? それともたまたま?
1つ目の謎解きスポットは、駅の真ん前にあるcafe tabitabiです。
モーニングやランチをやっている店です。夏の時期はかき氷も取り扱っていました。 食事の時間としては中途半端すぎたので入りませんでしたが……。謎は簡単でした。早々と店前を去ります。お邪魔しました~

大山崎町に来たはずなのになんで目の前に大阪があるんだ〜?
答えは簡単。大山崎町は大阪と隣接しているからです。
ちなみに日本最古のモルトウイスキー蒸溜所である、サントリー山崎蒸溜所は名前に山崎と入っているにも関わらず、所在地は大阪府島本町です。なにこの某夢の国みたいな現象……。最寄り駅がJR山崎だからですかね。
この道のどこかに府境がある!
府境を越えながら「京都!大阪!京都!大阪!」とシャトルランができそうですね。まあしなかったんですけど。
2、アサヒの影響がすごい離宮八幡宮
2つ目の目的地は離宮八幡宮です。京都府八幡市にある石清水八幡宮の元社であると言われています。えごま油発祥の地と言われ、油の神様として親しまれています。
歴史ある神社に青々としたベンチが! 後述するアサヒグループの美術館がある影響だとは思いますが、もう少し周りの雰囲気になじむデザインにならなかったのでしょうか……。
自販機ドーン! 自販機って、普通こんなに神社にわかりやすく置かれてましたっけ?
菅原道真腰掛け石。看板があるから価値があるように見えますがなかったらただの石ですよね。皆さんはどうですか? 自分が座った場所が100年をゆうに超えて語り継がれるのは……。
謎は至ってシンプルでした。
3、美術館までの道が険しすぎる件
アサヒグループ大山崎山荘美術館が次の目的地なのですが、このときの私は知りませんでした。きつい勾配のある上り坂を汗水垂らしながら登らなければならないことを……。向日市と長岡京市の謎解きコースはほとんど平坦な道だったので、上り坂がある可能性が、頭からすっぽり抜け落ちていたのです。
険しい上り坂がある理由。それは、天王山のハイキングコースを通るからです。 天王山は羽柴(豊臣)秀吉と明智光秀が覇権をかけた山崎の戦いの舞台として知られています。
「夏は受験の天王山だ!」とか言われますが、その天王山は京都にあったのか。
上り坂をどうしても登りたくないという人は、阪急大山崎駅前とJR山崎駅前から美術館への無料送迎バスが数本出ているので利用してみては。
さっかみち〜
トンネル〜
く〜さ〜っぱら〜
……ここ一帯だけでさんぽの歌詞の一部が歌えるってすごくないですか? しかも順番通りですし。
トンネルと草っぱらの間にあった休憩所です。誰もいないのにクーラーがガンガンに効いています。エコ精神には反しますが、快適でした。
こちらが目的地の美術館です。入館料(大学生は500円)が必要だったので中には入りませんでした。
中に入らなくても謎は解けます。時間は多少かかりますが、意味がわかれば何ということはないです。
庭園は無料で見られます。先ほどの草っぱらも庭園の一部です。
大山崎町ならではのマンホール。乙訓エリアはどこも独自デザインのマンホールがあることがわかりました。
4、ご褒美の景色を堪能! 大山崎瓦窯跡公園
こちらが最後の目的地、大山崎瓦窯跡公園です。 平安京造営に必要な瓦を生産した遺跡であり、国の史跡として認定されているすごい場所です。
最後の謎解きスポットにふさわしい、見晴らしのいい場所です。
電車もきれいに撮れます。鉄道ファンには嬉しいスポット?
窯は複数あったようです。
近寄るとこんな感じ。遺構は地中に埋め戻して保護してあるとのこと。
謎はあることを真面目に勉強してさえいれば難なく解けます。小学生だとギリギリ厳しいかもしれません。
大山崎瓦窯跡公園の隣にあった公園です。
ベンチ、そんなに斜面の近くに置いたら危なくないか?
こちらの椅子ならば滑落の心配なし。
振り返ると登山口の案内が。さすがに登らんぞ!? ちなみに標高は約270 mで、阪急大山崎駅、JR山崎駅から山頂までは徒歩で約60分らしいです(参考:天王山ハイキングコースのご案内/大山崎町)
なんのスタートとゴールだ? この謎は解かずに帰ってきました。
4つの謎を結集させて解く問題は、なんだか理不尽でした。ヒントを使ったら答えはわかりましたが、正当法で解くやり方はわかりませんでした。文章はわかるのですが具体的にどうすればいいのかわからなかったという感じです。解き方の動画を載せてほしいと思いました。
所要時間は他の2コースと同様、約2時間でした。
謎解きはモヤモヤが残りましたが、大山崎町はいい場所でした。他2エリアと違って絶好の天気でしたが、暑すぎるくらいでしたね。ハイキングをしたいならばもう少し涼しくなってからのほうがいいかもしれません。大自然の中で深呼吸したい人はぜひ。
これより前に行った向日市の様子はこちら
⇒全国3位の小さい町が京都にあった!小さくても魅力は大きい「向日市」でウォーキング&謎解き
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文:ふなっぴ
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